子宮内膜炎の症状や原因、治療方法とは?
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子宮内膜炎の症状や原因、治療方法とは? 2018.07.22

子宮内膜炎(読み:しきゅうないまくえん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長

子宮内膜炎とは

子宮内膜部の炎症です。頑固な白色や黄色っぽいおりものが続き、腰痛や下腹部痛をともなう場合もあります。原因として性交ならびに月経時の感染によるものが多いようです。起因菌としては、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌等が主なものですが、最近はクラミジヤによるものが増加しています。放置すると上行感染を来たし卵管炎や骨盤腹膜炎の状態になり、若い人では不妊症の原因となるケースもあります。早期に適切な抗生物質を投与すれば、長引かずに治ります。異常を感じたら早めに産婦人科を受診することをお勧めします。

引用:吉田医院
http://www.yoshidacl.net/sikyunaimakuen/index.html

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
子宮内膜炎とは、子宮に何ら名の原因によって細菌が入り子宮内膜部に炎症が起きる病気です。通常、性交時や月経時に感染することが多いようです。あとは、生理用品のタンポンなどで起きることもありますので、正しい使い方(交換するタイミング等)を理解する必要があります。

子宮内膜炎の症状

①悪臭のある膿性のおりもの、褐色のおりものが続く。(膿性帯下)
②下腹部痛がある。
③月経時でもないのに、月経痛のような痛みがある。
④月経血が少なくなる。不正性器出血がある
⑤排便痛、排尿痛などがある。
⑥全身症状は乏しい

引用:えぞえクリニック
http://ezo-cl.jp/sick/494/

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
子宮内膜炎の症状
一般的には、
・下腹部の痛み
・おりもの異常(量が増える、悪臭等)
・不正出血
などです。

子宮内膜炎の原因

a)産褥性
胎盤、卵膜の遺残、子宮内処置によって子宮口からを通じて膣から上行性感染が起こり発症するものです。原因菌としては、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、腸球菌、嫌気性菌などが考えられます。
b)非産褥性
内膜生検、卵管造陰、IVD挿入などの子宮内処置後に生じる場合や性交渉により、いわゆるSTD(性感染症)としての淋菌やクラミジア感染に伴い発症する場合があります。また、腹膜炎から下行性に感染が内膜に波及する場合や頚癌、体癌、頚部円錐切除後など狭窄、閉要によって起こる場合もあります。

引用:渋谷ひろクリニック
http://www.hiro-clinic.net/pages/medical-treatment/gynecology/04.html

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
原因にはさまざまなものがあります。
・性感染症の淋菌やクラミジアなどに伴い発症する場合があります。
・タンポンなど生理用品によるもの。汚ないタンポンを月経時に挿入したり、長時間タンポンを着けた状態にした場合、細菌が子宮の中に入る恐れがあります。衛生的な使用を心がける必要があります。
・流産や人工中絶やお産の後。この時期は細菌感染が起きりやすくなっています。
・避妊器具(リング等)による細菌感染

子宮内膜炎の検査法

既往歴の聴取、子宮内容腋の培養による菌の検出、内診により子宮体部の圧痛の確認、経膣超音波検査による子宮内液体貯留に伴う内腔拡張、クラミジア感染の場合には血清価の測定等により診断が可能です。

引用:渋谷ひろクリニック
http://www.hiro-clinic.net/pages/medical-treatment/gynecology/04.html

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
診断方法ですが、医師による診察や超音波検査等を行います。

子宮内膜炎の治療方法

起炎菌が特定されている場合には、その菌に感受性のある抗生剤を使用します。起炎菌が特定されるまでの間は、通常、広域スペクトル(効果の範囲が広い)の抗生剤を使用します。また、消炎薬を併用することもあります。流産後や分娩後では子宮収縮薬を併用することで子宮内腔に残った組織の排出を促すこともあります。子宮瘤膿腫を形成している場合には、頸管を開大し、うみを排出する必要があります。

引用:えぞえクリニック
http://ezo-cl.jp/sick/494/

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
お薬は抗生剤を使用します。痛みに対しては鎮痛剤を使用します。
また、元々の原因を除去する必要があります。
例えば
・タンポンを使用しない
・避妊器具の取り外し
などです。
子宮内膜炎は子宮入口から細菌感染することが多いので、清潔にすることが予防につながります。生理用品は正しい使い方をしましょう。


この記事の監修ドクター

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長

PROFILE

【学歴・経歴】
ヴィアトール学園 洛星高等学校卒
京都大学医学部卒
京都大学医学部付属病院 研修医
国立京都病院 産科婦人科 医員
大阪府済生会野江病院 産婦人科 医員
京都大学大学院 医学研究科 外科系専攻器官外科学 婦人科学産科学(生殖内分泌研究室)
日本バプテスト病院 産婦人科 医員、医長、産婦人科部長、医務部長兼任
国立病院機構京都医療センター 産科婦人科 産科医長
医学博士
日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 周産期専門医(母体胎児)
母体保護法指定医
京都産婦人科医会 理事
近畿産科婦人科学会 母子保健部会 部会長
東山医師会 理事
【所属学会】
日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学会
日本産科婦人科遺伝診療学会
日本婦人科腫瘍学会
日本内分泌学会
日本女性医学学会
日本思春期学会
日本人類遺伝学会