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鼻出血の症状や原因、治療方法とは? 2018.07.09

鼻出血(読み:びしゅっけつ)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長

鼻出血とは

鼻の入り口付近には血管が集まっている部位があるため、粘膜が少し傷ついただけでも出血が起こります。しかし、鼻のかみすぎや打撲などもないのに鼻血が繰り返し起こるようなときは、血液や内臓の疾患の可能性もあります。

引用:タケダ健康サイト
http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=hanadi

中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長ドクターの解説
鼻出血とは一般的に「鼻血」と呼ばれる症状で、通常数分で止まります。鼻血は鼻の中の血管が何らかの原因により傷つき、鼻血となって出てきます。出血部位は、ほとんどが鼻の入り口から1~2cmの所からです。なお、発熱を伴う鼻出血があれば、血液の病気を疑うこともあります。

鼻出血の症状

鼻血は主に、左右の鼻をわけているしきり(鼻中隔)の粘膜から出ます。とくに、鼻の入り口から約1cm入ったところは、血管が網の目状になり表面に浮き出ているので、くり返し出血しやすい場所です。この場所はキ-ゼルバッハ部位と特別の名前がつけられています。
鼻出血は幼児期から小学校低学年にかけてよくみられます。何回もくりかえしたり、出血量が多かったりすると、夜間などはあわててしまい不安になりがちですが、ほとんどの鼻出血はたちの悪い病気ではありませんので、まず落ちつくことが大切です。

引用:日本耳鼻咽喉科学会
http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/hana4.html

中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長ドクターの解説
鼻から血が出ます。また上手く止血できない場合は、血が口に回ったり、目のほうに逆流したり、胃に溜まったりすることもあります。30分程度経っても自分で止められない場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

鼻出血の原因

鼻血は、鼻をかんだ時におきやすいのですが突然出ることもあります。アレルギ-性鼻炎や鼻の入り口に湿疹や炎症(鼻前庭炎)がある子どもは、鼻がかゆくていじるために鼻血が出やすくなります。鼻炎や副鼻腔炎による粘膜の炎症や、鼻中隔彎曲症、外傷なども鼻出血の原因になります。激しい鼻出血をくり返すときはまれですが、鼻の腫瘍のこともあります。
 顔面の外傷で鼻血が止まらない時は、はやく耳鼻咽喉科を受診してください。また、じわじわと続く鼻出血や、歯ぐきからも出血する場合、そして少しのことで皮膚に青あざができるような場合は、血液の病気も疑われますので、くわしい検査が必要です。

引用:日本耳鼻咽喉科学会
http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/hana4.html

鼻出血の検査法

前鼻鏡やファイバースコープによる出血部位の確認をします。血液検査によって止血機能の確認をし、レントゲンやCT等の画像による腫瘍性病変の除外・確認を必要とすることがあります。

引用:関西医科大学香里病院
http://www.kmu.ac.jp/kori/visit/search/sikkansyousai/d24-004.html

中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長ドクターの解説
鼻をかむことによって鼻血が出ることが多いです。子供の場合は指でいじって粘膜を傷つけて出血することがあります。あと、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の方は鼻血が出やすいです。この場合、原因となっている病気を治療する必要があります。
診断に関しては、鼻の手前から出る場合が90%程度なので、視診によって出血場所を特定できることが多いです。なお鼻の奥からの出血の場合は、ファイバースコープを用いて出血部位を確認します。また症状が重い方の場合、造影剤を使用し出血場所を確認する方法もあります。

鼻出血の治療方法

鼻(鼻翼)をつまんでうつむきかげんにします。安静にして血圧を落ち着かせます。
多くの出血はこれで止まりますが、それでも止血しない場合はガーゼを詰めたり、電気で出血部位を凝固止血します。
出血が多い場合は手術室で止血術をしたり、輸血が必要になることもあります。

引用:関西医科大学香里病院
http://www.kmu.ac.jp/kori/visit/search/sikkansyousai/d24-004.html

中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長ドクターの解説
鼻の中にガーゼやコットンを詰めて止血します。すぐに止まるようであれば、それで問題はありません。また、なかなか止まらない鼻血に対しては出血部位を電気凝固(レーザー治療)したり、手術したりすることもあります。そして、原因に応じてお薬を内服していただくこともあります。
もし鼻血が出てしばらくしても自身で止めることができなかった場合は、速やかに専門の医療機関(耳鼻咽喉科)を受診されるのが望ましいでしょう。


この記事の監修ドクター

中島 規幸 先生 なかじまクリニック 院長中島 規幸 先生
なかじまクリニック 院長

PROFILE

 ●経歴
2003年 昭和大学医学部 卒業
2003年 獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科 入局
2007年 獨協医科大学越谷病院耳鼻咽喉科 助教
2011年 東埼玉総合病院耳鼻咽喉科 医長
2014年 なかじまクリニック開院
2017年 医療法人三優会 なかじまクリニック 設立
●資格等
医学博士
日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医
身体障害者福祉法第15条指定医(聴覚障害、平衡機能障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害)
日本アレルギー学会 アレルギー専門医
日本医師会認定健康スポーツ医
●所属学会
日本耳鼻咽喉科学会
日本気管食道科学会
日本アレルギー学会
耳鼻咽喉科臨床学会
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会
日本めまい平衡医学会