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ほくろ除去手術とは

 更新日:2023/03/27

ほくろ除去手術とは

ほくろは全身の至る所にできますが、色素性母斑という病名であり、母斑細胞という神経系由来の細胞が異常に増えたものです。

ほくろ除去手術とは、整容的にほくろが気になる方がほくろを除去するために行う手術です。

また、一部のほくろは、視診上、皮膚がんと類似しているため、その区別のために切除、精査を行うことがあります。

ほくろが急に盛り上がったりじゅくじゅくしたり、その形が汚い場合や色むらがある場合は、皮膚がんの可能性があります。

これらを除去する方法で一般的とされているのはメスなどで切り取る摘出術と炭酸ガスレーザーで蒸散して削り取る焼灼法の2つです。

どちらの場合も局所麻酔をして行います。

メリット

・切除検査を受けることで、皮膚がんの可能性について精査できる
・ほくろ除去することでコンプレックスが解消される

デメリット/副作用

・摘出術の場合は、手術痕が残ってしまう
・焼灼法の場合は治療部分が白くなる
・数日間痛みがある場合がある
・術後は毎日患部を自宅でケアしなければいけない

治療期間

手術は来院当日に受けることができます。

焼灼法であれば5〜30分、摘出術であれば15〜30分程で完了します。

摘出術の場合は、部位にもよりますが1週間〜2週間ほどで抜糸を行います。

術後の経過を観察し、自宅ケア用の創傷被覆材で、創部の生着まで保護します。半年〜1年で傷が目立たなくなっていきます。

費用相場

除去するほくろの大きさや数、治療法によって異なります。

3mm未満:1万円〜、5mm以下:1万5千円〜、5mm以上:2万円〜が一般的な目安です。

注意点

治療期間や費用は治療内容などによって大きく異なる場合があります。

この記事の監修医師