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歯列矯正って痛そうだから無理!?痛みがでるタイミングと対処法をご紹介

 更新日:2023/03/27

「歯列矯正って痛みも心配」なんて声をよく耳にします。

歯列矯正をためらう要因に金銭的面や治療期間があがりますが、同様に痛みがネックになっている人も少なくないんです。

今回は気になる歯列矯正で伴う痛みのタイミングや改善方法などをご紹介します!

この記事の監修ドクター:
山本 拓 歯科医師(すずしろ歯科(東京都練馬区) 院長)

 やっぱり歯列矯正は痛いの?

個人差がありますが、ほとんどの人が痛みを感じるようです。

ただ、痛くてなににも手がつかない!ここまで痛いなら、矯正をやめてしましたい!などと思う人はほとんどいらっしゃいませんのでご安心ください。

通常、矯正をつけた翌日から鈍い痛みを感じ、1週間程度で気にならなくなると言われています。

中には装着後数時間で痛みを感じる人や1週間以上気になる場合もあり、期間の面でも人によって異なると言えます。

 こういうときに痛みを感じるかも

どんなときに痛みを覚えるのか、知っていれば心配ありませんよね。痛みが発生しやすいタイミングをお教えします。

矯正器具を装着したとき

歯列矯正の器具を装着する瞬間に痛みを感じる場合があります。

ただ、この痛みは一過性のものであり、すぐ納まるので一瞬だけ我慢できれば大丈夫です。

また、歯列矯正は調整を何度となくおこないますが、この痛みはその都度でるものです。

初めてでも、数回目でもすぐ納まるジャンルのものなので心配はありません。

歯が動くとき

歯列矯正において最も痛みを感じる人が多いものです。冒頭にも挙げたように翌日から1週間後あたりにピークを迎え、以降はほとんど引きます。

そもそも歯が動こかすことが歯列矯正の根本の目的です。この痛みは器具が歯に作用しているという指標ともなります!

抜歯したとき

全ての人ではありませんが、歯列矯正の効果を発揮させるために抜歯をおこなう人がいます。

萌え換わりを経験している人であれば分かるように、歯を抜くのですから当然痛みを伴います。

抜く際は麻酔を使用するので「麻酔が切れてきた、痛い!」となることがほとんどです。

抜かれる歯の種類は乳歯・永久歯・親知らずと邪魔になるものであればどんなものでも対象です。大抵、この3つの場合処方された薬を正しく飲めば問題ありせん。

過剰歯という歯茎に埋まって生えてこないものの場合、歯茎を切除、削るなどの施術をします。

歯茎の傷が大きい、骨まで削ったなどの場合は頬の腫れも発生しますが、他の歯と同様に痛み止めの服用で痛みが軽減します。

食事をしているとき

器具を装着した直後で別の痛みがある場合にでるものです。租借が別の痛みを助長させ、強く感じるようです。

別の痛みが引けば納まるものなので時間が解決してくれます!

装置の接触による口内炎や頬を噛んでしまう痛み

本来、口の中にないはずのものがあるので違和感を覚えるのは当然です。ついつい舌で触る、頬越しに撫でると傷・口内炎ができてしまいます。

心地悪さは日に日に納まるので特に気にしなくても大丈夫ですが、防げるものなので気をつけて生活しましょう!

 痛みを緩和させる方法

痛くなるタイミングは分かったけど、気をつけていても痛いものは痛い!そんなときも大丈夫、対処法があります。

自宅でできるものから、歯科医師に施術してもらうもの、分けてご案内します。

自宅でもできること

 痛み止めの服用

一番手っ取り早い方法です。特に処方されたものに関しては必ず飲み切りましょう。

抜歯をおこなった場合などに抗生物質も処方されます。菌を防ぎ、口の中の傷をいち早く治す上でマストになりますので、特に飲み忘れに注意しましょう。

薬が処方されなかった場合は市販のものを飲むのもおすすめです。長く無理なく矯正器具と付き合っていくためにも薬に頼ることは賢い方法です。

ただ、痛み止めの作用に歯の動きを止めてしまうものがあるので、痛みを覚えていないときにむやみに服用するのはやめましょう。

 うがい

食塩の入った水でうがいをすると痛みを和らげることができます。痛み止めなどと並行して取り入れてみましょう。

 マッサージ

電動歯ブラシなどで歯茎・根本部分を優しく刺激します。

歯列矯正の痛みの原因に血行不良の場合もあり、電動歯ブラシのマッサージで改善する場合があります。

 食事改善

まれではありますが、食べるのも嫌!というときはヨーグルトや具の入っていないスープなどを摂ってみてください。

少し慣れてきて、食欲もあるようなら雑炊やうどん、スムージーもおすすめです。

また、口内炎が酷いときはビタミンB2、ビタミンB6が摂れるレバー類を取り入れると早く治ります。

 歯医者でしてもらうこと

 ワックスを出してもらう

矯正器具をカバーし口内炎などへの刺激を和らげます。市販されているものもあるので、そちらを利用しても良いでしょう。

 ソフトプレート(ソフトウエハース)を出してもらう

歯列に合わせた形状のプレートです。痛みを感じたときに10回程度噛むことで8割程度の人に効果がでるようです。

 高周波治療

高い周波数の電波を当てることで細胞に変化をもたらし、自然治癒力が高まることで結果的に痛みが押さえられます。

もともとは整形科、耳鼻科で用いられていた治療法ですが、歯科分野でも効果を発揮するとしてここ数年で扱う歯医者が増えてきました。

また、歯の移動スピードが早まる効果も期待できます。

 レーザー治療

高周波治療と同じ効果を発揮し、自然治癒力の向上で口内炎などが改善されます。また、レーザー治療でも歯の移動スピードがあがる報告もあります。

 それでも我慢できないとき

以上で挙げた方法を試しみても痛みが引かないときは、矯正器具の歪みが原因かもしれません!

放置すると口の中が荒れたり、正しく矯正がおこなわれなかったりしてしまいます。

一向に改善しない場合は、自分で修正することはできないので速やかに医師に相談しましょう。

 間違った知識が歯列矯正の成長を妨げています

ご存じの方も多いかと思いますが、日本は海外に比べて歯列矯正の普及率が極めて低いです。

昔から八重歯がかわいらしさの一部だったり、体そのものに手を加えることに抵抗があったりする国民性が原因だと考えられています。

しかし、日本臨床矯正歯科医会の発表では自信の歯並びに自信があると答えたのは24%程度。

4人のうち3人は自分の歯並びに満足していないという結果になりました。ではなぜ歯列矯正が浸透しないのでしょう。


出典:MIENAI矯正システム

20代・30代の女性を対象に行われたアンケートの結果です。

約80%以上の方が気にかけている費用面、期間が次いで37%。20%が問題視する3位の見た目に次いで、大差なく痛みへの懸念が4位にランクイン。

185人の方が痛みを原因に治療をためらっています。

ただお話した通り、痛みは我慢できる程度のもので、改善方法がいくつもある現代に少し残念な結果ですね。

 まとめ

約9割の人が歯列矯正の痛みを感じると言われています。数字だけを見ると治療をためらってしまうのも分かります。

ただ、歯列矯正を中断する人はほとんどおらず、みなさん納得のいくまで治療をすすめます。

美しい歯並びになりたい!という思いが強いともとれますが、痛みが気にならなくなることが1番の理由です。

今回挙げた例など、今では痛みを緩和させる治療まであるので、ぜひ興味がある方は歯列矯正にトライしてみてください!

山本 拓 歯科医師 すずしろ歯科 院長監修ドクターのコメント

実を言うと、私自身も歯列矯正を受けていたことがあります。小学生のころ、歯医者さんに「国際社会で活躍するために歯並びはとても大切だ!」と力説していただき、自宅から離れた矯正歯科まで通院を始めました。当時は、目立つ銀のワイヤーや痛みに苦しめられましたが、治療が終わり、歯並びを気にせず思い切り笑えるようになったときの感動は生涯忘れないと思います。確かに、矯正治療の最中は食事の面やメンテナンスなどで苦労をすることもあります。しかし、最近の歯科矯正は痛みも少なくすませられるようになりましたし、セラミックブラケットなど目立たない器具も増えています。お悩みの方は、まずカウンセリングを受けるなどしてみてはいかがでしょうか。

 

監修ドクター:山本 拓 歯科医師 すずしろ歯科 院長

 歯列矯正でおすすめの歯医者さん 関東編

すずしろ歯科

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住所 東京都練馬区中村北1丁目10-12
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休診日 木曜日・日曜日・祝日
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