目次 -INDEX-

小児矯正とは

 更新日:2023/03/27

小児矯正とは

小児矯正とは、永久歯が生え揃う前の成長期に行う矯正治療です。顎や骨の成長を利用しながら、上下顎のバランスを整えたり、将来的に歯がきれいに並ぶスペースを確保するために、あごを拡げる治療などを行います。「第Ⅰ期矯正治療」と「第Ⅱ期矯正治療」の2段階に分けられ、顎の成長を利用して正常な歯並びの下地を作り、将来的な抜歯のリスク回避や成人矯正の負担軽減に役立てられています。

メリット

・早期治療により、将来的に非抜歯で本格矯正ができる可能性が高くなる
・顎の成長のバランスを整え、永久歯を正しい位置に生えるように導くため、永久歯が生え揃った後の矯正を回避できる場合がある
・口呼吸の改善や、発音の改善に役立つ場合がある

デメリット/副作用

・子どもの顎の成長が止まる15歳前後まで経過観察を行う必要がある
・矯正中はむし歯になりやすいため、注意深い口腔内ケアが必要

治療期間

・第1期治療:3歳位~12歳位まで(永久歯が綺麗に生え揃うまでの間)
・第2期治療:12歳位~20歳位まで(第1期治療で永久歯が綺麗に並ばなかった時は必要となる)
※治療期間は1年半~5年程度で、症例により長くなることがある。

費用相場

第1期治療(3歳~12歳位):20万~40万円程度
第2期治療(12歳~成人):25万~65万円程度

※大多数の医療機関では第1期治療から第2期治療へ移行する時、料金の調整をしています。
※治療期間や費用は治療の手法や素材によって大きく異る場合があります