子宮内膜スクラッチング法とは

子宮内膜スクラッチング法とは

子宮内膜スクラッチング法とは、着床前の子宮内膜を柔らかいブラシを使い故意的に傷つけることで、着床率や妊娠率などが上がる可能性があると言われている不妊治療の一種です。傷の修復の過程で、サイトカインや成長因子などが放出されることや、脱落膜化が促進されることで着床率が上がるためと考えられていますが、有効であるという科学的な根拠は示されていません。複数回胚移植をしても着床に至らない場合に実施されることがあります。

メリット

・妊娠率が上がる可能性がある
・子宮内膜の状態の改善が期待できる

デメリット/副作用

・治療中に若干の痛みや出血がある
・月経開始から治療までの間、避妊をする必要がある
・感染が起こる可能性がある
・流産のリスクが高まる可能性がある
・有効性については議論の余地があり、専門家によっても意見が分かれる方法である

治療期間

1回の治療での所用時間は5分程度です。効果が持続するのは、2〜3ヶ月程度だと言われています。

費用相場

千円〜2万円と医療機関によって異なります。

注意点

治療期間や費用は、医療機関や治療内容などによって大きく異なる場合があります。