秋田大学医学部附属病院

秋田大学医学部附属病院「秋田県 無痛分娩」の特徴

・他の診療科との連携により、幅広い診療に対応

秋田大学医学部附属病院では、切迫早産・前期破水・妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病などの産科疾患、胎児先天性疾患・胎児水腫・胎児感染などの胎児疾患、多胎妊娠管理などに対応可能です。産科の外来診療は月・火・水・金曜に行っており、新患は月・火・水曜に診療を受け付けています。分娩については、帝王切開・自然分娩をはじめ、希望による無痛分娩の受け入れにも対応しています。無痛分娩は原則、計画分娩で行っていますが、自然陣発にも可能な日時であれば対応可能です。また、当院は幅広い診療科を有しているため、急変時の院内緊急対応体制も整っていて、新生児科医・小児科医・麻酔科医等と密に連携するなどして迅速に対応しています。

・入院中の配慮や退院後を手厚くサポート

秋田大学医学部附属病院には、分娩室が2部屋あり、トイレ付きのLDR（陣痛分娩室）形式となっています。希望により陣痛時の付き添いや立ち会い分娩にも対応可能です。入院部屋は、妊婦さんが使用する4人部屋が2つ・産後の褥婦さんが使用する4人部屋が1つ・個室が1つ・シャワートイレ付きの個室が3つ・準個室が4つあります。新生児室側は、暗証番号による開閉式ドアを採用していて、24時間監視カメラによってセキュリティ対策も行っています。入院中は、助産師による赤ちゃんの沐浴や授乳などの育児指導に対応可能です。また、助産師による1カ月健診・母乳のケア・育児相談なども行っていて、退院後のサポートにも力を入れています。入院中はもちろん退院後も、きめ細やかな配慮を行っている病院です。

秋田大学医学部附属病院「秋田県 脳神経外科」の特徴

・手術ナビゲーションシステムや電気生理学的モニタリングを導入した手術

秋田大学医学部附属病院の脳神経外科では、脳血管障害や脳腫瘍、機能的疾患に対する診断と外科治療、定位放射線治療を中心に診療が行われています。脳血管障害では、くも膜下出血や未破裂脳動脈瘤、頸動脈狭窄症に対して、開頭手術や脳血管内治療が適用され、術中モニタリングを用いた観察が行われています。さらに、脳梗塞の危険因子に関した啓発活動も行われており、脳卒中の予防に努められています。
脳腫瘍に対しては、脳機能マッピングや、CTやMRIの画像データをもとにした3Dシミュレーションを術前に行い、手術ナビゲーションシステムや電気生理学的モニタリングを導入した手術が提供されています。悪性腫瘍に対しては、化学療法や放射線療法も行われており、機能障害をできるだけ抑えています。
機能的疾患については、三叉神経痛や顔面痙攣、水頭症などに対する外科的治療や保存的治療が行われています。定位放射線治療は、放射線科と共同で、転移性脳腫瘍や手術が難しい良性脳腫瘍、脳動静脈奇形に対しても治療が提供されています。

・さまざまなメディカルスタッフや事務部門の職員が連携している

秋田大学医学部附属病院は、脳神経外科をはじめとした専門診療を提供する大学病院として、地域医療と先進医療の融合を目指しています。医師、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、臨床心理士など、多職種のメディカルスタッフが一体となって協力し、患者さん一人ひとりに適切な医療を提供しています。
また、同院は地域医療を担う医師の育成にも力を入れており、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。さらに、診断や治療が難しい病気の予防や診断技術の向上、治療法の研究と開発にも積極的に取り組んでいます。こうした取り組みを通じて、秋田大学医学部附属病院は、地域に根ざしつつ先進的な医療の提供を追求し、信頼される医療機関としての役割を果たしています。