冷えた手を温めるしぐさののん

のんと温活

のんのサイン ココロもカラダもポカポカに

冷えのカリスマドクター川嶋朗直伝「冷えない」カラダの作り方

まだまだ寒いこの季節、防寒をしていても外に出るだけで芯まで冷えてしまう、なんていうことも多いのではないでしょうか。『冷えは万病のもと』と言われていますが、冷えるとよくないのはなぜ?そもそも「冷え」とはどういう状態?簡単にできる冷え対策は?読者の皆様の素朴な疑問を、冷えのカリスマドクター川嶋先生と女優のんさんの対談形式でクリアにしていきます。

医師・医学博士 川嶋 朗先生

AKIRA
KAWASHIMA

北海道大学医学部卒。東京女子医科大学大学院医学研究科修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院留学後、東京女子医大准教授を経て、現在、東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授。最新刊『たった1分!あてるだけでキレイが目覚めるドライヤーお灸』(現代書林刊)ほか、著書およびテレビ出演多数。

女優・モデル・創作あーちすと・歌手 のんさん

NON

音楽レーベル『KAIWA(RE)CORD』代表。1993年兵庫県生まれ。アニメ映画『この世界の片隅に』で主役すずの声を担当。写真集『のん、呉へ。2泊3日の旅 〜「この世界の片隅に」すずがいた場所〜』(双葉社)、ムック『創作あーちすとNON』(太田出版)を発売。

川嶋朗先生と対談するのん

「冷え」とはなにか

“私、冷え性という
自覚があります”

のん

の:先生、冷えているって、どういう状態のことを指すんでしょうか?体温が低くても手足が冷たくないひともいるし……。私は冷え性だっていう自覚があるのですが、自覚がなくても先生から見たら「あなたは冷えてますよ」っていう場合もあるかもしれないですし。

川嶋朗

川:基本的には二通り考えていただいていいのですが、まず主観的に自分が「寒い、冷たい」と感じて心地よくない状況と、二つ目は客観的に「36度を下回る平熱の方」は、僕は冷えていると考えています。のんさんの平熱は何度ですか?

のん

の:35度後半です。主観的にも客観的にも冷え性確定ですね~。うわ~ん。女性の方が冷え性多いですよね?

川嶋朗

川:筋肉が体温を上げてくれるので、筋肉が少ない女性は男性より冷えやすいですね。

のん

の:このまま私、冷え性が治らなかったら、どうなっちゃうのでしょうか?

のんに説明している川嶋朗先生
川嶋朗

川:冷えると、血液の温度も下がります。ということは血の流れも滞ります。そうなると、体中のあちこちに栄養素や酸素などが届きにくくなるんです。

のん

の:えー!冷えで…怖い…。

川嶋朗

川:そうなんです。冷えていると老廃物も溜まりやすくなるので、いろんな病気も起きかねないんです。

のん

の:冷えを解消することって大事なんですね。

川嶋朗

川:冷えを取るだけで、栄養素と酸素、そして白血球のような免疫を担当する細胞などが巡りやすくなるので、あらゆる病気に対して強くなれると言ってもいいと思います。

のん

の:冷え対策、がんばらないと!

両腕で体を抱えるのん

カラダの悩みを解消するには、
「冷え」を取ることが先決

冷えが怖いなんて思いませんでした!

のん

の:先生のお話を聞いて「冷え」のことがよくわかりました。私の肌荒れも、「冷え」と関係がありそう……。

川嶋朗

川:関係あります。血流が悪いことでホルモンバランスが崩れると、肌荒れしやすくなります。

のん

の:ダイエットはどうでしょう?冷え性だと痩せにくそうです。

川嶋朗

川:脂身がついた食用のお肉を想像してください。冷蔵庫に入れているときは白くて硬いですが、火にかけると脂は溶けますよね?人間の脂肪も、冷えていると燃焼しにくいので、ダイエットするならまず冷え性を治すのが先ですね。

のん

の:冷えてると痩せない……わかりました。あと先生、寝つきが悪いのもやっぱり冷えているからですか?

川嶋朗

川:それも大きいと思います。寝るときは体温がグッと下がるものなんですが、もともと低体温だとその変化が微妙で、寝つきにくいんです。38度くらいのぬる目のお湯に肩までちゃんと浸かって体を温め、リラックスしてから布団に入るといいですよ。

のん

の:いつも41度で入ってます……。

川嶋朗

川:逆効果です(笑)。目を温めるだけでもリラックスできるので、眠れないときにやってみてください。もう一つ、習慣づけるといい方法は、昔から使われている「湯たんぽ」を活用することです。対談前からのんさんには湯たんぽを太ももの上、お腹の近くに置いてもらってますが、どうですか?

湯たんぽを膝に当ててる写真
のん

の:体全体がポカポカします。

川嶋朗

川:太もものように大きな筋肉を温めることで、末端まで血流が良くなるんですよ。なので老若男女、皆さんにおすすめしています。ときどき腰に移動したり、心地よい位置に置くのもいいですね。

のん

の:私の不調、冷えないようにすることで良くなることばっかり……。

川嶋朗

川:冷え対策は、当たり前すぎることですが、“温める”につきます。のんさんにやっていただいた4つの方法や湯たんぽの活用、そして運動。この基本をしっかり押さえておきましょう。

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川嶋先生直伝!4つの冷え対策

今回の対談前に、のんさんに4日間、冷え対策を実践していただきました。4つの方法で、誰でも!すぐ!簡単に!できる方法です。いつでもできる「指組み」、「冷え」に効くツボに熱風をあてる「ドライヤーお灸」、むくみも同時に解消する「アキレス腱ケア」体の中からポカポカになれる「ショウガ紅茶」。4つの対策で冷えないカラダをゲットしましょう。

  • いつでもどこでも手軽にモミモミ♪
    対策その1

    指組み

    左右の手のひらを自分のほうへ向け、親指以外の指を交互に組み、両手を丸めたら親指も組み合わせます。力を入れすぎないようにこの状態を1分以上キープします。冷えそうだなと思ったら、即座に実行!

  • セットのついでに熱風でツボを温め
    対策その2

    ドライヤーお灸

    百会、湧泉、足三里、三陰交など、血の巡りをよくするツボにドライヤーの熱風をあてます。ピンポイントで指圧するのは難しいですが、「面」であてるのは簡単です。ヘアセットのついでに行ってもよいでしょう。

  • 細くなれ~願いをこめてマッサージ
    対策その3

    アキレス腱ケア

    アキレス腱を親指と人差し指でそっとはさみ、上下にさすります。足先にたまった血を心臓に戻してあげることで体が温まり、老廃物の代謝も促されます。むくみが取れてスッキリとした足首になれて一石二鳥のケアです。

  • 1日2回飲むだけでポカポカ!
    対策その4

    ショウガ紅茶

    熱い紅茶にすりおろしたショウガを適量入れて飲むか、ない場合にはチューブのおろしショウガでもOKです。体を温める効果が高いショウガを摂ることで、飲んだ瞬間からお腹の中からポカポカしてくるのが感じられるはずです。

ショウガ紅茶を持つのん

温活で
のんさんが激変

毎日続けることで冷えないカラダに

サーモグラフィーでの変化を示した写真
川嶋朗

川:4日前と今日では大違いですね。ビフォーが悲惨だっただけに、わかりやすいですね。末端まで血が通うようになったことがよくわかります。

のん

の:先生、ほかにも簡単にできる冷え対策を教えてください。冷えない体を維持したいです。

川嶋朗

川:その前に、現代人の低体温化が進んでいるのはなぜだと思いますか?50年前、100年前と今では何が違うかを考えてみてください。

のん

の:えっと……便利に、なった?

川嶋朗

川:ピンポン。交通手段が発達したことで、歩かなくなった。電化製品が発達したことで、スイッチひとつで快適な温度で過ごせるようになった。本来人間は、寒かったら震えたりして温度を調節しますけども、それが必要なくなっちゃうと、その能力が育たないんです。さらに動かないと筋肉が発達しないので、熱を生み出せなくて低体温になるんですよ。僕が小学生の頃は、学校にエアコンはありませんでした。熱中症で倒れる児童が多くてニュースになるなんてほぼなかったですよ。

のん

の:文明が発達したことで、低体温の現代人を生んだんですね……ということは、他にできる冷え対策って、動くこと?

川嶋朗

川:大正解。ジムに行ってトレーニングしなくても大丈夫。日常にちょっと「負荷」をかけてあげるだけで違います。電車に乗らずに3駅分歩け、なんて言いません。歩くときに1.5倍の速度で歩くだけで日常に「負荷」がかけられます。洗濯物を干すときに、一度しゃがんでから立ち上がって干せば、洗濯物の数だけスクワットできます。そういうちょっとしたことで、筋肉は鍛えられますよ。

のん

の:それならできます!アフター写真の状態をキープしないと!文明の発達に甘えず、あんまり怠けず、日常的に動いて冷え知らずの体になるようにしたいです!ありがとうございました。

参考著書
●川嶋朗式 体を温めて健康になる100の法則―冷えを取れば万病が治る! /著者 川嶋 朗
●たった1分!あてるだけでキレイが目覚めるドライヤーお灸/著者 川嶋 朗

のんさん着用衣装のご紹介
スカート/caph troupe アクセサリー/SIRI SIRI

編集部より

手足の冷えで眠れぬ夜を過ごしている方も少なくないのではないでしょうか?一年で一番寒いこの季節に読者のみなさんに知ってほしい冷えが及ぼすカラダへの影響と4つの冷え対策を紹介させていただきました。のんさんのように忙しい毎日を過ごしている方でも手軽に隙間時間でできる対策になっていますので、「温活」を是非この機会に試してみてはいかがでしょうか?