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バイパス手術とは

 更新日:2023/03/27

バイパス手術とは

冠動脈バイパス手術とは、主に狭心症や心筋梗塞に対して行われる手術です。動脈硬化や血栓によって、心臓の血管が狭くなったり閉塞してしまったりすることで血流が悪くなります。その血流が悪い部位を飛び越えて、新たな血管を繋げる手術です。新しい血管は胸部や胃の動脈、下肢の静脈などが利用されます。

メリット

・虚血状態の部位に血液を送ることができる
・血流増加により、疼痛(狭心痛)を軽減することができる
・健康な血管を使用するため、臓器の状態を速やかに回復させることができる
・心臓のバイパス手術の場合は、延命ができる

デメリット/副作用

・胸骨と呼ばれる胸の真ん中にある部位から切り開くため、手術後に大きな傷跡が残ってしまうなど体の負担が大きい
・体力の弱い高齢者は、手術を受けることが難しい
・術後に感染症にかかるリスクがある
・全身麻酔が必須である
・各内臓への合併症を発症する可能性がある

治療期間

吻合する数にもよって変動しますが、大体4時間前後です。また、手術後には経過観察やリハビリを行うため、2週間程度入院する必要があります。

費用相場

患者さんの状態や手術内容によって大きく変わり、3割負担で80~400万円程度となっています。
高額医療補助を利用すれば、自己負担を抑えられる場合がありますが、自己負担金額は年収や障害者認定などにより変動します。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師