東京女子医科大学病院

東京女子医科大学病院「東京都 ヘルメット治療」の特徴

【2024年】東京都のヘルメット治療対応の病院およびクリニック おすすめしたい6医院

・脳神経外科医による日本製矯正ヘルメットを利用した治療

東京女子医科大学病院では、脳神経外科内の小児治療部門において頭蓋変形の診察に特化した診療を行っており、そのなかでヘルメット治療を実施しています。
同院では、過去にはアメリカ製の矯正ヘルメットを使用して頭蓋変形を治療していましたが、2013年からは日本の気候や赤ちゃんに適するよう工夫を凝らした日本製のヘルメットを導入して治療しているそうです。ヘルメット治療は必ずしも必要な治療ではありませんが、メガネや帽子などの装具が合わせづらい・髪型によっては他人の目が気になる・重度の場合にはかみ合わせが悪くなるなどの影響が考えられることから、気になる場合にはまずは気軽に受診することをおすすめしています。

・病気由来の頭蓋変形の際にはチーム医療で治療可能

東京女子医科大学病院では、頭蓋変形の診察時、いきなりヘルメット治療を検討するのではなく、まずはレントゲン撮影を実施します。そのうえで、ヘルメット治療で対応可能な単なる寝癖から来る二次的な変形なのか、頭蓋骨縫合早期癒合症など病気由来のものなのかを慎重に診断しているそうです。
病的変形の場合にはヘルメット治療の適応とはならず、別途治療が必要となりますが、東京女子医科大学病院においてはさまざまな精密検査や外科手術にも対応可能。とくにお子さんの脳神経外科領域の治療は、成人と比較しさらに幅広い診療内容が必要となるため、脳神経外科内だけでなく、各科との綿密な連携を意識するそうです。必要に応じて産科・新生児科・小児科・内分泌内科・形成外科・小児外科・眼科・耳鼻科・放射線科などとチーム医療を組み、より適切な診療に努めるそうなので、万が一の際にもスムーズな治療が期待できるでしょう。病気でないことの確認を含め、赤ちゃんの頭の形が気になる親御さんは、早めに相談してみてはいかがでしょうか。

東京女子医科大学病院「東京都　ダウン症候群治療」の特徴

【2024年】東京都のダウン症候群治療 おすすめしたい6医院

・青年期以降のダウン症候群のフォローアップを実施

東京女子医科大学の遺伝子医療を取り扱う施設では、患者さん本人や家族が不安をできるだけ抱えずに生活していけるように、ダウン症候群の体質を持つ成人を対象とした外来を行っています。小児期にダウン症候群の専門的な対応をする病院は多数あり、合併症の治療・急性疾患の治療・定期的なフォローアップなど、さまざまなニーズがある一方、青年期以降のフォローアップを行う医療機関は少ないとのことです。こちらの施設では、小児科を卒業してからも年齢に応じた合併症に対する治療などができるように、ダウン症候群の体質をよく理解した医師による定期的なフォローアップや社会福祉的な介入などによりサポートしています。診療は予約制となっているため、電話にて予約後に受診しましょう。

・患者さんと家族への遺伝カウンセリングを提供

遺伝カウンセリングでは、病気や遺伝に関する情報を提供しています。その情報をもとに患者さん自身で意思決定ができるようサポートしたり、解決方法を一緒に考えたりしています。また、遺伝に関しての相談の他にも、生活面・医療的ケア・家族の心理的サポートなど、さまざまな悩みにも対応可能です。診察の流れは、まず担当の医師・臨床心理士による遺伝カウンセリングを行い、患者さんや家族の悩みや要望、また必要に応じて病歴や家族歴などを丁寧にヒアリングします。その後スタッフによるカンファレンスを行い、遺伝子検査の妥当性や今後の方針について検討し、その検討結果をもとに再度遺伝カウンセリングを行い、今後の方針について選択肢を提示し、意思決定をサポート。また、フォローアップカウンセリングも行っていて、検査を行った場合は、検査結果に基づき今後の対応について相談したり、必要に応じて他の診療科・医療機関・ソーシャルワーカーなどの紹介にも対応しています。

東京女子医科大学病院「東京都 遺伝子検査」の特徴

【2024年】東京都の遺伝子検査 おすすめしたい6医院

・幅広い分野での遺伝子検査や遺伝子治療を実施

東京女子医科大学病院 ゲノム診療科では、患者さんの症状に合わせた幅広い分野での遺伝子検査や遺伝子治療を実施しています。
対応分野は多岐にわたり、神経・筋疾患や、循環器疾患、腎泌尿器疾患、感覚器疾患、骨・結合織疾患、代謝性疾患、血液疾患、腫瘍・がん、染色体疾患・先天性疾患、ゲノム薬理学、その他近親婚や不妊症、高齢妊娠など、幅広い遺伝の悩みに対応可能です。
実際に遺伝子検査を受けるかどうかは、受診者の自由意思にゆだねられています。遺伝子由来の不調が疑われても、遺伝子検査をしない選択肢もあり、検査は強要しないとのことなので、気になる症状のある人は、まずは病状などについて相談してみることをおすすめします。

・医師や臨床心理士による手厚い遺伝カウンセリングを実施

遺伝子検査を実施する場面では、多くの場合心理的なサポートが必要になることから、東京女子医科大学病院 ゲノム診療科の遺伝子検査時には、遺伝子のエキスパートの医師や臨床心理士、遺伝カウンセラーなどが十分な遺伝カウンセリングを行うよう配慮しています。なるべくわかりやすい言葉や資料を用いてていねいに説明するようにしているとのことなので、該当の病気に対する知識が無くても自身のおかれた状況が理解しやすいでしょう。
相談者の医学的状況に応じて情報提供するよう努めており、適切な医療が受けられるよう、必要に応じて他の診療科や医療機関の受診をうながしています。また医療福祉関係のソーシャルワーカー、サポート組織などとの連携や紹介も行っているとのことです。
相談内容や検査結果などのプライバシーが守られるよう厳重に保護する体制を整えつつ、倫理的・社会的問題に対応するよう努めているそうなので、遺伝子に関する不安がある人は受診を検討してみてはいかがでしょうか。