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金地病院レビュー【病院紹介編】

街中にあふれる病院の中で、「どこが自分に合うのだろう」と迷う方も多いのではないでしょうか。「実際にどんな先生なのか」「どんな雰囲気の病院なのか」「通院はしやすいのか」——そんな疑問や不安を抱えている方に向けて、Medical DOC 担当者が現地で確認した情報をもとに、第三者目線で金地病院の様子をお伝えします。
「金地病院が気になっている」「行ってみたいけれど一歩踏み出せない」そんな方に、少しでも安心して受診の判断をしていただけるように。この記事では、院内の雰囲気や対応、院長先生の診療姿勢などを丁寧にレポートしていきます。
(※このレポートは編集部が病院の様子を取材したものであり「治療の内容、効果」に関する体験談ではございません。)
駅近の好立地。遠方からの来院者も多数

金地病院は、JR山手線「駒込駅」東口から徒歩1分というアクセス抜群の立地です。また、東京メトロ南北線 駒込駅からも近く、3番出口から徒歩3分です。
都心の主要路線からの乗り換えもスムーズで、北海道や沖縄など遠方から訪れる患者さんもいらっしゃるそうです。初診でも迷わずスムーズに到着できる安心のロケーションですが、注意点がひとつ。
JR山手線 駒込駅には「東口」と「南口」がありますが、金地病院の最寄りは東口です。南口から出てしまうと遠回りになってしまうため、必ず「東口」から出るようにしましょう。
東京メトロ南北線 駒込駅の場合も3番出口が一番近い出口となります。
常に多くの患者に選ばれる、信頼感あふれる専門病院の設備と環境
金地病院の院内は、専門病院ならではの医療体制が整っており、設備面でも信頼のおける環境が整っています。ただし、多くの甲状腺疾患の患者さんが訪れるため、院内は常に活気があり、人の出入りも多め。時間帯によっては待合室が混み合い、やや慌ただしく感じられることもあります。
入口にはエレベーターが設置されており、車いすの方や段差に不安のある方も安心して通院可能です。一方、専用駐車場はなく、近隣のコインパーキングを利用する形になりますが、満車の場合もあるため、時間に余裕をもって行動するのが安心です。駅からのアクセスも良好なため、公共交通機関を利用しての来院もおすすめです。
忙しさの中でも温かさを感じる、受付スタッフの対応


受付では多くの患者さんが来院する中で、スタッフの方々が非常に手際よく対応しています。時間帯によっては待合室の座席が埋まってしまうこともあるほどの来院数ですが、混雑する場面でも、スタッフは一人ひとりに目を配りながら対応している様子が印象的でした。あるスタッフは忙しく動いている最中でも、質問に対して足を止めて丁寧に答えてくれ、その姿勢から患者への誠実な向き合い方が感じられました。効率を求めつつも、決して流れ作業にはせず、温かみのある対応を心がけている様子が伝わってきます。
待ち時間を有効に使う工夫を

金地病院は、全国から患者さんが訪れる甲状腺専門病院です。初診では問診から診察、各種検査があり3時間程度の滞在時間になることも珍しくなく、再診でも内容によっては待ち時間が長くなるケースがあるそうです。そうした待ち時間も含めて、本や雑誌を持参して、普段なかなか取れない“自分の時間”として過ごしてみるのもおすすめです。心を落ち着けて過ごすことで、診察前の緊張も和らぐかもしれません。なお、院内Wi-Fiも提供されているのでネット環境も良好です。
迷わず安心して受診するための“初診の手引き”
金地病院の初診は予約制ではありません。受付時間は平日8時30分から10時30分で、その時間内に直接来院して受付を行います。
初診時は問診票の記入、診察、各種検査を含め、3時間程度の滞在となることがあります。時間に余裕を持ってスケジュールを組みましょう。また、スムーズな診察のため、現在服用中のお薬やお薬手帳を持参し、提示できるように準備しておきましょう。支払いは現金のみで、クレジットカードは使用できませんので、現金は用意しておきましょう。
複数の専門医師が甲状腺の診療を一貫して担う専門病院

金地病院は昭和33年3月3日(1958年)に開設されました。現在は、外科を担当する山田哲理事長と、内科を担当する山田惠美子院長のご夫妻を中心に診療が行われています。甲状腺疾患を専門とする、全国でも数少ない医療機関であり、2024年の外来患者数は77,692人、手術件数は475件という実績を誇ります(※公式HP参照)。
ここだけで完結。検査・診断・治療の一貫体制




院内の8つすべての診察室にはエコー機器が設置されており、医師が自ら超音波検査を行うのが大きな特徴です。血液検査は、隣接する「金地甲状腺病研究所」で即日分析され、一部の検査を除いて翌日にはほとんどの検査結果が出るというスピード感も魅力です。甲状腺の診療がこの1カ所で完結するため、他院への移動や再来が少ないのも大きな利点です。
アイソトープ治療の対応施設!
金地病院は、アイソトープ(放射性ヨウ素)治療に対応できる施設として、より専門的な治療を実施されています。専用の隔離病室(4室)を備え、空気や排水の浄化設備も完備。外来では対応できない一定量以上の放射性ヨウ素治療が必要な場合でも、入院による対応が可能だそうです。
甲状腺疾患を専門的に対応できる体制と、信頼のチーム医療
甲状腺疾患の治療では、内科的な評価と外科的な判断の両面が必要になります。金地病院では、甲状腺を専門とする内科医と外科医が密に連携し、それぞれの専門性を生かしながら、患者さん一人ひとりに適切な治療方針を立てています。手術が必要な場合は、甲状腺外科の経験豊富な医師による丁寧かつ安全性の高い手術を提供。術前・術後の経過管理も内科医が細やかにフォローする体制が整っています。
チーム医療によるオーダーメイドな診療へ
診察の前に看護師さんによる問診があります。医師との診察は連携しており、医師が対応する前の段階で「こういう変化がありそうだな」と察する看護師の存在は極めて大きいです。その結果、患者さん一人ひとりの状態に応じたきめ細かい診療方針が可能になり、まさにオーダーメイド医療が実現しています。
再診は予約制。待ち時間も考慮して余裕を持って
金地病院の再診は予約制で行われています。予約方法は、自動応答の専用電話、インターネット予約(スマートフォン・パソコン対応)、または院内設置の予約機から選べます。24時間対応で、最大3ヶ月先まで予約が可能です。再診時も、診察前に予診が行われ、症状に応じて超音波検査や血液検査、必要に応じた精密検査が実施されます。診察の順番や検査内容によっては、再診であっても待ち時間が発生することがあるため、余裕を持ったスケジュールで来院することをおすすめします。
金地病院のレビューまとめ【病院紹介編】
いかがでしたでしょうか?金地病院は、甲状腺を専門的に診療する経験豊富な医療機関です。駒込駅から徒歩1分という好立地でありながら、北海道や沖縄など、遠方からの来院者も絶えません。検査・診断・治療が院内で完結する体制、アイソトープ治療への対応、豊富な手術実績など、“専門性の高さ”と“安心感”の両立が、この病院の魅力です。甲状腺に関する不調や不安がある方は、ぜひ一度、相談されてみてはいかがでしょうか。
(※このレポートは編集部が病院の様子を取材したものであり「治療の内容、効果」に関する体験談ではございません。)