勉強中のチョコ、いつ食べるのが効果的? 摂取量の目安を併せて管理栄養士が解説
勉強や仕事のちょっとした小休憩に、チョコレートを食べる方もいらっしゃるでしょう。実は、勉強しながらチョコレートを食べると集中力が落ちてしまう可能性もあるのです。チョコレートは脳を活性化させると言いますが、一体いつ食べるのが良いのでしょうか。管理栄養管理栄養士の三樹さんを取材しました。
※この記事はMedical DOCにて【「チョコレートが勉強にもたらす3つの効果」とは? 管理栄養士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
三樹 彩夏(管理栄養士)
編集部
チョコレートはいつ食べれば勉強に効果的なのでしょう?
三樹さん
消化吸収にかかる時間や血糖値の変動を考慮すると、勉強を始める30分〜1時間前、休憩中がベストです。勉強しながらチョコレートを食べると、身体に余計な負担を増やしてしまいます。すると反対に集中力が落ちるリスクがあるため、オススメしません。
編集部
1回にどのくらいなら食べてもいいですか?
三樹さん
板チョコであれば1〜2かけにしましょう。一度に食べ過ぎると血糖値が乱高下し、低血糖になる恐れがあります。
編集部
甘いものを食べた後に、低血糖になるのですか?
三樹さん
糖分を取り入れると血糖値が上がり、元に戻そうと「インスリン」というホルモンが分泌されます。1回の糖分の量が多いと「インスリン」も多量に分泌されてしまうため、血糖値を元に戻すどころか下げ過ぎてしまう事態が起こります。こうして低血糖になると、眠気やだるさが起こり、かえって集中力を落とす原因になりかねません。砂糖が多いチョコレートほど注意が必要です。
編集部
勉強に効果的とはいえ、カロリーが気になります。
三樹さん
食事摂取基準では、1日に摂っても良い間食のカロリーは200kcalです。板チョコ1かけ約30kcalなので、1日6かけまでに抑えましょう。またカカオ高配合の商品を選ぶことで、砂糖のとり過ぎを防ぐことができます。