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乳首が痛い

乳首が痛い

乳首を触るとヒリヒリした痛みを感じる、何もしなくてもズキズキ痛む、服などが当たるとしこり感を自覚し違和感があるなどの状態を指します。

乳首が痛くなる原因として、乳がん、乳腺炎、乳腺症、乳頭炎/乳輪炎などが考えらえます。

乳がんは、乳腺組織にできる悪性腫瘍で、9割以上は女性に発症しますが、男性でも罹患することがあります。40代後半−60代後半に多く発症する傾向があり、女性ホルモンのエストロゲンが発症に関与していることが知られています。主な症状は乳房のしこりですが、乳首周囲にただれや分泌物が出現したり、痛みを伴ったりすることがあります。

乳腺炎は、乳腺に起こった炎症で、痛みや発赤、発熱などがよくみられる症状です。多くは産後の授乳期に起こり、母乳の不十分な排泄が乳管のうっ滞(流れが滞って詰まること)や閉塞をきたして乳腺炎を発症します。また、同時に細菌などに感染もしてしまうと感染性乳腺炎になることもあります。

乳腺症は、最も多い乳腺の良性疾患です。乳腺にしこりをつくるため乳がんと区別しにくい病気です。特徴として痛みを伴うことが多く、生理の前にしこりが増悪したり、痛みが強くなったりします。好発年齢は40代であり、確定診断されればほとんどの場合は治療が必要ありません。

乳頭炎/乳輪炎は、乳頭や乳輪付近のただれや湿疹の症状がみられます。乳頭や乳輪部分には多くの皮脂腺がありますが、皮脂分泌が少なくなることなどによって炎症が起こる病気です。細菌に感染すると化膿することがあります。まれに乳房パジェット病という病気の可能性もあるため、気になった際には受診した方が良いでしょう。

すぐに病院に行ったほうが良い「乳首が痛い」症状は?

  • 乳房にしこりがある、授乳期以外に乳汁分泌がある場合
  • 痛みや発疹、出血などがある場合

これらの場合は早めに医療機関を受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、産婦人科です。

問診、診察、血液検査、マンモグラフィ検査、超音波検査などを実施する可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

いつから症状があるのか、他にも気になる症状があるのかなどを医師に伝えましょう。

治療する場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

乳首が痛い症状の病気

関連する病気

  • 葉状腫瘍
  • 乳頭炎
  • 乳輪炎
  • 乳房パジェット病
  • 皮脂嚢胞
  • 乳管拡張症
  • 乳管周囲性乳腺炎
  • 肉下種性乳腺炎
  • 乳輪下膿瘍
  • 繊維腺腫
  • 授乳期腺腫
  • 蜂窩織炎
  • 接触性皮膚炎
  • アレルギー
  • 月経前症候群

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