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外陰炎の症状や原因、治療方法とは?

外陰炎(読み:がいいんえん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長


 

外陰炎とは

外陰炎というのは、腟口の周囲を含む女性外性器に炎症が生じ、痒み、腫れ、痛みなどの症状が出る状態をいいます。
ひりひりとした痛みや、外陰部に熱っぽさを感じます。
外陰部がこすれ合うときや、排尿時にはさらに強い痛みを感じることがあります。

引用:八木レディースクリニック
http://www.yagi-lc.com/contents/shinryou/links/gaiinen.html

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
外陰炎とは女性の陰部周辺に炎症が起きる症状の総称です。生理用品や下着によるものから、おりもの・汗・尿、さらには淋菌・トリコモナス・カンジダなどのなどの感染症の影響によるものまで様々です。



 

外陰炎の症状

外陰炎になると外陰部が赤くなり、かゆみやヒリヒリする痛みが生じます。まれに、腟口と尿道口の左右にあるひだ(小陰唇)が張り付いてしまうこともあります。慢性外陰炎では外陰部の皮膚がただれたり、うろこ状になったり、厚くなったり、白っぽい斑点ができたりします。

引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/22-女性の健康上の問題/腟感染症と骨盤内炎症性疾患/外陰炎

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
外陰炎になると、外陰部が赤くなり、かゆくなったり、痛みが出たりすることがあります。



 

外陰炎の原因

外陰炎は膣炎と合併して起こることが多いのが特徴です。
膣炎の原因は外陰炎の原因にもなると考えても差し支えないでしょう。
従って、カンジダ、トリコモナス、大腸菌、ブドウ球菌、淋菌、などの感染から来る膣炎によるおりものの付着は外陰炎の原因となります。
また月経時の血液の付着など外陰部の不衛生な状態や通気性の悪い下着の着用も原因となります。
セックスやマスターベーションによる外陰部にできた傷やかぶれ、刺激の強い洗剤の使用なども外陰炎の原因となります。

引用:八木レディースクリニック
http://www.yagi-lc.com/contents/shinryou/links/gaiinen.html


 

外陰炎の検査法

患部を見て、炎症の原因を判定します。感染症の場合は、検査で原因菌の特定を行い、それに対する薬の塗布や服用を行います。おりものの症状がある場合には、その原因となる腟炎の治療も同時に行います。

引用:株式会社アルバコーポレーション STD研究所
https://www.std-lab.jp/stddatabase/vulvitis.php

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
外陰炎の主な原因は以下の通りです。
・下着や生理用品の摩擦や蒸れ
・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患
・淋菌、トリコモナス、カンジダなどの性感染症や真菌感染症によるもの
・尿や汗(清潔を保つことが大切です。)
・おりもの
医療機関で医師が診察して、赤くなっていないか等皮膚の変化など確認します。



 

外陰炎の治療方法

・一般的な対策
・ヒドロコルチゾン(ステロイド剤)
様々な治療を試みます。具体的には以下のものがあります。
・外陰部を刺激しうる物質を避ける
・外陰部を乾燥し清潔な状態に保つ
・かゆみを鎮める物質を加えて坐浴をする(かゆみのコントロールを助ける)
・外陰部にヒドロコルチゾンまたはエストロゲンのクリームを塗布する
慢性外陰炎が治療で改善しない場合には生検を行い、外陰部の皮膚疾患(硬化性苔癬や扁平上皮過形成などの外陰ジストロフィー)やがんなどの原因を調べます。

引用:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/22-女性の健康上の問題/腟感染症と骨盤内炎症性疾患/外陰炎

江川 晴人 医師 産科・婦人科 江川クリニック 院長ドクターの解説
・かぶれている場合は、ステロイドを含む軟膏やクリームを使用します。
・かゆみに対しては、抗ヒスタミン剤を使用します。
・カンジダに対して抗真菌薬を使用します。
・淋菌、カンジダ、トリコモナスなどの性感染症であれば、それぞれに応じた抗菌薬を使用します。
通常1週間程度で軽快しますが、治らない場合は別の病気の可能性もあります(例えばガンでもかゆくなることがあります)。そのため、いずれの場合でも自己判断ぜず専門の医療機関を受診されるのが望ましいでしょう。



 

この記事の監修ドクター

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