40代以上の女性に多い「ばね指」になりやすい人の特徴・手術の流れ・費用の目安を医師が解説!
「ばね指」になりやすい人の特徴はご存じですか? ばね指の手術の流れや費用の目安についても、「よこやま整形外科 手とリウマチクリニック」の横山先生に解説していただきました。
監修医師:
横山 光輝(よこやま整形外科 手とリウマチクリニック)
編集部
ばね指の手術は、どのようなものですか?
横山先生
腱鞘が腫れて、腱の動きが悪くなる疾患なので、腱鞘を切り開く手術をおこないます。トンネルの屋根に切れ目を入れて広げるイメージです。痛みや傷に負担のかからない範囲であれば、翌日から指は使えるようになります。
編集部
入院は必要ですか?
横山先生
いいえ。手術は局所麻酔をして5分程度で済むため、日帰りでの手術が可能です。なお、手術の傷を確認するために、手術翌日に受診していただきます。また、拘縮などで関節が硬い人はリハビリが必要なので、術後のリハビリに通っていただく場合もあります。
編集部
費用の目安についても教えてください。
横山先生
保険適用なので3割負担の場合、手術費用は指1本につき6000円程度です。そのほかに、痛み止めや抗生剤などの薬代がかかります。
編集部
どのように、ばね指と向き合えばいいのでしょうか?
横山先生
手をよく使う人や、更年期に差し掛かった人は、腱鞘炎やばね指になりやすいです。ほとんどの場合、痛みや動かしにくさから発症して、放置していると関節が硬まってしまいます。そうなる前に痛みや動かしにくさを感じた時点で、できるだけ早く整形外科に受診をしましょう。早期に対処することで、手術を避けることも可能になります。受診する際には、手や指を専門に治療している医療機関がおすすめです。
※この記事はMedical DOCにて【40代以上の女性必見! 「ばね指」の原因・なりやすい人の特徴・治療法を医師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。