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訪問歯科医院の選び方のポイントは?訪問歯科診療のメリットや診療の流れも解説!

 更新日:2024/01/09
訪問歯科医院の選び方のポイントは?訪問歯科診療のメリットや診療の流れも解説!

むし歯治療や歯周病治療は、歯科医院でしか受けられないわけではありません。訪問歯科診療という公的なサービスを利用すれば、自宅にいてもさまざまな歯科治療を受けられます。
歯科医師や歯科衛生士に自宅まで来てもらうのは敷居が高いと感じる方もしるかもしれませんが、訪問歯科診療の対象となっている方の場合は積極的に利用していくことをおすすめします。ここでは、そんな訪問歯科医院の選び方のポイントや利用するメリット、診療の流れなどを詳しく解説します。

芳賀 浩昭

監修歯科医師
芳賀 浩昭(富士見台さくら歯科)

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1976年3月 宮城県仙台市生まれ
1994年3月 宮城県仙台第二高等学校卒業
2001年3月 東京医科歯科大学歯学部卒業
2005年3月 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了
2005年4月~ 東京医科歯科大学歯学部附属病院
国立成育医療研究センター
医療法人社団明翔会いしかわ歯科医院理事
2019年10月 富士見台さくら歯科開業
2021年5月 ホワイトエッセンス練馬富士見台オープン

訪問歯科診療とは

訪問歯科診療とは

はじめに、訪問歯科診療の基本事項から確認していきましょう。

訪問歯科診療の基礎知識

訪問歯科診療は、病気やケガが原因で寝たきりの状態となり、歯科医院への通院が困難となっている方が利用できる公的な医療サービスです。
患者さんが生活している自宅や入院先まで歯科医師やスタッフが訪問し、さまざまな歯科診療を提供します。後述する条件を満たしていれば誰でも利用することができますので、口腔に関する悩みがある場合は、訪問歯科診療に対応している近所の歯科医院に相談しましょう。

訪問歯科診療は、保険診療で受けることができます。歯科医師やスタッフの交通費・移動費を患者さんが負担する必要はありません。医療保険は1〜3割負担で、後期高齢者医療制度も適用されます。介護保険も1〜3割負担で、居宅療養管理指導費が適用されます。心身に障がいがあったり、生活保護を受けていたりする場合は、助成制度を利用することも可能です。

訪問歯科診療の対象者

訪問歯科診療の対象者は、近くの歯科医院への通院が困難な方です。
主に病気やケガで寝たきり状態となっている方が対象となります。身体的な障害だけでなく、精神的な障害を負っていて歯科医院への通院が困難な場合も訪問歯科診療の対象となる場合がありますので、該当する方は相談することをおすすめします。訪問歯科診療の対象者に年齢制限はありません

・自分で歯科医院に通院できない人
・病気やケガが原因で自宅療養している人
・何らかの障がいを持っている人
・老人ホーム等の施設入所者

訪問歯科診療の対象地域

訪問歯科診療の対象地域は、それぞれの歯科医院から半径16km圏内となっています。地図で確認してみるとかなり範囲が広いため、皆さんが住んでいる地域内でも訪問歯科診療に対応している歯科医院を探すのは難しくないでしょう。

訪問歯科診療のメリット

訪問歯科診療のメリット

次に、訪問歯科診療を受けるメリットについて説明します。

通院せずに治療を受けられる

訪問歯科診療では、歯科医院へ通院することなく歯科治療を受けることができます。これは通院が困難で、長年治療を受けられなかった方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
自宅や入院先に訪問してもらう日時も利用者の都合に合わせてくれるため、さまざまな負担を軽減できます。

生活環境に合わせたアドバイスが受けられる

訪問歯科診療の対象となる方は、病気で寝たきりになっているなど、生活スタイルや生活環境に特徴がある場合が多いです。そうした生活環境での口腔ケアや食事などは、本人はもちろんのこと、介護する方にもさまざまな困難がつきまとうものです。しかし、訪問歯科診療を担当している歯科医師や歯科衛生士であれば、それぞれの環境に合わせた適切なアドバイスをしてくれます。

介護者がケア方法を習える

訪問歯科診療では、口腔ケアを目的に利用することも可能です。寝たきりの方の口腔衛生状態は、全身の健康にまで深刻な悪影響を及ぼしかねないため、毎日、適切な方法でケアすることが大切です。訪問歯科診療なら介護者による適切なケア方法も習うことができます。

寝たきりの方は、食べ物を飲み込む力が衰えています。同時に、口腔衛生状態も悪くなりやすいことから、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクが高くなっている点に注意が必要です。近年は誤嚥性肺炎が原因で亡くなられる方も増えていることから、訪問歯科診療で口腔ケアを受けて、口腔衛生状態を良好に維持するよう努めましょう。摂食嚥下リハビリテーションを合わせて受けることで、食べ物を誤嚥するリスクも減らせます。

訪問歯科医院の選び方のポイント

訪問歯科医院の選び方のポイント

訪問歯科診療を任せる歯科医院は、次の3つのポイントに着目して選ぶと良いでしょう。

訪問歯科診療の経験が豊富である

訪問歯科診療は、現状でも知らない方が多い公的サービスですが、実は昭和の時代から始まっています。もうすでに半世紀以上が経過しているため、歯科医院の中には、利用者それぞれの生活環境や全身状態に合わせた歯科診療を提供するなど、訪問歯科診療の経験が豊富なところも多くあります。
訪問歯科診療について歯科医院に問い合わせる際に、これまでの経験なども確認すると良いでしょう。

訪問歯科診療のための機材が充実している

訪問歯科診療では、歯科医院で行っているほとんどの治療を実施することが可能です。ただし、そのための機材が整っていなければ、具体的な治療を行うことはできません。
ポータブルタイプの歯科ユニットやレントゲン装置などを取り揃えている歯科医院に依頼するといろいろな治療が受けられるでしょう。

急患の訪問歯科診療に対応している

訪問歯科診療の後には、症状が大きく変わる場合があります。もしくは、生活している中で口腔内にアクシデントが起こり、応急的な処置が必要となる場合もあるでしょう。そうしたトラブルの際に、急患の対応をしてくれる歯科医院であれば、患者さん本人だけでなく、家族や介護者も安心できるでしょう。

訪問歯科診療の流れ

訪問歯科診療の流れ

訪問歯科診療は、次のような流れで進行します。

問い合わせ

まずは自分が住んでいる地域で、訪問歯科診療に対応している歯科医院を探しましょう。
ホームページに記載されている連絡先に電話をかけて、訪問歯科診療の内容を問い合わせます。その際、利用者の口腔状態や生活環境の情報を伝える必要がありますので、あらかじめ整理しておくと良いでしょう。問い合わせの時点で訪問歯科診療にかかる費用や時間、受けられる治療の内容なども確認しておいた方が良いです。

訪問日時の決定

歯科医院の訪問歯科診療を受け入れる体制が整っている場合は、初回の訪問日時を決定します。
利用者の都合の良い日時を提示したうえで、歯科医院と相談しながら予約を入れます。電話での予約の場合は、訪問日時を忘れないようメモしておくようにしましょう。

初回訪問

初回訪問では、歯科医師と歯科衛生士が自宅や入院施設まで訪れ、患者さんや家族、介護者と話をします。続いて、口腔内の診察を行って問題点を調べ、必要となる歯科治療などを決定します。その時点で訪問歯科診療にかかる費用や治療期間などを伝えてくれます。
急性の症状などが現れている場合は、初回から治療をすることもあるでしょう。

インフォームドコンセント

訪問歯科診療では、歯科医院での歯科治療と同様、インフォームドコンセントを徹底します。口腔内の診察の結果と必要となる治療の説明をしっかりと行い、患者さんに納得してもらうためのプロセスです。この時に不安や疑問に感じることがあれば、遠慮せずに質問しましょう。
患者さんや家族が心から納得できる状態になったら、治療を開始します。多くのケースでは、次回の訪問診療の際に具体的な治療を施します。

治療当日

訪問歯科診療の当日は、歯科医師や歯科衛生士、歯科助手などが訪問し、むし歯治療などを実施します。初診時には各種保険証を提示する必要がありますので、事前に準備しておきましょう。
治療の際には、自宅のコンセントや洗面所を訪問歯科診療のスタッフが使用する場合があります。その点も踏まえたうえで準備しておくと良いです。

口腔ケア

訪問歯科診療での治療が一通り終わったら、口腔ケアに移ります。通院が困難な方は、手が不自由なことも多く、歯磨きを行いにくいのが現実です。その点を補うために、訪問歯科診療では口腔ケアにも力を入れます
食べ物を噛む、飲み込む機能が衰えている場合は、摂食嚥下リハビリテーションを実施することもあります。

定期検診

訪問歯科診療では、定期検診を受けることも可能です。1〜6ヵ月に1回の頻度で定期検診を受けることで、むし歯や歯周病を予防しやすくなるだけでなく、口腔内の異常も早期に発見できます。
ブラッシング指導を定期的に受けることで、患者さんや介護者の口腔ケアのスキルも向上していけるでしょう。

訪問歯科診療なら富士見台さくら歯科に相談を

ここまで、訪問歯科診療の基礎知識やメリット、訪問歯科診療を受ける歯科医院の選び方のポイントや訪問歯科診療の流れについて説明してきました。
最後に、訪問歯科診療の経験が豊富である富士見台さくら歯科の特徴を紹介します。

訪問歯科専門のスタッフが在籍

富士見台さくら歯科院長

富士見台さくら歯科には、訪問歯科専門のスタッフが在籍されています。特養ホームへの訪問診療など、豊富な訪問歯科診療の経験があるため、さまざまな生活環境や口腔の状態の患者さんに対応することができるといいます。義歯治療や嚥下評価、口腔ケアにも精通しているそうです。

歯科医院内と同じ水準の治療が可能

富士見台さくら歯科診察

富士見台さくら歯科では、持ち運び式のポータブル歯科ユニットとレントゲン装置など、訪問歯科診療用の設備が充実しています。そのため、患者さんの自宅や入院先であっても、歯科医院内と同じ水準の治療を提供することが可能だといいます。
むし歯や歯周病の治療、入れ歯の作成や調整、抜歯、ブリッジの作成、口腔ケアといった歯科診療を受けることができるそうです。

急患にも迅速に対応

富士見台さくら歯科では、月曜日から土曜日は、訪問歯科診療の急患にも対応されています。
口の中の異常に困っている患者さんに寄り添えるように、できる限り緊急の患者さんの訪問歯科診療の要請に応えることを徹底されているそうです。

中野区や杉並区周辺で訪問歯科診療を検討されている方は、富士見台さくら歯科にご相談してみてはいかがでしょうか。

富士見台さくら歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

西武池袋線 富士見台駅 徒歩3分

東京都中野区上鷺宮3丁目10-12

診療時間
9:00〜12:00
13:00〜18:00

▲…13:00〜15:00

この記事の監修歯科医師

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