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ワキガ・多汗治療とは

 更新日:2023/03/27

ワキガ・多汗治療とは

ワキガ・多汗治療とは、タンパク質や脂肪酸などを含む汗を分泌し体臭の原因となるアポクリン汗腺を除去・焼灼したり、あるいは薬剤による発汗抑制を行ったりする治療のことです。

治療方法は、ボツリヌス毒素の皮内注射、レーザーでの焼灼、外科手術での除去、塗り薬など、ワキガや多汗の度合いによってさまざまな方法が用いられます。

治療によって汗の量が減り、嫌なにおいの元を無くすことができます。

メリット

・外用薬から手術までさまざまな治療方法があり、効果、副作用、予算、ニーズに応じて選ぶことができる
・不快なにおいが軽減する
・服の汗染みが軽減する

デメリット/副作用

・ワキガ手術を行うと、他の部位の発汗が増加したと感じる場合もある
・除去手術は、体質によって傷跡が目立つことがある
・治療内容によっては高額である

治療期間

手術やレーザーによる治療の場合、多くの医院が日帰り手術を行います。手術時間は約1時間です。術後に経過の観察をして、問題がなければ治療は終了となります。

注射による治療の場合はさらに短時間で終了しますが、効果の持続は半年程度といわれています。

外用薬による治療の場合は、継続して塗り続ける必要があります。

費用相場

ワキガ治療は、基本的に保険適用が可能です。保険診療(3割負担)の場合の自己負担額は、施術内容によって料金が異なります。以下が目安となります。

・外用薬(エクロック®ゲル)では、1本(約14日間の使用量)で2千円程度

・ボツリヌス毒素の注射では、両側で2万円程度

・レーザー治療(ミラドライ)では、両側で20〜30万円程度

・外科手術では、両側で5万円程度

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師