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味覚障害で考えられる病気・原因は?医師が徹底解説!

味覚障害

食べ物の味の感じ方に異常がある状態のことを指します。味覚には、「甘味」、「酸味」、「塩味」、「苦味」、「旨味」の5種類があります。味覚の異常としては、大きく二つに分類されます。味が薄く感じたり、味がしなくなったり、特定の味質のみなくなったりするような味覚異常(量的味覚異常)と、何も食べていないのに特定の味がしたり、普段と味が異なったり、嫌な味がしたり、特定の味質のみ刺激的に感じたりするような味覚異常(質的味覚異常)に分かれます。

舌や口の中の粘膜には食べ物の味を感じる感覚器官である味蕾があります。味の情報は、この味蕾から脳内へ伝わります。つまり、食べ物が味蕾から脳内へと伝わる過程で異常が生じることで味覚障害が生じるのです。ただし、一つの原因によるものだけではなく、いくつかの要素が重なっていることも多いため、味覚障害の原因を特定することは簡単ではありません。

唾液の分泌が悪いために食べ物が味蕾に到達しないことで起こったり(シェーグレン症候群など)、亜鉛欠乏症や貧血などによって味蕾の機能障害が起こったり、炎症(中耳炎など)や薬物の副作用などによって神経障害が起こったり、脳出血などの脳の障害が起こったり、強いストレス(うつ病)などの心因的な障害で起こったりすることがあります。

すぐ病院に行ったほうが良い「味覚障害」の症状は?

突然味が分からなくなった場合には、早めに病院受診しましょう。

行くならどの診療科が良い?

主な受診科目は、耳鼻咽喉科や内科、脳神経内科です。

問診、診察、血液検査、尿検査、味覚機能検査、画像検査(副鼻腔CTや頭部MRIなど)、心理検査などが施行される可能性があります。

病院を受診する際の注意点は?

持病があって内服している薬がある際には、医師へ申告しましょう。

いつから味の感じ方が変わったのか、味覚の変化以外に症状はあるのか、考えられる発症のきっかけはあるのかなどを医師に伝えましょう。

治療をする場合の費用や注意事項は?

保険医療機関の診療であれば、保険診療の範囲内での負担となります。

味覚障害の症状の病気

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この記事の監修医師