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ウルセラの効果を解説|ほかのハイフとの違いやリスク・クリニック選びのポイントも紹介

 公開日:2024/12/13

加齢や乾燥などが原因で頬のたるみが気になる方で、ウルセラの治療を検討している方は多く存在します。

またウルセラという名前は知っていて試してみたいが、具体的な治療内容や留意すべき副作用があるのか知らない方も多いようです。

今回はウルセラの効果・副作用を具体的にみていきましょう。

そして実際にウルセラ治療を行いたいときのクリニックの見つけ方も紹介します。また、よく似たもののハイフとの違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

ウルセラで期待できる効果

カウンセリング

リフトアップ効果が期待できるウルセラは、どのような原理で効果を発揮するかを解説します。

ウルセラは高密度の超音波を独自の機械を用いて肌に向けて発することで、本来メスを使わないと届かない層に熱を届けられます。照射の際は皮膚の表面に熱を感じますが、集中的な照射によりほかの組織に不要なダメージを与えません。

また照射時はエコー画面を見ながら治療が可能で、狙った部分に当たっているかをリアルタイムで観察することが可能です。これによりピンポイント照射による高い効果を得ることが可能となります。

ここからは具体的にどういった部位へのアプローチが主に行われているかを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

頬や目の周りのたるみ改善

肌のたるみで気になるところといえば頬や目の周りを思い浮かべる方も多いでしょう。ウルセラは頬や目のたるみの改善が期待できます。

特に目の周りといったデリケートな部位では、メスを使わないウルセラがおすすめです。

頬や目は、その方の印象を大きく変えます。たるみを改善して第一印象を良くしたいなら、ウルセラの活用も検討してみるといいでしょう。

毛穴の引き締め

頬を触る女性

たるみ改善により毛穴の開きにも効果を期待できます。ウルセラは超音波により人工的なダメージを与えるため、皮膚を構成するたんぱく質の引き締めが行われます。

その後ダメージの修復のためにコラーゲンが生成されるようになり、結果として肌のハリや潤いが生まれ毛穴を引き締める効果が発揮されるのです。

毛穴の開きに悩む方にとっても、ウルセラは心強い味方になってくれるでしょう。

ほうれい線・しわの改善

ほうれい線やしわは、肌の水分やコラーゲン不足などによるものです。

ウルセラ治療をすると肌に水分を保つ成分のコラーゲンが生成され、しわの改善効果を期待できるといわれています。

乾燥やたるみによるほうれい線に関しても、ウルセラ治療を行うことでフェイスラインが引き上がりほうれい線が目立たなくなるためです。

ウルセラとほかのハイフとの違い

微笑む看護師

ウルセラと同様にリフトアップ効果を期待できる治療に、ハイフ(HIFU)という言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか。

ハイフは高密度の超音波(高密度焦点式超音波)を指します。一方のウルセラは深層の奥にあるSMAS層(筋膜層)に刺激を与えてリフトアップを図る方法です。

ハイフは超音波のことを指しており、ハイフを取り入れた治療法のひとつにウルセラがあります。ウルセラは焦点が小さいのに対して、ハイフはやや広めです。

ハイフにはさまざまな種類がありますが、特に深くまで浸透できるハイフで4.5ミリメートルまでエネルギーを伝えられます。

また、ウルセラの費用相場は130,370円~258,450円(税込)程度となっています。施術範囲・クリニックの方針により費用も異なりますので、施術前に確認しましょう。

ウルセラのメリット

笑顔

ここまでウルセラ治療で期待できる効果や、どういった原理で治療が行われているかを解説してきました。ここからはウルセラ治療を選択するメリットを解説します。

整形外科の治療法は日々進歩しているため、さまざまな視点から治療法を検討することが重要です。費用や時間の節約にもなるため、担当の医師を始めさまざまな場所から情報収集を行い決定しましょう。

切らずにリフトアップが可能

ウルセラを用いることで超高密度の超音波が肌の深部を刺激し、リフトアップ効果をメスを用いることなく生み出すことが可能です。

これまでは、メスを使った治療法でしか筋膜に対して治療を行えませんでした。しかしウルセラの機器のお陰で、切ることなくリフトアップ治療を行えるようになったのです。

照射のみで筋膜にアプローチできるので、肌への負担が少なく済みます。またダウンタイムも必要がなく、ウルセラの治療後は普段どおりに過ごせることも特徴です。

コラーゲンが生成される

ウルセラで照射した部分が熱による刺激でダメージを受け、肌が再生しようとコラーゲンを生成します。

仕組みとしては細かくピンポイントで照射していくのですが、照射の温度設定が大事です。

温度が低いとコラーゲンを生成できる程の刺激が弱くなり、照射温度が高すぎれば肌へ大きな負担となるため逆効果となってしまいます。

ウルセラは、コラーゲン生成に必要でなおかつ肌への負担が少ない温度設定となっています。

ウルセラの副作用やリスク

バツマーク 女医

メスを使わず切らないでリフトアップ効果を期待できるウルセラですが、治療によるリスクもあることは否めません。

ウルセラによるリスクについて、どのようなものが考えられるのか紹介します。

これらの症状は主に治療を受けた直後のケアで対策できるものが多く、時間とともに症状が和らぐことが少なくありません。あくまで考えられるリスクとして、大げさに考えず不安な点を医師に相談するとよいでしょう。

肌の赤み

驚く女性

照射を行った後、数時間から数日の間は赤みや腫れといった症状が照射した周辺に生じる可能性があります。これらの症状は自然に解消されますが、個人差があるため気になる場合はあらかじめ担当の医師とアフターケアの相談を行いましょう。

赤みが出る理由の一つは、熱照射により深部に熱がこもっているためです。そのため治療当日は入浴や飲酒といった熱が増す行為は避け、汗をかくような運動も行わないようにしましょう。

色素沈着

ウルセラは肌の奥に刺激を与えるため、まれに色素沈着が発生します。色素沈着とは紫外線やホルモンバランスの乱れなどが原因で発生する症状です。

ウルセラ処置後に皮膚の防衛機能が低下し、通常の紫外線でも皮膚に色素が沈着した状態が維持されてしまう事で発生し肌が黒ずんでしまいます。

予防のため治療後数週間はCVケアを十分に行うことや、入浴やスキンケアを行うときに擦らないようにするといった対策が重要です。

神経の炎症

喉が痛い

ウルセラの照射後は軽いしびれのような神経の炎症を感じる方もいます。照射は画像を見ながら行われるのですが、神経がどこを走っているかを確認できません。

そのため場合によっては筋膜への刺激により、神経に炎症が発生するリスクが存在します。神経に当たってしまった場合、数週間から1ヵ月程度鈍痛が続く場合があることを留意しておきましょう。

1ヵ月以上痛みがある場合や、我慢できない痛みを感じた場合は速やかに治療を受けたクリニックに相談を行い、適切な処置を受けることが痛みを慢性化させないために重要です。

やけど

ウルセラは温度設定を肌に負担のない程度にしていますが、照射の焦点が小さく一点に集中するため、軽いやけどを起こすことが考えられます。

肌の皮が薄い箇所への照射部はやけども引き起こすことがあることを考慮し、照射部位を相談するといいかもしれません。

さらに照射後は皮膚が乾燥しやすくなる場合や、肌のハリが低下するといった症状を自覚する場合があります。これは熱をともなう治療により、皮膚の水分が減少したためです。

治療後数週間は肌ケアや紫外線対策を十分に行い、ダメージを受けないようにしましょう。

脂肪の収縮

高出力のウルセラは、強力なゆえにときには必要以上にやけどしてしまい脂肪を壊してしまうことが考えられます。

加齢によって脂肪量が減ることで脂肪間にあるコラーゲンが減るため脂肪収縮となり、顔の一部がこけてしまう症状となって現れるのです。

こういったリスクを避けるために、ウルセラ治療を受ける場合はエステ・サロンではなく整形外科をはじめとするクリニックを選択しましょう。

ウルセラの治療を受けるクリニック選びのポイント

エステサロン

ウルセラの治療を検討するといっても、実際にどのクリニックで行えば適切な治療を受けられるか判断するのは簡単ではありません。

そこで次はおすすめのクリニックの選び方を紹介します。住んでいる地域から近い、という考え方は通院する際は重要ですが顔は他者からもよく見られる箇所であるためさまざまな視点から慎重にクリニックは選択しましょう。

ここからはウルセラ治療をするクリニックを決める際に確認しておくべき点を紹介します。

症例数が多い

OKサイン 女医
クリニックのホームページで、経験や症例を紹介している場合があります。

数多くの症例がある程、利用した方も多いので安心感があり、クリニック選びとしてポイントの1つです。ホームページで年間どの程度治療を行っているかの経験を紹介していることもあるため、気になる病院がある場合は一度検索してみましょう。

症例が多い場合は副作用やリスクが出た場合の対処法や、実際に出た場合どうすればいいかのノウハウも蓄積されているため安心感があるのもメリットです。

興味はあるが不安な点も多く踏み切れない場合は、無料のカウンセリングを実施しているかどうかも確認してみましょう。

ショット数の詳しい説明がある

ウルセラ治療の料金は部位によって異なりますが、どの位置に超音波を何度打ち込むかでも異なります。この回数をショット数と呼び、ウルセラの効果をより発揮するためにはこの回数が多いクリニックを選ぶとよいでしょう。

ホームページ上でショット数を明記しているクリニックはそう多くなく、さらにウルセラ治療のガイドライン改定にともない出力を下げるクリニックが多いです。

出力が下がると痛みを抑えられますが、出力が下がった分効果も実感しにくくなります。症例が多いクリニックや副作用を出さないように心がけているクリニックでは最大出力での治療を受けられるため、電話相談などで確認を行いましょう。

まとめ

顔触る

ウルセラは高密度の超音波で肌の深部にある筋膜にピンポイントで照射するので、効果も高く安全性も高いといわれています。

ガイドラインも制定されているため、専門的な知識を持った医師の元メスを使わないリフトアップを検討している方にオススメです。その反面、自身で行うアフターケアが欠かせません。ウルセラ治療を受ける際はその点は十分注意しましょう。

リフトアップにより若々しさを取り戻して、心を元気に過ごせることは大変有意義な時間です。無料カウンセリングが可能なクリニックも存在するため、ぜひ一度相談してみましょう。

参考文献

この記事の監修歯科医師
伊藤 有毅医師(柏メンタルクリニック)

伊藤 有毅医師(柏メンタルクリニック)

“2012年 東北大学医学部医学科卒
2014年 東京大学医学部精神神経科
2015年 都立松沢病院
2018年 柏メンタルクリニック”

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