北川歯科医院

医療現場で「主訴」という言葉があります。お医者さんを訪問するときに、いろいろな思いを抱えていると思います。困っていることや心配していること、聞いてみたいこといろいろです。このことを主訴と私たちは呼んでおります。

主訴をうまく伝えられる人がいる一方で、自分の辛い思いをうまく言葉にして表現できないという人もいるはずです。症状を病院で伝えようとしてうまくお医者さんに伝えられなくて、もどかしい思いをしたことはありませんか？医療のスタートは、この主訴をしっかりと理解する所から始まります。患者さんが何で苦しんでいるのか、困っているのかを正確に理解できなければ、いかに腕の立つお医者さんでも何もできません。

中には問診票といって、ぺらぺらのアンケート用紙に症状を書いてそれでおしまいとしている所もあります。しかし当院ではそれだけのアンケート用紙で十分に主訴が伝えられるのか疑問に感じております。確かに細かい話を聞くとなると時間もかかってしまうかもしれません。忙しい中時間を割くお手間をかけてしまいますが、ご協力をよろしくお願いします。