自宅で簡単にケアできるホームホワイトニング
ホワイトニングを含め日本の歯のケアは欧米に比べ、遅れているといわれています。そんな日本のデンタルケア事情ですが、最近はホワイトニングについて注目されてきています。ホームホワイトニングを行うためのキットが充実し、歯医者さんで行うオフィスホワイトニングなど、以前よりホワイトニングに関する話題を目にする機会も増えてきています。そんななかでも今回はお家でできるホームホワイトニングについて、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
領木崇人 歯科医師 箕面おとなこども歯科 院長
目次 -INDEX-
初めてのホワイトニング
歯のホワイトニングとは、歯を白くしていくことです。歯の色は、歯についた汚れだけではなく、加齢、食生活、遺伝などによっても、内部から黄ばみが進行していきます。また、日本人の歯は欧米人に比べて、元々黄色味がかった傾向にあります。そのため、単純に歯磨きだけでは歯を白くしていくことは難しいです。そこでホワイトニングの出番です。
歯医者さんで行うオフィスホワイトニングは、歯の黄ばみを分解する薬剤が使えるため、元々歯が持っている以上の白さの変化を実感できます。
ホームホワイトニングは、自宅で手軽にホワイトニングを行うことができます。オフィスホワイトニングよりも費用が安価に抑えられます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを比較しつつ、ホームホワイトニングについて説明していきます。
オフィスホワイトニングの特徴
オフィスホワイトニングは歯医者さんに行って、行う必要があります。薬事法によって個人では使うことができない薬剤を用いてのホワイトニングが可能なので、1回行うだけで目で見てわかる効果が期待できます。1回にかかる時間は30分~1時間程度のところが多いようです。費用は、約10000円~50000円程度。1回通ったら終わりというわけではなく、白さを保つためには、3ヶ月~半年ごとに定期的に通う必要があります。最近は定額制など、さまざまな料金プランがあるところもあるようです。
オフィスホワイトニングのメリットとデメリット
メリット
・1回の通院で、短時間で目に見えて白くなることが実感できる
・プロによる施術
・医療機関のみが使える薬剤や、設備を用いたホワイトニングが可能
デメリット
・費用が高め
・通院する必要がある
ホームホワイトニングの特徴
ホームホワイトニングは、自宅で簡単にキットを用いてホワイトニングを行えます。ホワイトニング用のキットは、マウスピースとホワイトニング用のジェルが含まれ、審美歯科で購入することができます。ドラッグストアなどで売っている市販のジェルもありますが、歯科で売っているものの方がより高い効果が望めます。
マウスピースは自分の歯形にあったものを歯医者さんに作成してもらうとより良い効果が望めるでしょう。作成したマウスピースに、ホワイトニング用のジェルを入れ、自宅で数十分から数時間程度装着します。できるだけ毎日行うことで早く結果を出すことができます。ジェルの濃度も、なりたい色やお口の中の状態に合わせて数種類から選ぶことができます。費用としては初回が30000円程度で、その後は5000円程度のところが多いようです。
ホームホワイトニングのメリットとデメリット
メリット
・通院は最初の1回でその後は自宅で好きなタイミングでホワイトニングができる
・費用は初回にマウスピースを作成することでかかりますが、以降はホワイトニング剤の費用のみとなるので、比較的安価となる
・自分でどこまで白くしたいかのコントロールが可能
・比較的長持ちする(1~2年)
デメリット
・自分でケアを行わなければならないため、手間がかかる
・効果が出るまで2週間程度かかる上、つづけて行う必要がある
ホームホワイトニングの手順
一般的なホームホワイトニングの手順を説明します。
歯医者さんで行うこと
最初にホワイトニングジェルとマウスピース購入のために歯科に行く必要があります。
行うことは以下です。
1.お口の中全体をチェックし、クリーニングを行います。
(着色や歯石などを除去します)
2.虫歯があると痛みが出てしまうため、必要に応じてレントゲンなどを用いて虫歯がないかチェックします。
3.ホワイトニング前の色を確認するため、お口の中の写真を撮ります。
4.歯型を取りマウスピースを作成します。
通常、3~4日で出来上がるようです。
5.マウスピースをあわせて、痛い所がないかなどを確認します。
6.マウスピースとジェルを受け取り、使い方の説明を受けて完了です。
自宅で行うこと
おうちでの日々のホワイトニングの手順は以下です。
1.まず、きれいに歯磨きをします。
2.マウスピースにジェルを米粒大の量だけ入れ、歯に装着します。
ジェルがあふれた場合は、ティッシュでふき取ります。1日1回2時間を目安に装着します。
マウスピース装着中、飲食喫煙はせず、強く噛むことも避けてください。
3.2時間後、マウスピースを外し、口を良くすすぎ、歯を磨きます。
マウスピースは流水で良く洗い、ジェルが残る場合は、歯ブラシでやさしく洗います。
ホームホワイトニングの注意点
ホームホワイトニングの注意点は2つです。
1.ホワイトニング実施中の飲食
ホワイトニング実施後、30分~1時間程度は飲食しないことです。特に、ホワイトニング期間中は、喫煙、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの着色の原因となる飲食や、着色性の強い飲食物は、十分な効果が得られなくなってしまうため、避けることが重要です。
2.ホワイトニングの時間や回数を守ること
最も気をつけることは、歯医者さんで指示されたホワイトニングの回数や時間をしっかり守ることです。ホームホワイトニングの指導の際、医師から1日のホワイトニングの回数や時間について説明があると思います。この回数と時間を守らず、勝手に回数や時間を変えて実施すると、知覚過敏の原因となってしまうことがあります。説明された通りの時間と回数を守ることが、白くて美しい歯を手に入れる何よりの近道です。
ホームホワイトニングで手軽に白い歯をキープ
段々一般的になりつつあり、検討している方も多い歯のホワイトニングですが、手軽に始めるならまずはホームホワイトニングがおススメです。自宅でケアできるので、比較的安価で済む上、歯医者さんに行く回数も少なく抑えられるのがポイントです。また、どれだけ続けるかで白さを自分でコントロールできるのも魅力です。薬剤も種類が豊富にあり、濃度なども選べるので、いくつか試して自分に合ったものを選べるのもうれしいポイントです。
歯医者さんで行うオフィスホワイトニングと組み合わせると、さらに高い効果を持続させることができるので、歯医者さんと相談しながらうまく組み合わせて、効果を上げていくことも可能です。
歯が白くなることは、見た目の印象に思った以上に影響を与えます。若々しく清潔感がアップします。人に会うことや人前に立つことが多い方などには、とてもおススメな歯のホワイトニング、試してみてはいかがでしょうか。
そこで、ホワイトニングを行う事で、歯の本来の白くて美しい色をとりもどす需要が高まってきているのです。歯が白くなったことで、笑顔に自信が持てるようになった、性格がポジティブになった、写真を撮るのが好きになったといった意見もよく頂きます。最近は、うつ病等の神経内科的疾患のある患者さんにもホワイトニングを行うことで患者さんの行動が積極的になった、笑顔が増えるようになった、といった症例の報告もされています。
当院で採用している新しいホワイトニングシステムには、歯を白くするだけでなく、歯の表面をコーティングし、歯を強くし、歯周病や虫歯になりにくくなるといった作用があります。従来のものと比べ、より歯が白く綺麗になる、ホワイトニング中の歯の浸みる副作用がほとんど無い、歯の表面がツルツルになるといった効果を、日々、当院の患者さんには感じて頂いています。
一度、その効果を体感されてはいかがでしょうか。
監修ドクター:領木 崇人 歯科医師 箕面おとなこども歯科 院長
ホワイトニング治療でおすすめの歯医者さん 近畿編
箕面おとなこども歯科
出典:http://www.mino-dental.jp/
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