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超音波検査(エコー検査)とは

 更新日:2023/03/27

超音波検査(エコー検査)とは

超音波検査とは、人の耳では聞こえないほどの高周波数音波(超音波)を体内に送り、その反射波を映像化することで病変のある場所や、その形・大きさ、周辺の臓器との関係などを確認するために行う検査です。超音波を体の表面に当て、はね返ってくる反射波をコンピュータがリアルタイムで画像として映し出します。肝臓がんや乳がんなどを調べる際は、血流を見るために造影剤を使って行うこともあります。
用途は非常に幅広く、腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓)、甲状腺、乳房、心臓、頸動脈、眼部などの診断に使用されます。

メリット

・体中の画像をリアルタイムに映し出せるため、その場で診断することができる
・痛みや放射線による被ばくの心配がなく、安全性が高いので妊婦や胎児にも使うことができる
・超音波検査で使われる造影剤は副作用がほとんどなく、CT検査やMRI検査の造影剤にアレルギー反応を起こす人でも検査を受けることができる

デメリット/副作用

・検査を受ける数時間前から食事ができない場合がある
・空気や骨、厚い脂肪などは超音波が通りにくいそのため、骨などに囲まれた部位や肺、脳などの診断は非常に難しい

検査期間

検査の所要時間は10〜20分程度のものが多いですが、場所や状況によっては30〜60分程度かかることもあります。

費用相場

・甲状腺や乳腺、皮膚の表面を調べる体表超音波検査の場合:検査費用1〜2千円程度
・肝臓や胆のう、膵臓、腎臓、膀胱、卵巣、子宮、前立腺などの腹部にある臓器を調べる腹部超音波検査の場合:検査費用2〜3千円程度
・心臓超音波検査の場合:検査費用は3千円程度

注意点

検査・治療期間や費用は、医療機関や検査・治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師