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インプラント4本ブリッジとは?オールオン4との違いや治療の選び方を解説します

 公開日:2026/02/09
インプラント4本ブリッジとは?オールオン4との違いや治療の選び方を解説します

連続して複数の歯が欠損している場合、インプラント4本ブリッジによる治療が適応となる場合があります。また、インプラントとブリッジを組み合わせた治療法として、4本のインプラントですべての歯を支えるオールオン4という治療法があります。
この記事においては、インプラント4本ブリッジやオールオン4のそれぞれについて、特徴や違い、治療の選び方などを解説します。

松浦 明

監修歯科医師
松浦 明(歯科医師)

プロフィールをもっと見る
職場
医療法人 松栄会 まつうら歯科クリニック

出身大学
福岡歯科大学

経歴
1989年福岡歯科大学 卒業
1991年松浦明歯科医院 開院
2020年医療法人松栄会まつうら歯科 理事長就任

資格
厚生労働省認定研修指導医
日本口腔インプラント学会認定医
ICOI (国際インプラント学会)Fellowship認定医

所属学会
ICOI(国際口腔インプラント学会)
日本口腔インプラント学会
日本臨床歯科学会(SJCD) 福岡支部 理事
日本顎咬合学会 会員
日本臨床歯科CAD/CAM学会(JSCAD)会員

インプラント4本ブリッジとは

インプラント4本ブリッジとは

インプラント4本ブリッジとはどのような治療方法ですか?

インプラント4本ブリッジとは、2本のインプラントを埋め込み、それを支えにして4本分の連結したブリッジ(連結した人工歯の被せ物)を装着する補綴治療です。
一般的なインプラント治療は、1本のインプラントに対して1つの被せ物を行いますが、4本ブリッジを利用することで、少ない本数のインプラントで噛み合わせを整えることができます。
4本ブリッジによる治療は、インプラントによる安定感のある噛み心地を実現しながらも、インプラントの本数が少ないため、4本の歯にそれぞれインプラントを埋入するよりも費用負担や身体的な負担を抑えやすいというメリットがあります。

どのようなときに4本のインプラントで治療が行われますか?

インプラント4本ブリッジは、連続して4本の歯を失っている部位の噛み合わせを回復させるために行われる治療法です。
通常、ブリッジの治療は歯が1本または2本連続で欠損している場合に行うことが可能で、3本以上連続して歯を失っている場合は、ブリッジによる治療が行えません。
しかし、ブリッジを固定するためにインプラントを利用すれば、3本または4本の歯が連続して欠損している場合にも適応することが可能です。

4本のインプラントで何本の歯を補うことができますか?

一般的なインプラント治療の場合、1本のインプラントに1つの被せ物を行うため、4本のインプラントであれば4本の歯を補うことができます。
しかし、インプラントとブリッジを組み合わせる治療であれば、2本のインプラントで4本の歯を補うことができるため、合計8本まで歯を補うことができます。
さらにいえば、歯が欠損している状態によっては天然の歯とインプラントをブリッジの固定に利用できるため、理論上では4本ブリッジを4つ組み合わせ、16本の歯を補うことが可能です。
また、4本のインプラントで上顎または下顎全体の歯を補うオールオン4という治療法があり、この治療法を利用すれば前歯から親知らずを除く奥歯までの14本分を補うことができます。

インプラント4本ブリッジとオールオン4の違い

インプラント4本ブリッジとオールオン4の違い

オールオン4とはどのような治療ですか?

オールオン4は、4本または6本のインプラントで、上顎や下顎の歯全体にブリッジをかけて噛み合わせを回復させる治療法です。
上顎や下顎のすべての歯がない場合に利用することが可能で、少ない本数のインプラントで全体の歯を補うことができるため、経済的にも身体的にも負担が小さく、かつ安定感のある噛み心地を実現しやすいという特徴があります。

インプラント4本ブリッジとオールオン4の違いを教えてください

インプラント4本ブリッジは、4本の歯が連結しているブリッジを使用し、2本のインプラントで連続した4本の歯の欠損を補う治療です。4本の前歯を失ってしまった場合などに利用されるもので、ほかの歯が残っていても治療を行うことができます。

オールオン4は、4本のインプラントで上顎または下顎の歯全体を補う治療法です。すべての歯を4本のインプラントに被せることから、オールオン4という名称がつけられています。ただし、インプラントの本数は4本ではなく6本などで行われる場合もあります。
前歯から奥歯までのすべての歯がつながった人工歯を用いるため、歯が残っている場合には適応となりません。
上顎の歯の治療で顎骨の量が少ない場合、ザイゴマインプラントと呼ばれる、頬骨に固定するインプラントが使用されることもあります。

治療期間や費用の違いはありますか?

インプラント治療にかかる費用は、埋入するインプラントの本数に左右されやすいといえます。
4本ブリッジの場合はインプラントの本数が2本であるのに対し、オールオン4は4本または6本のインプラントを埋入するため、費用面はオールオン4の方が高くなりやすいでしょう。

治療期間については、埋入するインプラントの本数によってインプラントが顎骨に結合するまでの時間に大きな差が生じるものではないため、大きな差はありません。
ただし、オールオン4の場合はすべての歯に対する治療であり、インプラントが結合するまで待ってから歯を被せるという流れだと、それまでの期間、食事を噛むことができない状態になってしまうため、インプラントを埋入してすぐに仮歯を装着する即時荷重が行われるケースが多いといえます。
即時荷重は4本ブリッジの場合も利用可能なので、歯がない期間を作りたくない方は、即時荷重に対応している歯科医院での治療を受けるとよいでしょう。

耐久性やメンテナンス面の違いはありますか?

インプラント4本ブリッジとオールオン4は、どちらもインプラントとブリッジの組み合わせによる治療であり、耐久性やメンテナンス面に大きな違いはありません。

インプラント4本ブリッジのメリット・デメリットを教えてください

インプラント4本ブリッジは、少ないインプラントで4本の歯を補うことができるため、4本の歯をバラバラにインプラントにするよりも、費用面や身体面の負担を抑えて治療を行うことができる点がメリットです。
オールオン4との比較でいえば、ほかの歯が残っていても治療を行うことができるため、適応となる症例の範囲が広い点もメリットといえるでしょう。
インプラントとブリッジの利点を組み合わせた治療なので、しっかり噛みやすく、自然な見た目を実現しやすい点もメリットです。

一方のデメリットとしては、ブリッジはどうしても人工歯と歯茎の間に隙間ができてしまうため、この部分に汚れや細菌が蓄積されてインプラント周囲炎などのリスクにつながる点があります。
また、5本以上の連続した歯が欠損している場合はブリッジによる治療が行えないため、ほかの治療法を検討する必要があります。

オールオン4のメリット・デメリットを教えてください

オールオン4は、少ないインプラントで全体の歯を補えるため、すべての歯をインプラントにすることと比べると、大幅に費用や身体的な負担を抑えることができる点がメリットです。
前歯から奥歯までの噛み合わせを補う治療としてはオールオン4のほかにも総入れ歯がありますが、オールオン4インプラントを土台にしっかりと固定されているため、総入れ歯よりもしっかりと噛むことができます。
また、オールオン4は前歯から奥歯まで全体を補うため、理想的な口元の見た目を実現しやすい点もメリットといえるでしょう。

デメリットとしては、本数が少ないとはいえ複数本のインプラントを埋入するため、それなりの費用や身体への負担がかかる点や、基本的に歯が残っていない方を対象としているため、健康な歯が残っていても抜歯をする必要がある点が挙げられます。

治療方法の選び方のポイントがあれば教えてください

インプラント4本ブリッジとオールオン4は、歯の欠損状態によって適応が異なります。
連続した4本の歯が欠損している場合は4本ブリッジによる治療が適していますし、歯がほとんど残っていない場合はオールオン4が適しているといえます。
残っている歯が飛び石のように存在しているなど、どちらの治療が適しているか判断が難しいケースの場合は、残っている歯の状態や生活スタイルなどによっても適切な治療法が異なるため、歯科医師と相談して受ける治療をよく検討しましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

インプラント4本ブリッジとオールオン4は、どちらもインプラントとブリッジを組み合わせて行う治療です。どちらの治療法も、1本1本インプラントを埋入するよりも少ない本数で治療を行えるため、費用面や身体的な負担を抑えることができるというメリットがあります。
歯の欠損状態によって適切な治療が異なるため、どちらの治療が適切か判断がつかないという方は、まずは両方の治療法を取り扱う歯科医院を受診して、自分に合った治療法を相談してみるとよいでしょう。

この記事の監修歯科医師

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