鼻茸の症状や原因、治療方法とは?
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鼻茸の症状や原因、治療方法とは? 2018.07.31

鼻茸(読み方:はなたけ)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
蓑輪 仁 医師(みのわ耳鼻咽喉科 院長)

鼻茸とは

鼻茸(はなたけ)は、鼻の粘膜にできる肉質の増殖性病変で、鼻ポリープとも呼ばれます。

引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/19-耳、鼻、のどの病気/鼻と副鼻腔の病気/鼻茸(鼻ポリープ)

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
鼻の副鼻腔という空洞の中に炎症が起こっている状態を副鼻腔炎(=蓄膿症)といいますが、その空洞にある粘膜の炎症がひどくなり副鼻腔の外に出てくる状態を鼻茸といいます。

鼻茸の症状

空気の通り道の粘膜に出来ることが多いため、鼻づまりが発生しやすくなります。また、嗅覚障害が発生する場合もあります。子供に多い「後鼻孔ポリープ」は、のどの奥にまで垂れ下がり、呼吸困難になる場合もあるので、手術で摘出します。鼻茸は悪性の腫瘍ではないので、命にかかわることはありません。

引用:協愛病院
https://kyoai-clinic.jp/鼻茸(はなたけ)

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
症状は副鼻腔炎と同じで、初期症状の多くは「鼻水」「鼻づまり」「鼻水が喉に落ちる」などです。重症になると「ほっぺたが痛い」「おでこが痛い」などの症状も出てきます。
鼻茸が大きくなると、「鼻で呼吸が出来ない」「臭いがしない」など、生活に支障がでてきます。
鼻茸は良性のものがほとんどですが、まれに腫瘍性疾患の場合もありますので、痛みが伴う場合や急速に増大する場合は早めに精査を行う事をお勧めします。

鼻茸の原因

ポリープのできる主な原因は、ほおの下の骨の洞穴(上顎洞)や、目と鼻の間の洞穴(篩骨洞)などの粘膜が炎症を起こし、ポリープを作り、そのポリープが洞穴との交通路を伝って鼻の気道にでてきて、鼻の道すじを塞ぎ、鼻づまりを起こします。

引用:清水耳鼻咽喉科
http://www.shmz-ent.com/hanatake/index.html

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
副鼻腔炎が原因となることがほとんどです。そのため、黄色い鼻水や鼻づまりが長引いている方は放っておかず、一度は耳鼻科で検査(内視鏡検査、レントゲン検査)を受け、自分の鼻の状態を確認することが大切になります。
鼻茸が小さいうちに治療を行うことで、手術はせず薬物治療のみで改善できることもあります。

鼻茸の治療方法

薬物療法(保存的療法)

粘膜の炎症を抑えるため、内服や局所ステロイド薬を噴霧します。薬物療法でも小さくならない場合は手術により摘出します。
手術的療法
以前は鼻孔から細い針金を挿入し、締め付けて摘出しました。
最近では、鼻茸を細かく砕いて摘出する器具が開発されたため、数が多くても簡単に摘出が可能です。
引用:協愛病院
https://kyoai-clinic.jp/鼻茸(はなたけ)

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
手術の入院期間は病院によって異なります。
鼻茸の手術だけなら日帰りでも可能ですが、症状を根本改善するためには、副鼻腔炎(=蓄膿症)の手術を行ったほうがいいでしょう。
副鼻腔炎(蓄膿症)は入院手術が一般的で、局所麻酔、全身麻酔両方を選択できます。


この記事の監修ドクター

蓑輪 仁 医師
みのわ耳鼻咽喉科 院長

PROFILE

平成7年 東海大学医学部卒業
平成7年  東海大学医学部付属病院
平成10年 伊勢原協同病院耳鼻咽喉科
平成12年 山近記念総合病院耳鼻咽喉科医長
平成13年 新川医療グループ「新川クリニック」副院長
平成14年 新川医療グループ「新川さがみ野クリニック」院長
平成15年 新川医療グループ「新川新横浜クリニック」院長
平成16年  みのわ耳鼻咽喉科開院