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インプラントで後悔した理由は?虫歯や歯周病進行のリスク・インプラントのメリットについても解説

 更新日:2023/12/06
歯

インプラントはさまざまなメリットが存在し、失った歯を補うために選択する方が多い治療法です。しかしインプラント治療をして後悔してしまった、という話を聞いて治療を検討している方を多く見かけます。

そこで今回はインプラント治療で後悔した方の理由についてや、虫歯・歯周病の進行によるリスクなどについて解説していきます。インプラント治療を検討している方は是非参考にしてください。

三浦 洋一朗

監修歯科医師
三浦 洋一朗(洋デンタルオフィス広尾)

プロフィールをもっと見る
1997年
日本歯科大学新潟歯学部 卒業
1997~2000年
広尾デンタルクリニック勤務
2000~2003年
新橋四丁目歯科 院長
2003~2004年
日比谷デンタルクリニックフォレスト 院長
2005年
三浦デンタルオフィス 副院長
2008年
YO DENTAL OFFICE HIROO 院長

インプラントで後悔した理由は?

後悔理由
インプラント治療入れ歯・ブリッジと比べて審美性や満足度が高く、失った歯を補う治療法として選択する方は珍しくありません。
しかしインプラント治療中のアクシデントや、クリニック選びによってはインプラントを選択したことを後悔するケースが存在します。
インプラントは原則自由診療になるため治療費は全額負担です。後悔した理由を分析し、治療に納得した上で受けるかどうか決定しましょう。

術後に痛みが続いた

インプラント治療は頭蓋骨に存在する歯槽骨(しそうこつ)に、チタンでできた人工歯根と呼ばれるパーツを埋め込み定着させる必要があります。人工歯根を埋め込むためには歯の筋肉を切開し、骨に穴を開けるなどの手術が必要です。
手術中・手術後は麻酔などで痛みを感じませんが、麻酔が切れた後数日間は痛みが出てくる場合があります。術後に処方される痛み止めを使用し、痛みを和らげましょう。
しかし数日が経過した後も痛みが続く場合は、治療中にアクシデントが発生していた可能性があります。術後の痛みは、インプラント治療を後悔する理由の代表例です。

術後に感染症が発生した

インプラント治療は歯肉の切開や骨に穴を開ける必要があるため、術中及び術後の感染症には細心の注意を払います。術後に処方される抗生剤の飲み忘れや、手術中にインプラントを埋め込んだ箇所に細菌が入り込むと感染症の発生に繋がり危険です。
感染症として代表されるのはインプラント周囲炎ですが、インプラントの周囲は炎症の抵抗力が弱まってしまうため顎の骨が急速に衰えてしまいます。
本来であれば周囲炎を発症すると痛みが発生しますが、天然歯であれば感じられる痛みをインプラントでは感じとれません。そのため治療が遅くなってしまい、インプラント治療を後悔したと答えるケースが複数存在します。

人工歯が壊れてしまった

人工歯はセラミックジルコニア・金属などさまざまな素材から選択可能です。治療費や人工歯の硬度に違いが存在するため、補う箇所や目的によって素材を選択しましょう。
どの素材でも十分な硬度を持っていますが、歯ぎしりや歯を食いしばる頻度が高い場合割れてしまうケースがあります。睡眠中の歯ぎしりなどの負担を回避するためには、マウスピースを利用すると良いでしょう。

クリニック選びに失敗してしまった

インプラント治療はさまざまなクリニックで行われており、どのクリニックを選択するかは非常に重要です。インプラント治療の実績や設備の充実度に加え、執刀医の技術などを公式サイトや口コミなどで確認・検討を行いましょう。
インプラント治療は自費治療となるため、治療費は入れ歯・ブリッジと比べて高額です。後悔しない治療を受けるためには、クリニック選びも妥協しないようにしましょう。

虫歯や歯周病進行のリスクとは?

リスク
ここまではインプラント治療を選択し、後悔したケースについて解説してきました。インプラント治療虫歯・歯周病などで失った歯を補うための治療法です。
何らかの原因で歯が失われた場合はそのままにせず、クリニックで治療を受けましょう。歯を失う状態にある口内を放置しておくと、他の歯だけではなく体全体に悪影響を及ぼす可能性があるため非常に危険です。
ここからは歯を失う原因である虫歯・歯周病を放置することのリスクについて解説していきます。口内ケアの参考にしていただければ幸いです。

歯が失われる

虫歯は口内に繁殖している虫歯を引き起こす菌が、歯に対して酸を出し表面に存在するエナメル質を溶かすところから進行します。その後歯の神経まで進行してしまった場合、被せ物や抜歯といった治療が必要です。
歯周病は口臭や粘つきといった些細な変化から始まり、進行することで歯肉から血・膿などがでるようになります。細菌の感染によって歯周病は引き起こされますが、痛みのサインなどはある程度進行しないと気づかないため日頃から気を付けるようにしましょう。
歯周病を放置すると、歯周病になった歯肉の周囲にある健康な歯を支えられず歯を抜く原因になってしまいます。自覚症状が出たら速やかにクリニックに受診することが重要です。

全身に影響を及ぼす可能性がある

虫歯を発生させる菌が歯の神経に侵入し、奥深く入り込むと上顎洞(じょうがくどう)など顎の骨に悪影響を与えてしまいます。上顎洞に菌が入り込むと炎症が発症しやすくなり、頬の腫れや慢性副鼻腔炎に繋がるため速やかな治療が必要です。
歯周病は糖尿病との関連性が以前から指摘されていましたが、研究が進んだ結果、歯周病が悪化するとそれに比例し糖尿病も悪化するということが分かりました。
脳梗塞・心筋梗塞といった血管と深く関わりのある病気の発症率も、歯周病の場合高くなる傾向にあります。口内環境を正常にすることは他の病気の予防になるため、積極的にクリニックを受診しましょう。

インプラントのメリット

メリット
これまではインプラントをして後悔した理由や、虫歯・歯周病を放置することでのリスクについて解説してきました。ここからはインプラント治療を選択した場合のメリットについて解説していきます。
インプラント治療入れ歯・ブリッジと比べて独自のメリットが存在するため、保険が適応されない自費治療でもこの治療法が良いと選択されるケースの多い治療法です。
インプラント治療ではどのようなメリットがあるのか、クリニックに受診する前に把握しておくことで相談をスムーズに行えます。
どのような理由でインプラント治療を行いたいか、一度整理してみるのも治療法を決定する際に重要です。

歯を失っても天然歯と同じように噛める

歯を失った場合に選択できる治療法として、インプラント以外の選択肢に入れ歯・ブリッジが挙げられます。どちらも保険適応での治療が可能ですが、その反面噛む力は天然歯と比べて落ちてしまうのがデメリットです。
どの程度違和感があるかや噛む力の減少は個人によって異なり、一般的に入れ歯では天然歯に比べて3割から4割、ブリッジの場合6割程度まで減少するといわれています。
インプラントの場合天然歯と同じ感覚で噛むことができ、歯茎の状況は治療前とほぼ変わらないため味覚の変化も少ないです。
インプラントは天然歯に近い機能を維持できるため、天然歯と同じ生活を望む場合インプラントは効果のある選択肢といえるでしょう。

健康な歯への負担を軽減できる

インプラントは失った歯の部分に人工歯根を埋め込むため、治療の際や治療が完了した後、健康な周囲の歯に負担を掛けることはありません。
ブリッジは健康な歯を削って器具を装着する必要があり、入れ歯も金具で失った部分の歯を固定する必要があるため周囲の歯を痛めてしまいます
健康な歯の負担を減らしたい場合は、インプラントを選択すると良いでしょう。

寿命が長い

保険適応で使用した入れ歯は歯科用のプラスチックを採用しており、耐用年数は3年~5年です。ブリッジは7年~10年程度ですが、周囲の歯を削る関係上定期的なメンテナンスが必要となります。
インプラントは10年利用できるケースは全体の9割に及び、20年後の追跡調査でも同じ人工歯・人工歯根を採用しているケースも珍しくありません。
自宅での正しい口内ケアや定期的な検診が必要となりますが、インプラント治療の耐用年数の長さは入れ歯・ブリッジと比べてはるかに長いです。

インプラントで後悔しないクリニック選びのポイントは?

インプラント治療におけるメリットは他の治療と比較すると、独自のメリットが存在します。しかしデメリットも存在するため、治療の際は後悔しないクリニック選択が重要です。
ここからはインプラント治療を行う際のクリニック選びで、どういったポイントに重点を置くべきかについて解説していきます。
実際に足を運び、カウンセリングや雰囲気を知ることも重要です。しかし候補に挙がっているクリニック全てに足を運ぶのは現実的ではありません。
まずはクリニックのホームページなどを確認し、情報を収集してみましょう。

インプラント治療の実績をホームページなどで確認

インプラント治療の成否において重要となる要素の1つは、治療の実績です。人工歯根を埋め込む顎は骨の作りや神経の位置は個人差があるため、インプラント治療はCT写真や3Dスキャンなどの検査結果を元に行います。
これらの情報を元に治療を進め、無事に治療が成功したという実績はインプラント治療を受けるクリニック選びにおいて重要な要素です。
年間に何件インプラント治療を行っているか、開院後何件治療を行ったかというデータを掲載しているクリニックは数多く存在します。
実績の多いクリニックでの治療を検討している場合は、ホームページに実績が掲載されているか確認してみましょう。

インプラントのご相談なら洋デンタルオフィス広尾へ

院長
インプラント治療を検討している方や、インプラントについて相談したいけれどどこで行えばいいかわからないという方は、是非一度洋デンタルオフィス広尾にご相談してみてはいかがでしょう。

洋デンタルオフィス広尾は歯の治療だけではなく、噛み合わせ・顎関節症の治療も行っております。インプラント治療で抜けた歯を補うだけでなく、他の部分の不安を解消したい方は是非一度相談してみると良いでしょう。

インプラント治療は2,000件以上の実績を誇る

待合室
洋デンタルオフィス広尾のインプラント治療実績は2,000件以上(1998年~2021年時点)であり、長年の経験に加えて新しい治療法を積極的に取り入れているため常に進歩し続けているそうです。

また画一的な治療ではなく、一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療の提供を行っています。口の中だけでなく生活習慣や趣味まで考慮して、健康な生活を送る手助けをされているとのことです。

歯周病で骨が薄くなっても可能なペリオ・インプラントを行っている

歯周病にかかり骨が薄くなってしまい、インプラント治療を断られてしまうケースは珍しくありません。しかし洋デンタルオフィス広尾ではペリオ・インプラントと呼ばれるスウェーデン式のインプラント治療を採用していて、歯周病の方でもインプラント治療を受けることが可能だそうです。

詳しい治療方法に関しては、来院時のカウンセリングや、ホームページのインプラント治療から確認してみてはいかがでしょうか。

洋デンタルオフィス広尾の基本情報

アクセス・住所・診療時間

営団地下鉄日比谷線 広尾駅1番出口 徒歩3分

東京都港区南麻布5-14-14 HIROO23-1F

診療時間
10:00~13:00
14:30~18:00

■:15:00〜18:00
▲:10:00~15:00

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