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硬化療法とは

 更新日:2023/03/27

硬化療法とは

硬化療法とは、下肢静脈瘤の治療法のひとつで「硬化剤」という薬剤を使って行われます。この硬化剤には血管壁を癒着させる効果があり、硬化剤を注射することで静脈瘤の元となっている血管壁が圧迫されて閉塞します。それによって血管は固く縮んで小さくなり、最終的に組織へ吸収されます。
病気の原因であった静脈が閉塞して正常に血液が流れるようになり、下肢静脈瘤の治癒に繋がります。

メリット

・入院の必要がなく外来での治療が可能
・注射針は細くほとんど痛みを感じない
・網目状や蜘蛛の巣状の細かい静脈瘤にも効果が期待できる

デメリット/副作用

・3mm以上の太くなってしまった後の伏在静脈では高確率で再発が起こる
・治療後には一時的にしこりや色素沈着、血管炎が残ってしまう可能性がある
・アレルギーを持っている場合や体質によっては硬化療法が効かないことがある

治療期間

治療時間は10分程度です。必要な場合は数回通院して治療を行います。

費用相場

保険適用で約6000円程度です。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師