裸眼で暮らす生活を取り戻せる眼内コンタクトレンズ「ICL」【東京都新宿区 いやま眼科】

公開日:2021/03/23  更新日:2021/04/06

いやま眼科
いやま眼科

IT機器や携帯電話に囲まれ、何かと目を酷使しがちな現代。角膜を削って視力を矯正するレーシック、睡眠中のコンタクト装着で視力回復を図るオルソケラトロジーなど、さまざまな視力矯正法が開発されている。タレントの指原莉乃さんが2018年に施術を受けたことで話題になったICL(Implantable Contact Lens)もそのひとつだ。ICLとは、角膜の縁を3mmほど切って入れる眼内コンタクトレンズ。永久コンタクトレンズとも称されるこのICL、興味はあるが心配が先に立つという声も多い。そこで眼科医としても二児の母としても活躍中の井山千草先生に、ICLのメリット・デメリット、レーシックとの違いなどについて詳しく伺ってみた。

Doctor’s Profile
井山 千草
いやま眼科 院長

東京工業大学工学部機械科学科卒業後、一般企業でエンジニアとして勤務したのち、一念発起して慶應義塾大学医学部に進学。卒業後、東京大学医学附属病院で初期臨床研修を受け、慶應義塾大学医学部眼科学教室に入局。慶應義塾大学医学部眼科学教室助教、永寿総合病院勤務、慶應義塾大学医学部眼科学教室共同研究員、南青山アイクリニック勤務を経て、2019年9月いやま眼科開院。
日本眼科学会認定眼科専門医、身体障害者福祉法指定医、視覚障害者用補装具適合判定医(ロービジョンケア)。経理所属学会、日本眼科学会、日本眼科手術学会、日本眼科アレルギー学会に所属。

まず、ICLとはどんな矯正法なのか教えてください。

ICLとは、角膜の縁を3mmほど切って、そこに一人ひとりの視力に合わせたレンズを入れる、眼内コンタクトレンズと呼ばれる視力矯正法です。
一度入れると半永久的にコンタクトやメガネのわずらわしさから解放されます。しかも、視力が落ちる前の裸眼の状態に戻るようなクリアな見え方が手に入るため、ICLの施術を受けた方は皆さんご機嫌で帰宅なさるんですよ(笑)。

10分程度の日帰り手術で1.0以上の視力が手に入る

角膜を切るとかレンズを入れると聞くと、ちょっと怖いような気もします。

お若い方はご存じないかもしれませんが、眼科の手術として普及している白内障の手術でも、眼内レンズを移植するんですよ。
現在日本で行われている白内障手術は、精度・安全性が確立され、多くの症例数を持っています。ICLはそれよりさらに簡単な手術です。術前の検査や術後の定期検査が必要ですが、手術自体は5~10分程度、日帰りで受けられる手術なんです。

視力矯正にはレーシックがありますね。それとどんな違いがあるのですか?

レーシックは角膜を削ることで屈折率を向上させる視力矯正法です。実は私もレーシックを受けているのですが、ICLのほうが見え方がきれいだといわれています。
レーシックはあまりにも視力が低い方は対象外なのですが、ICLは視力が0.01しかないような方でも1.0以上の視力回復が実証されています。また、レーシックでは視力の後戻りがあることが多いのですが、ICLは何かの疾患にかからない限り半永久的に術後の視力をキープできるんです。
さらに、レーシックは角膜を削るので元に戻すことはできませんが、ICLは角膜の縁を3mm切るだけなので数日で傷が塞がりますし、万一事故で損傷するなどのトラブルがあっても、取り出して元に戻すことができます。
レーシックと違ってドライアイにもなりにくいので、コンタクトによる目の乾きでお悩みの方にとって朗報ではないでしょうか。

なるほど。それではICLの検査から術後までの流れを教えてください。

ICLは、手術自体はそれほど難しくありませんし、患者さんの負担も少ないものです。大変なのは、手術の前のレンズの大きさの計測と度数合わせ。最初の検査で目の疾患がないかを調べ、問題がなければ、目の大きさを測り、度数を合わせていくのですが、一度の視力検査では正確な測定ができないんです。
実は、人間の目というのは、コンタクトやスマートフォンの使用によって、それに合わせた一時的な視力になってしまうんです。ですから、その人本来の視力を正確に測るためには、ソフトコンタクトなら2週間程度、ハードコンタクトの場合は1カ月程度、コンタクトの使用をやめていただいてから視力検査する必要があります。また、乱視の強い方など、患者さんによってはレンズをスイスなどから取り寄せる必要が出てきます。
しかし、視力を精密に測定して、目の大きさに合ったレンズさえ用意できれば、当日の手術は点眼麻酔で瞳孔を開き、5~10分ほどの施術をして、トータルでも1時間で済みます。
手術が終わったら1週間後、1カ月後、3カ月後に見せていただいて、その後は年に一度の定期検診に来ていただければ大丈夫です。

10分程度の日帰り手術で1.0以上の視力が手に入る

ICLは何歳の方でも受けられるんですか?

現在、ICLの対象は21~45歳となっています。成長期は目の大きさも変わるので、体の成長が止まった成人の方が対象となります。
また、50歳前後からは手術の侵襲で一時的に炎症を起こしたりして白内障が進みやすくなるといわれているため、せっかくICLを行ってもその効果を実感できる期間が大変短くなりがちなんです。ですので45歳までが対象となっています
ただ、遠近両用のICLの研究も進んでいますので、いずれは45歳以上の方もICLを受けていただけるかもしれませんね。

合併症は? 痛みは? 改良されたICLなら心配無用

合併症は? 痛みは? 改良されたICLなら心配無用

ICLのすばらしさは理解できたのですが、痛みなどはないのでしょうか?

個人差はあるかもしれませんが、「痛みはほとんどない」と言ってよいと思います。レーシックは術後に涙がぼろぼろ止まらないくらい痛みがあるのですが、ICLは点眼の麻酔薬が少ししみる程度です。
術中に目の周りに粘着性のあるシートを貼るのですが、皆さんおっしゃるのは、「これを剥がすときが一番痛かった」と(笑)。つまり、それ以外はほとんど痛みを感じてらっしゃらないんですよ。
翌朝も目がゴロゴロするような違和感がある程度で、傷は数日で塞がりますし、痛みを訴えられたことはまずないですね。

ハローグレアという現象が起きることがあると聞きました。それはどういうものでしょうか? また、合併症についてはいかがですか?

ハローグレアはレーシックでも現れることのある、夜間などに光の輪が見える現象です。最初は皆さん驚かれますが、1週間程度で慣れて気にならなくなるようです。
合併症については、改良されたICLになってからは激減しています。以前は白内障や緑内障になりやすくなるといわれていたのですが、3年ほど前に、レンズの真ん中にとても小さな点のような孔があいたレンズが開発されました。これによって、涙の循環を妨げずに済むようになり、結果として合併症のリスクが抑えられようになったんです。
インターネットには以前のICLの情報もあるので、痛みや合併症などについてネガティブな情報もあるようです。しかし、現在の改良されたICLなら痛みもなく、きちんと定期検診に来ていただければ、半永久的に裸眼の生活を送れますよ。

ICLを入れた後に、特別なメンテナンスなどの必要はありますか?

術後一週間は洗顔、洗髪、お化粧などはやめていただきます。また、処方されたお薬の点眼が必要です。そういう点では、ICLは手術そのものより、患者さんの術前・術後の注意が大切といえるでしょう。
でも、今まで木を見ても漠然としか見えていなかったのが、葉っぱの一枚一枚までハッキリと見えるようになるんですよ。それが半永久的に続くわけですから、皆さんその喜びのほうが大きいとおっしゃいます。コンタクトやメガネをつくっても、すぐに見えにくくなることの多い乱視の方も、ICLなら快適な視力生活を継続できるといえるでしょう。

半永久的ということは、高齢になっても大丈夫なんですか?

ICLのレンズは、生体とくっつかない成分でできていますので、高齢になっても大丈夫です。もし白内障の治療が必要になったら、ICLのレンズを取り出して白内障のレンズを入れればよいので、年齢を重ねても大丈夫ですよ。
老眼は誰もが避けられないことなので、高齢になれば老眼鏡は必要になりますが、現在20代30代の方が老眼になる頃には、遠近両用のICLが普及している可能性も高いと思います。

合併症は? 痛みは? 改良されたICLなら心配無用

費用はコンタクトを10年使用する程度。災害時にも心強いICL

費用はコンタクトを10年使用する程度。災害時にも心強いICL

気になるのはやはり料金です。

ICLは保険外の診療になります。一般的に、現在のICLの料金は両目で77万円(税込)程度です。
ただ、ワンデーのコンタクトレンズが月に5,500円(税込)かかるとすると、1年で6.6万円(税込)、10年で66万円(税込)ですよね。10年程度でペイがくるんです。10年分のコンタクトの料金で、コンタクトのわずらわしさや目の乾きから解放されるのならと、現在はお問い合わせもどんどん増えています。

費用はコンタクトを10年使用する程度。災害時にも心強いICL

いやま眼科では、ICLの手術を行うにあたって、どんなことを心がけていらっしゃいますか?

衛生面・技術面ともに大学病院と同等の環境を備えています。また、何より重視しているのは、患者さんの気持ちをしっかりとお聞きすること。私自身、レーシックを経験していますのでレーシックとICL双方のメリット・デメリットを体験的にお話しできますし、じっくりご相談にのっています。
料金設定も明確にし、検査からレンズの購入、手術、術後の点眼薬、3カ月までの検診まで含め、トータル66万円(税込)で行っています。少しでもご興味があれば、安心してご相談いただきたいですね。

ICLのメリットがよくわかりました。それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

ICLなら強度の近視の方でも1.0以上の視力を獲得でき、さらにメガネ・コンタクトのいらない生活が手に入ります。
たとえば災害時にメガネが壊れてしまったら大変ですよね。ましてコンタクトはきれいな水がないと使用できないので、いざというときに困ってしまう。私も二児の母として実感しているのですが、守るべき存在を守るためには、視力はとても大切です。
当院ではICLのほか、レーシック、オルソケラトロジーなども行っていますし、患者さんの気持ちを尊重してさまざまな目の相談をお受けてしています。ぜひお気軽にご相談にいらしてください。お待ちしています。

編集部まとめ

ほがらかで、お話ししていてとても楽しくなる井山院長に、ICLについて大変わかりやすく説明していただきました。10年分のコンタクト代で、裸眼の生活が取り戻せるICL。「いやま眼科」は江戸川橋駅4番出口を出て、右へまっすぐ2~3分、マルエツ上のクリニックモールにある明るく広々としたクリニックです。専用のリカバリー室もあるので、視力にお悩みのある方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょう。

いやま眼科

医院名

いやま眼科

診療内容

白内障手術 抗VEGF硝子体注射 コンタクトレンズ処方 緑内障 白内障 結膜炎 ドライアイ 近視 眼鏡処方 ロービジョンケア ボトックス治療 加齢黄斑変性 糖尿病網膜症 網膜静脈分枝閉塞症などの眼底疾患 テノン嚢下注射 各種レーザー治療 霰粒腫等の手術

所在地

東京都新宿区水道町4-13
三晃ビル3F

アクセス

東京メトロ有楽町線「江戸川橋」駅より徒歩3分
東京メトロ東西線「神楽坂」駅より徒歩9分
都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅より徒歩15分
バス「石切橋」停留所より徒歩0分