新潟県立中央病院

・切らずに治す口腔がん治療も！

新潟県立中央病院は地域がん診療連携拠点病院となっており、歯科口腔外科では口腔がん治療にもっとも力を入れているそうです。
口腔がん治療については同院で手術を行うことも可能ですが、進行した口腔がんについて手術を行った際には機能障害について避けることは困難となります。同院の口腔がん治療の特徴は、通常行われる切除手術のほか「切らずに治す口腔がん治療」を行っていることです。これは腫瘍に栄養を与えている動脈にカテーテルを用いて抗がん剤を直接投与、さらに強度変調放射線治療という専用の機器を用いて腫瘍の状態に合わせた放射線照射を行う新しい照射方法を使用した治療を併用しています。これらの治療を組み合わせた超選択的動注化学放射線療法という治療を用いることによって、手術を回避し最大限の機能温存が可能です。
また、同院では医科歯科の連携が大切であるとの考えにより、患者さんの全身状態を把握しながら口腔疾患の治療が行われています。治療終了後は歯科医院等のかかりつけ医との連携を進めることにより、患者さんのQOLを維持することが重要と考えています。

・患者さんに利用しやすい病院づくり！

新潟県立中央病院では快適性を確保した院内の環境が特色としてあげられます。中央待合ホールは1、2階吹き抜けで自然光を取り入れた明るい場所となっており、病院中央部には案内性に優れた広い廊下、外来待合室もゆったりとした空間です。
個室病室は95室が確保されており、全病室にトイレと洗髪が可能な洗面台が設置されています。
また、さまざまな人が通院・入院しやすいように、車椅子仕様のエレベーター、廊下手すりの設置、段差の少ない通路、車椅子トイレの設置、オストメイトトイレの設置などが行われています。身体障がい者の方や高齢者の方にも十分に配慮されたつくりの病院となっています。

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