インプラントにもリスクあり?歯科医師が語るインプラントの注意点【千葉市中央区 医療法人社団 祐一会 そが駅前歯科医院】 2020/06/17

そが駅前歯科医院
そが駅前歯科医院

見た目が良い、日常生活を過ごしやすいなど、一般的には歓迎されるインプラント治療。しかし中には「持病があるけれど大丈夫なのか?」「治療中の痛み」など様々な不安や心配があるという方もいらっしゃいます。
また、せっかくインプラントにしたのに入れ歯やブリッジと耐久性がそんなに変わらないのではないか、など様々なネガティブなイメージを持っていられる方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、インプラントの知見を豊富に持った医師【医療法人社団 祐一会 そが駅前歯科医院 理事長/小林 大介先生】に、インプラントにまつわる次のようなテーマでお話を伺いました。
 
・インプラントの耐久性について
・インプラントが適応しない疾患について
・いくつかのリスクがあっても、インプラントが選ばれる理由

Doctor’s Profile
小林 大介
医療法人社団 祐一会 理事長

鶴見大学歯学部卒業後は鶴見大学歯学部付属病院総合歯科Ⅱに勤務。医療法人社団高輪会での勤務の後、小林歯科医院を開設している。それ以外にも品川院・蘇我院・デンタルラボ・こども院・西日暮里院と、数多くの医院を開設しストローマンインプラント社インストラクターを務めるなど多方面に渡り活動している。

インプラントと聞くと、次のようなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「一度治療が完了したら一生使っていけるもの」
「インプラントは虫歯にならないので手入れをしなくてもいい」
 
このイメージ、一部間違っています。
実は、インプラントだからこそ、きちんと手入れをしておかないと治療後に「インプラント周囲炎」や「インプラント周囲粘膜炎」になる可能性が高くなってしまうのです。
 
天然歯であれば、歯根と歯茎の間は「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる強固な線維で繋がっています。しかしインプラントにした場合、歯根膜がありません。
それにより、歯と歯茎の間にある歯周ポケットと呼ばれる箇所が数ヵ月程度で深くなり、食べかすなどが詰まりやすくなってしまうのです。すると、そこから歯周病に繋がってしまうリスクが高まります。
 
せっかく高い治療費を払ったのにも関わらず、周囲炎や粘膜炎の悪化でインプラントが使い物にならなくなってしまった……、ということは誰しもが避けたいことですよね。
そこで、日頃から行える手入れ方法について、ご紹介します。

【インプラントのリスク①】長持ちのために、手入れが必要

【インプラント後のケア方法】

インプラントを長持ちするためには欠かせない、デイリーケアの方法とポイントをご紹介します。

手入れ①歯ブラシをしっかりと行う

インプラント治療が完了したら、まずは歯ブラシを徹底して行うよう心がけましょう。食事の後はもちろんのこと、おやつを食べ終わった後も徹底することをおすすめします。また、歯ブラシの後にマウスウォッシュを使用することで、より清潔な口内環境を維持することができます。
 
歯ブラシのコツ
歯の間のブラッシングを縦にして行う「縦磨き」や、歯と歯茎の間にブラシをあて、ブラシングを横にして行う「横磨き」を交互に行ってください。就寝前は特に徹底して磨くようにしましょう。
手入れに使う歯ブラシ
毛先が細く、歯と歯茎の溝の中まで届きやすいものを選びましょう。
 
また、普通の歯ブラシに比べて毛の束が1列しかない「ワンタフトブラシ」は奥歯に届きやすく、しっかり磨けるので徹底した手入れに役立つはずです。

手入れ②デンタルフロスの使用

デンタルフロスを使用すれば歯ブラシでは落とすことができなかった、歯と歯の間の歯垢を除去することが可能になってきます。

【インプラント後のケア方法】

手入れ③ポケット探針の使用

ポケット深針は、ご存知でしょうか?ポケット深針とは、目盛りの付いた針を歯と歯茎の間に差し込み、歯と歯茎の間にある溝の深さを測ることが可能な器具になります。
 
ポケット深針を使用することにより、周囲炎や粘膜炎の進行度を確認することができます。
選ぶポイントとしては、口腔内を傷つけないように、プラスチック製の物を選択することをおすすめします。

【歯科医師に聞く!インプラント治療後のケアの重要性とデメリット】

上記で解説した通り、インプラント治療後は手入れを徹底する必要があります。そこで多くの方が、このような疑問を感じるのではないでしょうか。
「インプラントは手入れしたらどれくらい長持ちするの?」
「インプラント治療後はどんな手入れが必要なの?」
 
ここからはそれらの疑問について、小林先生の意見も含めて解説していきます。
 
では、まず初めに、インプラントはどれくらい長持ちするのかについて、小林先生の見解を伺ってみましょう。

【歯科医師に聞く!インプラント治療後のケアの重要性とデメリット】
インプラントの累積残存率は、10年で9割を超えます(※そが駅前歯科医院調べ)。ただし、歯科医院で定期的なメンテナンスを行うことが前提です。
 
入れ歯は4~5年程度、ブリッジは7~8年程度と言われているなかで、インプラントは正しく使用すれば長く使えるものだといえるでしょう。

小林先生の意見から考えると、インプラントを長持ちさせるためには日頃からの手入れと歯科医院での定期的なメンテナンスが大切ということになります。

 
では、そが駅前歯科医院では、インプラントを長持ちさせるため医院としてどのような取り組みを行っているのでしょうか?そが駅前歯科医院の取り組みについて、伺ってみましょう。

当院の定期検診では、以下のような点のチェックと、施術を行っています。
 
・自宅での歯磨きが正しく行われているか
・インプラント歯周炎になっていないか
・絶えず変わる口腔内において、咬み合わせは変わっていないか
・歯石除去(クリーニング) など

定期的に検診を行い、日頃の歯ブラシでは落としきれない歯石を除去することが長持ちさせるためのポイントともいえるでしょう。
 
次に、「インプラントにすれば虫歯にならない」ということについても伺ってみました。

【歯科医師に聞く!インプラント治療後のケアの重要性とデメリット】
インプラントは天然歯ではないので、虫歯になることはありません。
ただし、インプラント歯周炎という天然歯の歯周病のような病気になり、歯茎の腫れ・口臭の原因・顎の骨が溶け出してしまうことがあります。すると、そこからインプラントが脱落する可能性も高まるのです。

小林先生の意見から、インプラントは虫歯にはならないものの、手入れを怠ってしまうと他の病気になるリスクがあるということが分かりました。
 
また上記のような手入れが必須になってくること以外にも、インプラントには「誰もが治療を受けられるというわけではない」というデメリットが存在します。
 
その点についても、確認していきましょう。

【インプラントのリスク②】適応しないケースもある

インプラント治療がきっかけで、患者がもともと持っている持病が悪化したり、急性発症する可能性もあります。
歯科医院ではこうした事態に備えて、適切に対処するための準備を行っている医院もありますが、法律では必ず事前準備をしなければいけないということは定められておりません。そのため、事態に対して適切な対応が取れるかどうかに関していえば、歯科医院により異なってくるので疾患や持病がある方は必ず医師に確認することが大切になります。
ちなみに、インプラントの適応が難しいとされている疾患は、下記の通りになります。

【インプラントのリスク②】適応しないケースもある

・肝臓・腎臓疾患及び免疫疾患
リウマチや腎不全、膠原病など副腎皮質ステロイドホルモン服用者は治癒遅延を起こすリスクが高まります。
・血小板減少症などの血液疾患
流血が抑えられない可能性があるため、治療には注意が必要です。
・糖尿病
若年性糖尿病は難しい場合があります。
・骨粗鬆症
骨が弱いとインプラントとの癒着がされない可能性があります。
・副腎皮質ステロイドホルモンの服用者
治療遅延を起こす可能性があります。
 
これらの疾患を患っている方は、インプラント治療を受けることが難しい可能性があります。まずは、医師にしっかりと状況を説明したうえで、医師の診断結果に従った治療を検討しましょう。
 
また上述以外にも、喫煙者はタバコに含まれるニコチンが顎の骨や歯茎にある細い血管を収縮させる可能性があります。これによって十分な血流が届かなくなってしまい、傷の治りが遅くなるなどの理由から治療ができない可能性がありますので注意しましょう。
 
では、疾患がある状態でインプラント治療を受けた場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?小林先生はこのようにおっしゃっております。

疾患の状況によっては、そもそも手術ができないケースもありますし、骨とインプラントが結合しない、インプラントが長持ちしないなどのトラブルが発生します。
 
例えば、糖尿病の場合は細菌に対する抵抗力が低くなっているため、手術の切開部分から細菌が侵入する可能性が高まります。

疾患を患っていると免疫力の低下からトラブルになる可能性があるので、注意が必要ということですね。疾患以外にも骨が薄い場合、治療が受けられない可能性もあります。その点についても伺ってみました。
 

現在は骨を移植するソケットリフト・サイナスリフト・GBRと呼ばれる技術があるため、骨が薄くて治療を検討されている方もご相談ください。

ソケットリフト・サイナスリフト・GBRという技術があるのであれば、骨が薄い方も治療を受けることができますね。一度ソケットリフト・サイナスリフト・GBRを行っている歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか?
 
このように、手入れの必要や治療後のリスクがあるにも関わらずインプラント治療は選ばれ続けています。それはリスク以上に、インプラントによるメリットの方が大きいからと考えられます。
 
そこでインプラントが選ばれる理由についても解説してみましょう。

リスクがあっても、インプラントが選ばれる理由

インプラントは顎の骨にしっかり結合し、その上に人工の歯が連結されますので違和感がなく噛めるというメリットがあります。では、小林先生はインプラントのメリットについてどのように考えておられるのでしょうか?小林先生が考えるインプラントのメリットについて、伺ってみました。
 

歯を失ってしまった場合の治療として挙げられる入れ歯やブリッジに比べて、メリットを多く感じられる方も多いといえます。
天然歯と近い力で噛める(食事を楽しめる)、金属のバネがないことによる見た目の美しさ、他の治療と比較しても長持ちできる可能性が高いことが理由です。

見た目の美しさはインプラントならではのメリットかもしれません。特に他の人の目を気にする方には嬉しいメリットといえるでしょう。
 
しかし、近年インプラントの知識や技術を持たない医師による治療が原因で、治療後のトラブルが起きているのが現状です。そのため、医院選びは大切になってくるのです。
 
歯科医院を選ぶ際には、下記のようなポイントにも注目することをおすすめします。

・治療後のトラブルにも対応してもらえるか
・インプラントの知識や技術を持った医師がいるか
・セルフケアやメンテナンスの重要性などを丁寧に説明してくれるか など

次に、医院を選ぶ際に重要視するポイントに関して、先生はどのように考えておられるのでしょうか?小林先生に伺ってみました。

リスクがあっても、インプラントが選ばれる理由
インプラントの埋入実績、CTや手術・滅菌体制などの院内設備、サポート体制(保証)などを確認するよう心がけることをおすすめします。

そが駅前歯科医院では、インプラントの埋入実績以外にもインプラントの10年保証、専属の歯科技工士の常駐によるインプラントのメンテナンスなどを行っているため安心して治療を任せることができることでしょう。
 
それ以外にも患者とのコミュニケーションを大切にしている点もそが駅前歯科医院の魅力のひとつなのではないでしょうか。
 
インプラントの知識や技術を持った医師の存在、長期的なサポートなどが充実している医院を選ぶことでリスクが軽減されるのであれば医院選びにかける時間も大切といえます。

ネガティブイメージの多くは誤解

徹底した手入れやリスクなど、正しい知識を持つこと、医院選びをきちんとすることができればインプラント治療のリスクを軽減できるのではないでしょうか?

医院情報

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所在地 〒260-0842
千葉県千葉市中央区南町2-9-4
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診療内容 インプラント 歯科口腔外科 小児歯科 予防治療 訪問歯科診療
そが駅前歯科医院 治療費用
インプラント治療 ○○円~○○円(税抜)