東京国際大堀病院

・泌尿器科と婦人科の連携により適切な医療を提供

泌尿器科や婦人科だけでなく、これらの診療科の境界領域ともいえる女性の泌尿器科の病気や不調についても力を入れている点が特徴です。各科の医師、とくに密接に関わりのある泌尿器科と婦人科の医師が協力することで、適切な医療を提供しています。なかでも、通常は骨盤内に収まっている子宮・膀胱・腸などが下がってきて、下腹部が膨らんだり、膣から臓器が出たりする「骨盤臓器脱」の手術については、両科の医師が一緒に行う体制を整えています。また、手術だけでなく診断の段階から両科が協力することで、よりクオリティの高い手術につながっていると考えています。

・ロボット支援手術で体への負担の少ない治療に努めています

東京国際大堀病院では、泌尿器科と婦人科でのロボット支援手術を積極的に取り入れています。泌尿器科では2019年4月の開院当初から、前立腺がん・前立腺肥大・尿路結石をはじめ幅広い疾患に対して行っており、婦人科では2020年4月から、子宮筋腫・子宮体がん・骨盤臓器脱の治療に対してロボット支援手術を導入しています。また、婦人科開設にともない、ロボット手術専門の施設を開設しました。こちらを整備することで、ロボット支援手術を一元管理でき、患者さんの手術待機期間をできる限り短くすることが可能となりました。
ロボット支援手術における患者さんのメリットとしては、個人差はありますが、身体への負担が少ない・入院期間が短く術後の痛みが少ない・術後の回復が早いなどがあげられます。また、2018年にロボット支援手術の保険適用となる範囲が拡大されたこともあり、今後ますます期待されるのではないでしょうか。

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