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美容治療痕や傷跡を修正したい!治療方法・リスクを解説

 更新日:2024/04/04
美容治療痕や傷跡を修正したい!治療方法・リスクを解説

美容整形で理想の自分になっていても、整形箇所の傷跡が気になるという方は少なくありません。また、リストカット・ニキビ・事故・手術による傷跡の悩みも深刻です。

しかし、傷跡の悩みは永遠に抱えなければいけないものではありません。昨今では傷跡修正が注目されつつあり、悩みから解放された方も増えています。

本記事ではさまざまな傷跡の修正・治療方法・副作用について解説します。

村岡 史子

監修医師
村岡 史子(ziz CLINIC)

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2007年岩手医科大学卒業。盛岡赤十字病院、岩手医科大学形成外科にて勤務。2010年タウン形成外科クリニック盛岡院の院長に就任。2013年湘南美容クリニック仙台院に入職。その後、北関東・北陸・東北・北海道の北日本11院のマネジメントを幹部として行い、さらに技術指導担当医師として全国のドクターの技術指導も担当。2022年ルラ美容クリニックの顧問兼特別技術指導担当医師就任。2023年、東京都渋谷区に「ziz CLINIC」を開院。13年間美容医療に携わる。

美容治療痕や傷跡の修正とは

美容治療痕や傷跡の修正とは
そもそも傷跡とは、文字通り跡となって残ってしまった傷を指します。傷跡はさまざまな要因で生じてしまうでしょう。美容クリニックでは、以下で生じた傷跡の修正を希望される患者さんがいます。

  • 豊胸手術など美容整形
  • ほくろ除去
  • リストカット
  • ニキビ跡
  • 事故や手術

美容クリニックで行う傷跡修正は、上記の要因などで生じた傷跡を目立たなくする効果が期待できます。傷跡を完全に消すのは難しいですが、縫合法などによっては傷跡がほとんど見えにくい状態に仕上げることも可能です。
ここからは、各要因で生じた傷跡とその修正方法について解説します。
なお、美容治療痕や傷跡の修正は基本自由診療(保険適用外)となります。

豊胸手術など美容整形の傷跡

豊胸手術は、シリコンバッグ・脂肪注入法の2種類に大別されます。それぞれでバストアップの目安・ダウンタイムが異なるように、傷跡の箇所や大きさも異なります。
一般的に、シリコンバッグの場合は3〜5cmの傷跡が脇のしわに沿って生じ、脂肪注入法の場合は3mm程の傷跡が脇や乳房の下に生じるとされています。
また、傷跡が生じる美容整形は豊胸手術だけではありません。脂肪吸引・眉下切開・フェイスリフト目頭切開といった、さまざまな手術で傷跡が生じる可能性があります。
傷跡を修正するには、サブシジョンで傷跡部分と皮膚を剥離し、ヒアルロン酸を注入したうえで高密度のピコレーザーを照射する治療方法などがあります。

ほくろ除去の傷跡

ほくろ除去はメスを用いた切除法、もしくはレーザーを照射させるCO2レーザーが主に採用されています。
いずれの手術でも傷跡は3〜6ヵ月で目立たなくなりますが、人によっては除去箇所がケロイド状・凹凸になる、もしくは色素沈着を引き起こすケースもあるでしょう。
そういった傷跡が残る場合、ほくろの大きさや位置が大きな要因となっているケースもあるので、除去手術を行う前に医師に相談することが望ましいです。
ほくろ除去の傷跡を修正するには、ご本人の皮膚を採取後、培養させてから傷跡に移植する治療方法などがあります。

リストカットの傷跡

リストカットに代表される自傷行為は、深刻な問題ともいえます。リストカットは精神的に不安に陥り、衝動的に手首などを切ってしまう方もいるので、時間が経ってから残った傷跡を見て後悔する人も少なくないでしょう。
そうなると周囲への説明に困るだけでなく、人に見られないように夏場でも長袖を着て隠す方もいます。美容クリニックではリストカットの傷跡を目立ちにくくしたり、別の傷跡へと変えられる可能性があります。
ただし自傷行為による傷跡の修正を行わない方針のクリニックもあるので、事前に調べるようにしましょう。
傷跡を切除してから縫い合わせる治療方法が主流ですが、切除しない場合はレーザー治療が採用されます。

ニキビ跡の凹みや赤み

肌の状態次第では日常的に生じるニキビですが、皮膚内部のダメージ・毛細血管の鬱血によって赤みや色素沈着として残るケースもあります。
また、同じ箇所にニキビが繰り返し生じることにより、毛穴の構造が崩れてクレーター状に残ってしまう場合もあるでしょう。構造が崩れる箇所を真皮層と呼びますが、ここでは新陳代謝が行われません。
一度生じたクレーターは、治療をしなければ残り続けてしまうのです。なお、クレーターとなったニキビ跡は、規模によってアイスピックタイプ・ローリングタイプ・ボックスタイプの3つに分類されます。
傷跡に対しては、耳介軟骨移植やヒアルロン酸注入などが主な治療方法となります。

事故や手術の傷跡

交通事故やスポーツの事故による傷跡、もしくは帝王切開などさまざまな手術の傷跡も、現在では多くの美容クリニックで修正が可能となっています。
事故や手術そのものが負担になるにも関わらず、傷跡が残ると気持ちが落ち込み、劣等感を抱いてしまう方も少なくありません。
傷跡は高さや形によって種類も異なり、治療法も異なります。投薬治療のほか、傷跡の種類によってはレーザー療法や手術を行うこともあるので、まずはクリニックを訪れて医師に相談してみましょう。

傷跡修正の治療方法

傷跡修正の治療方法
ここからは傷跡修正の治療方法について解説します。治療方法は大まかに分けて切除して行う方法・切除しない方法がありますが、そのなかでもさらに形成術が細分化されます。
修正したい傷跡の種類・箇所に適した治療方法を見極めるためにも、参考にしていただければ幸いです。

切除して行う方法

切除法では傷跡の部分を切除し、そのうえで皮膚を縫合します。特に傷跡の周囲の皮膚に余裕がある場合に効果的な方法です。基本的な切除方法を単純切除と呼びますが、以下のようにさらに傷跡を目立たなくする形成術もあります。

  • Z形成
  • W形成
  • 真皮縫合

Z形成は引きつってしまった傷の向きを分散させるように切除・縫合し、傷跡を目立たなくする形成術です。W形成では単純切除でも治療できる傷跡をあえてジグザグ状に切除・縫合し、単純切除以上にぼかせられます。
真皮縫合では傷の深部も縫合するので、表面部を強く縫合する必要がなくなります。表面部の縫合を弱くすることで、さらに傷跡が目立ちにくくなるのです。

切らない傷跡修正の方法

傷跡を切除しない場合は以下の治療方法が挙げられます。

  • 皮膚移植法
  • レーザー治療
  • 耳介軟骨移植法
  • 剥削法
  • N-DERM(※)

皮膚移植法では大腿部・腹部・鎖骨部から皮膚を採取し、傷跡に移植します。傷跡の範囲が大きい場合、採用が検討される治療方法です。
レーザー治療では該当箇所にフラクショナルCO2レーザーを照射し、傷跡の皮下組織を分解します。照射された肌には無数の微小な穴が作られ、表面が再生する仕組みです。
さらに熱エネルギーによって真皮層からコラーゲンが生成されるので、肌自体が再生する効果も期待できます。真皮層にまで影響を与える治療法なので、深い傷跡に有効です。
耳介軟骨移植法は該当箇所に耳介軟骨を移植します。ほくろ除去後や、水疱瘡跡・ニキビ跡など凹みがある傷跡に有効です。該当箇所を削り取る剥削法は、入れ墨などを急いで消したい場合に検討されます。ただし難易度が高く、やり直しがききません。
N-DERMは日本では導入されたばかりの、韓国認可の医療機器です。搭載されたマイクロコアリングで色素が深い部分を除去し、並行して行うレーザー治療の効果をさらに高めます。
レーザー治療は通常だと2ヵ月周期でしか行えませんが、N-DERMを併用することで2週間周期にまで縮められる点も特徴です。
高い効果を早期に得たい場合は、通常の治療に加えてN-DERMの併用も検討してみましょう。
(※)未承認機器のため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

傷跡修正のリスク・副作用

傷跡修正のリスク・副作用
自身のコンプレックスを解消するために、傷跡修正の治療はとても効果的といえるでしょう。ただし、傷跡修正にはリスク・副作用もあります。
ここからは各リスク・副作用を解説します。

感染・アレルギー

切除法で傷跡修正を行った場合、術後に該当箇所が出血を起こす可能性があります。また、手術の際は局所麻酔を用いますが、それによってアレルギー反応を起こすリスクもあるでしょう。
アレルギー反応が起きた場合は発疹・息苦しさが生じ、まれにショック状態に陥る可能性もあります。

左右差・糸の露出

切除法による傷跡修正を行い、特に真皮を縫合した場合は、後になって該当箇所から中縫いの糸が露出してしまう可能性があります。また、頬・眉上などの凹んだ傷跡を耳介軟骨移植で修正すると、左右で比べた場合に差異が生じるリスクがあります。

赤み・つっぱり・硬さ

切除法で傷跡の表皮を切開して縫合した場合は、人によって皮膚に赤みが生じるケースも確認されています。これは治療反応が高まり、コラーゲンが過剰に分泌されているからです。
コラーゲンの分泌自体は問題ないのですが、分泌が過剰になると、かえって傷跡が盛り上がることもあるでしょう。盛り上がりによって皮膚がつっぱり、該当箇所が硬くなってしまう可能性もゼロではありません。

ケロイド・肥厚性瘢痕

傷跡修正治療を行った後、縫合などの効果で皮膚はゆっくりと癒着を始めます。しかし、癒着の際に皮膚を構成する線維細胞が過剰に分泌された場合は、傷跡が赤く盛り上がった肥厚性瘢痕となる可能性もあるでしょう。
肥厚性瘢痕によく似た副作用としてケロイドがありますが、これは遺伝的な素因が大きいとされています。
肥厚性瘢痕には広がらない・治療が可能という特徴がありますが、ケロイドは治療を行った傷跡を越えて周囲の正常な皮膚に広がるケースがあります。また、ケロイドは治療では治しにくいとされています。

美容の傷跡修正ならziz CLINICにご相談を

ziz CLINIC受付
さまざまなきっかけによって生じてしまった傷跡は、美容クリニックで修正できます。とはいえ、多くの美容クリニックが存在する昨今、どこを選べばよいのか迷ってしまうでしょう。

相談する美容クリニックに悩んでいる場合は、ziz CLINICへ相談してみてはいかがでしょうか。

専門としているタトゥー除去はもちろん、傷跡修正にも柔軟に対応しているクリニックです。

新しい技術を取り入れた治療も受けられるので、悩みの種になり続けていた傷跡こそ、ziz CLINICが力になってくれるでしょう。

豊胸手術跡の治療が可能

ziz CLINICでは、豊胸手術跡の治療も行っています。

患者さんのニーズに合わせた傷跡修正オーダーメイドを活用すれば、多種多様な治療方法の中から自身に適した方法を組み合わせられるでしょう。

豊胸手術は方法によって傷跡の大きさや場所が変わるため、人によって適切な傷跡の治療方法も異なります。

そのため、傷跡修正で柔軟な対応を求めている方にはziz CLINICがおすすめです。

なお、豊胸手術跡治療は3〜6ヵ月程で目立たなくなります。 完全に目立たなくなるには6ヵ月〜1年程かかるので、ひとつの目安としていただければ幸いです。

人中短縮跡・目頭切開跡などの治療にも対応

ziz CLINIC院長
ziz CLINICは人中短縮跡・目頭切開跡修正治療にも対応しています。

人中短縮治療跡は一般的に3〜6ヵ月程度で落ち着き、目立ちにくくなります。

目頭切開跡治療は、早い方なら1ヵ月程度、遅い方は半年程度かかる場合があります。

豊胸手術と同じように傷跡修正オーダーメイドが活用可能なので、自身に適した費用・期間・効果が期待できるでしょう。

新しい技術を取り入れた治療を提供

ziz CLINICの特に大きな特徴は、N-DERMによる治療方法です。

物理的に皮膚に穴を開け、レーザーでは届かないような箇所の傷跡も治療できます。

なお、N-DERM治療は傷跡修正オーダーメイドでは選択できず、追加オプション扱いとなりますが、穴を開けるサイズは細かく調整できるので自身に適した効果が期待できます。

また、N-DERM治療単体でも効果がありますが、さらにレーザー治療と組み合わせてできる限り少ない回数・短い期間で治療を終えることも可能です。

回数・期間は施術や経過によって異なるので、治療に入る前にクリニックに相談してみましょう。

ziz CLINICの基本情報

アクセス・住所・診療時間・費用・治療期間・治療回数

各線渋谷駅 徒歩8分

東京都渋谷区宇田川町36-1 SANWA SIBUYA Bldg.7F

診療時間
10:00~19:00

※閉院日:不定休

【料金表】
<N-DERM 顔>

  • 1平方cm未満 :70,000円(税込)
  • 1〜5平方cm:100,000円(税込)
  • 6〜10平方cm: 130,000円(税込)
  • 11〜25平方cm:150,000円(税込)
  • 26〜50平方cm:200,000円(税込)
  • 51〜100平方cm:250,000円(税込)
  • 101〜150平方cm:300,000円(税込)

【治療期間】※目安です
豊胸手術跡治療:3~6ヵ月程で目立たなくなり、完全に目立たなくなるには6ヵ月~1年
人中短縮治療跡:3~6ヵ月程度
目頭切開跡治療:早い方は1ヵ月程度、遅い方は半年程度
【治療回数】
1回~5回(施術内容や経過によって異なるので、クリニックに相談ください)

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