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大人と子どもで方法が違う!出っ歯の歯列矯正の実際

上の前歯が下の歯より前に出てしまう噛み合わせである出っ歯は、幼少期からの生活習慣や家庭的な遺伝などから引き起こされるといわれています。

その見た目から、対人関係で自信をなくすこともあるため、歯列矯正を行うこともしばしば。

治療方法は子どもと大人で大きく違うため、年代に合った治療が必要です。出っ歯の歯列矯正の実際について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修歯科医師
米嶋 枝里香 (よねしま歯科・矯正歯科 副院長)


 

 出っ歯の形態とその原因


出っ歯で悩んでいる方は多いですが、出っ歯とは具体的に歯がどのような状態になっていることを指すのでしょうか。

 

出っ歯は上の前歯が前に出ている噛み合わせである

出っ歯は、その名の通り、上の前歯が前に出ている状態を指します。
しかし出っ歯にも様々なパターンがあり、歯の傾斜により上の前歯が前に突き出しているパターン、上あごの過度な成長によるパターン、下あごの成長が不十分なことによるパターン、口呼吸や指しゃぶり、下口唇を噛むなどのくせによって引き起こされるパターンなどがあります。

 

出っ歯の原因

それでは、なぜ出っ歯になる人とならない人がいるのでしょうか。原因を見ていきましょう。

 遺伝

家系的な遺伝から出っ歯になってしまうケースがあります。
こればかりは、いくら環境を整えても遺伝子が引き起こしてしまいます。

 生活習慣

幼少期からうまく呼吸が行えず、口呼吸の習慣を長く続けていることで、出っ歯になることがあります。
他にも、指をしゃぶるくせ、嚥下に問題があるなど、生活習慣により出っ歯を起こすことがあります。

 

出っ歯を続けているとどうなるか

出っ歯の状態が続くと、噛み合わせの不具合から、首や顎の筋肉が疲れ、肩こりや頭痛を引き起こしたり、その見た目から会話するときに自信をなくしたりして、対人関係を楽しめないといったことが起こります。

 

 出っ歯の歯列矯正


出っ歯の歯列矯正は、子どもと大人で治療法が大きく違います。

 

子どもの歯列矯正

子どもの出っ歯には主に、前歯だけが飛び出している場合、下あごが引っ込んでいる場合、上あごの骨格が前に出ている場合の3パターンあります。

 下あごが引っ込んでいる場合

FKOという、1日約10時間装置をお口の中に装着することで、顎(あご)の前後関係を調節していきます。長時間の装着が必要であるのと、また会話時に装置をつけていると話しづらいため、主に夜間就寝時に装着します。

 上あごの骨格が前に出ている場合

この場合には様々な治療法があり、六歳臼歯を後ろにずらした後、徐々に他の歯を下げていき整える方法、装置を使って歯列の幅を横に広げる方法、小臼歯を抜いてできたスペースに前歯をうつしていく方法などがあります。

 

大人の歯列矯正

大人の歯列矯正は、子どもと違い、骨格ができ上がってしまっているので、骨格を広げたりずらしたりということは行いません。
ではどのように治療するのでしょうか。

 小臼歯を抜く治療

骨格を動かすことはできないため、小臼歯という奥歯と前歯の中間の位置にある歯を抜き、そこにできたスペースへ前歯を入れ込んでいきます。
健康な歯を抜くことに抵抗がある人もいますが、出っ歯と噛み合わせの悪さが将来的に歯周病と虫歯を引き起こし、結果的に健康な歯が損なわれるリスクが高くなってしまうため、自分の歯の健康を維持するためにも数本の歯を抜くことが重要になってきます。
抜歯後、歯を移動させるときに使用する装置がマルチブラケット装置といわれるもので、一本ずつ歯に取り付けることで細かく奥へと歯を移動させることができます。
最近では歯と同じような色のマルチブラケット装置も開発されており、歯が見えた時に矯正しているのが目立ちにくくなるので安心です。

 

 出っ歯を矯正する方法とセラミックで治す方法

出っ歯の治療をする際、歯列矯正で治すのとセラミックでかぶせる方法の二択で迷ってしまうと思います。
どちらのほうが効果的なのでしょうか。両者を比較してみましょう。

 

セラミックでかぶせる場合

出っ歯になっている歯を削り、セラミックで整形していく方法は、治療期間も短く簡単で、歯の表面も綺麗になる一方、歯の向きが変わるだけで歯の根っこの位置はそのままなので、出っ歯があまり改善されません。
出っ歯になっている歯が1、2本の場合はセラミックによる効果を期待できるものの、前歯全体が出っ歯になっている場合は要検討。また、セラミックをかぶせる際、歯を削る段階で神経を抜いてしまうと、歯の寿命を短くしてしまいます。

 

歯列矯正で治す場合

セラミックで治す場合と比べて、歯も削らず歯の位置自体を矯正治療で理想的な位置へと動かしていくため、見た目が綺麗になります。
前歯だけでなく奥歯のかみ合わせも良くなるため、噛みあわせが原因で起こしていた慢性的な肩こりや頭痛などを解消する健康面でのメリットも考えられます。
他方、矯正治療は装置を装着した後、装置に慣れるまで違和感が1~2週間ほどあったり、装置によりお口の中に凸凹が増えることで虫歯のリスクが高まったりするので、歯磨きの時間を普段より長く要します。
また、矯正治療は2・3回で終わる治療ではありません。
そのため、出っ歯の歯が1、2本の場合はセラミックで対応する場合もあります。

 

治療費は歯列矯正の方が高い

治療費は、セラミックよりも歯列矯正の方が上回ります。
また短期間で完了するセラミックと比べて、歯列矯正の治療期間は数年単位と長いです。
コストと治療期間を含めて、どちらが自分に合っているか歯科医に相談しましょう。

 

 出っ歯を放置しておくデメリット

出っ歯のコンプレックスは、笑う時に口元を隠してしまうなど、対人関係における苦手意識を生みだします。
また、出っ歯を放置したまま自転車で転んだりすると、前歯が折れて歯の寿命に関わる神経を失うこともあるでしょう。
また、前歯に過度の衝撃が加わると歯と歯を支える骨が癒着し、治療が制限されて十分に出っ歯を治せなくなり、さらなる自信喪失へつながりかねません。

 

虫歯や歯周病のリスクが高まる

出っ歯だと、口が閉じづらく、口の中を清浄化する唾液が十分に循環できません。
そのため、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

 

口臭が気になるようになる

たまった食べかすは、口の中で嫌なにおいを発生させます。
通常は唾液が口の中を循環し、口臭を生じにくくさせていますが、出っ歯だと口が閉じづらく、口の中を清浄化する唾液が十分に循環できません。
その結果、口臭が発生しやすくなるのです。口臭を気にし始めると、自分になおのこと自信が持てなくなります。

 

 出っ歯の歯列矯正はメリット多数

出っ歯の歯列矯正は、歯を抜いて前歯を入れ込んだり、装置を長時間装着して顎の位置を整えたりと時間がかかりますが、その一方で、メリットはたくさんあります。
横顔が綺麗になる、健康面でいきいきとする、対人関係で自信を持てるなど、出っ歯のときには感じられなかったポジティブな面が見えてくるでしょう。
出っ歯の治療では年齢、出っ歯の種類、顎の形などを考慮して自分に合った治療法が決定されるため、治療期間が長くかかるものもあれば短期間で終了することもあります。
まずは歯医者でどのくらいの治療期間か、どのような方法をとるのかを確認しに行きましょう。

米嶋 枝里香 歯科医師 よねしま歯科・矯正歯科監修ドクターのコメント
矯正治療の目的は、必ずしも見た目だけとは限りません。
見た目はもちろんのこと、歯の機能を正しく維持すること、つまり「正しくかめること」「歯を長持ちさせること」も含まれます。
もし、歯並びの悪さが原因で歯を失うようなことになれば、それなりの治療が必要となるでしょう。
同じ費用をかけるのなら、「好ましい結果を残すこと」に取り組んでみませんか。
そのほうが、コストを上回る価値を手に入れられると信じています。
また、透明なマウスピース状の矯正器具など、治療していることがわかりづらい方法もご用意しています。
人生をより「価値のあるもの」とするためにも、歯並びのことでお悩みなら、遠慮なくご相談ください。
治療の有無にかかわらず、無料のカウンセリングだけでも歓迎いたします。
 
監修ドクター:米嶋 枝里香 歯科医師 よねしま歯科・矯正歯科



 

 歯列矯正でおすすめの矯正歯科 九州編


 

よねしま歯科・矯正歯科

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