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インプラントのオールオン4とは?メリット・デメリット・費用を解説

 更新日:2023/12/06
インプラント

インプラント治療の1つであるオールオン4は、上顎もしくは下顎全ての歯を上部構造(被せ物)にできる治療法です。

オールオン4は通常のインプラントとはメリット・デメリットが異なる上、費用面でも違いが存在します。

今回は、オールオン4は通常のインプラント治療と比べて、どのようなメリット・デメリットがあるのか、費用面の違いなどを解説します。

複数の歯をインプラントで補いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

中野 陽平

監修歯科医師
中野 陽平(浜松歯科)

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鹿児島大学 卒業
鹿児島大学医学部歯学部付属病院歯科総合診療科 研修
鹿児島市内根管治療専門院 副院長
鹿児島市立病院口腔外科 非常勤勤務
都内インプラントセンター 医長
浜松歯科 理事長

インプラントのオールオン4とはどんなもの?

オールオン4
上顎もしくは下顎の歯全てを、インプラント治療で補う治療法がオールオン4です。通常のインプラントは1本毎に人工歯根を埋め込むため、1本の人工歯根につき1本の上部構造しか取り付けられません。
しかしオールオン4の術式を使用すれば、4箇所人工歯根を埋め込むことで土台部分の治療が完了し、上部構造を取り付けることが可能です。
そのため費用・肉体的負担の大幅な軽減が可能です。歯の大部分を失った方や、総入れ歯が合わなかった方などに有効な治療法です。

オールオン4のメリットは

オールオン4のメリット
オールオン4は通常のインプラント治療と比較すると、費用・治療面においてメリットが存在します。複数の歯をインプラントで治療する場合は、オールオン4は効果的です。
ここからは通常のインプラント治療と比較した際、オールオン4はどのようなメリットがあるかを解説します。オールオン4治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

体への負担や違和感が少ない

通常のインプラント治療の場合、上部構造につき1つずつ人工歯根を埋め込む必要があります。その場合、全ての歯茎を切開し顎の骨に穴を開ける必要があり、体の負担が大きくなってしまいます。
オールオン4の場合、親知らずを除いた片顎14本の歯を4つの人工歯根で支えることが可能です。そのため手術中の負担が少なく、体への影響も最小限で済みます。また天然歯と人工歯が隣接しないため、噛み合わせの調節も容易となり治療後の違和感も抑えられます。
残っている天然歯が数本の場合、抜歯を行いオールオン4にすることも選択肢の1つです。

治療期間が短い

通常のインプラント治療は、治療箇所によって治療期間が異なりますオールオン4の場合、上顎・下顎どちらでも治療期間は大きく変わりません。
オールオン4の場合、全ての歯を作製できるため、もう一方の片顎の歯にあった噛み合わせを実現できます。通常のインプラントと違い修正が容易なため、結果として治療期間は短くなります。
またオールオン4のメリットとして人工歯根を装着後、差し歯の装着が可能です。通常のインプラントでは仮歯をすぐ付けられない場合がありますが、オールオン4の場合は治療した日に仮歯を付けられます。

歯並びが綺麗に見える

全ての歯を上部構造に変更するため、片顎もしくは両顎に合わせた歯の作製が可能です。そのため理想的な歯並びだけでなく、色なども細かく調整が行えます
1本ずつの場合は天然歯の状態を考慮し、上部構造を作る必要があるため歯並びの修正は改めて治療が必要です。インプラント治療と歯並びを改善したい場合、オールオン4は効果が期待できます。

顎骨が華奢な人にはオールオン6も使える

インプラント治療のデメリットとして、顎骨が華奢な人は人工歯根を埋め込めない場合がありますが、オールオン6であれば治療できる可能性があります。
一般的には骨造成や骨移植で骨を増やす必要がありますが、オールオン6が可能であれば骨を増やさずに治療可能です。
注意点として埋め込む人工歯根が増えるため、オールオン4より治療費がかかる点です。また切開・穴を開ける箇所も増えるため、術後についてきちんと確認しておきましょう。

オールオン4のデメリットは?

オールオン4のデメリット
オールオン4治療は通常のインプラントと同様のデメリットに加え、別のデメリットが存在します。
インプラントの通常のデメリットと並行して、オールオン4のデメリットに触れていくので、治療を受ける際の参考にしてください。

手術が必要となる

インプラント治療に共通したデメリットとして、外科手術が必要な点があげられます。麻酔をかけた後に歯肉を切開し、顎の骨に穴を開け人工歯根を埋め込む手術を行います。
手術日当日に帰宅可能ですが、手術後は抗生物質・痛み止めなどを飲む必要があり、ブリッジ・入れ歯よりも治療後の負担が大きいです。
オールオン4の場合はインプラントを同時に数本埋め込むため、手術時間が長くなる場合があります。どのようなリスクがあるか歯科医師と相談し、慎重に計画を進めましょう。

健康保険適用外のため費用が掛かる

インプラント治療に共通したデメリットとして、保険適用外治療のため全額負担となる点が挙げられます。費用はブリッジ・入れ歯と比べ高くなるため、費用をあらかじめ計算してから治療を開始しましょう。
更に治療後も注意が必要です。インプラントに関連するインプラント周囲炎や、人工歯根が抜け落ちた際の治療・メンテナンス費用も全額負担となります。
インプラント治療はさまざまなメリットがありますが、費用面のリスクが高いです。自宅でのケアに加え、歯科医院で定期的なメンテナンスを行うなど、適切な管理が必要になります。

残りの歯の抜歯が必要

オールオン4は上顎・下顎どちらかの歯を全て上部構造に入れ替える治療法のため、健康的な天然歯が存在していても、抜歯を行う必要があります。
天然歯を抜くのに抵抗がある場合、通常のインプラント入れ歯など別の治療法が効果的です。抜歯は痛みが2〜3日から1週間程度続くことも珍しくないため、肉体的・精神的負担となります。
痛み止めを飲み、歯磨きによる口内ケアを行いましょう。

処置ができる医療機関が限られる

オールオン4は全ての歯科医院で受けられる治療ではありません。専門の医師・スペシャリストによる治療が求められます。
そのため歯科医院を決定する際は生活圏の近くだけに限定せず、範囲を広げ適切な医療機関を探すことが重要です。
オールオン4の治療は1~2週間に1度の通院が求められます。治療が完了すれば何年も利用できるため、納得のいく医療機関選びを行いましょう。

オールオン4の費用などは?

オールオン4の費用など
先述したとおりオールオン4は保険適用外診療です。保険適用される治療と比べるとかなり高額になるため、治療を希望する場合はかかる費用を念頭に置いて治療を希望しましょう。
今回算出する治療費はあくまで目安となります。歯科医院によって料金は多少前後するため、カウンセリングを受けた際に費用を確認しておきましょう。

全顎使用の場合

全顎(上下の顎)にオールオン4治療を行う場合、400万円(税込)前後かかることが一般的です。片顎と比べて単純に2倍の費用となる場合もあれば、費用を抑えている歯科医院も存在します。
またオールオン4の金額を左右する要素として、上部構造の本数も大きく関係します。口内を確認し上下それぞれ14本上部構造を用意せず、本数を減らしたほうが適切と判断された場合、上記の金額より費用を抑えられる場合もあるので歯科医師と相談しましょう。

片顎使用の場合

片顎にオールオン4治療を行う場合、200万円(税込)前後かかることが一般的です。
口内環境に応じて金額が前後するため、歯科医師からの説明をしっかりと聞いておきましょう。また顎が華奢な方がオールオン6を使用する場合、片顎230万円(税込)前後かかります。
インプラント(人工歯根)の本数が増える点が、金額が上がる理由として考えられます。

従来のインプラントより安め

オールオン4治療は数字だけ見ると非常に高額ですが、従来のインプラントと比較すると費用を抑えられる点がメリットです。従来のインプラントは、1本25〜40万円(税込)と金額にばらつきがあります。
しかし、1本25万円と仮定しても、12本全て通常のインプラント治療で対応すると300万円(税込)になります。そのため、オールオン4より高い金額になるでしょう。
また歯肉の切開箇所や顎に開ける穴の数も、従来のインプラントのほうが多いです。これらの条件を考慮すると、従来のインプラントよりオールオン4のほうが費用を安く・負担を少なくできると考えられます。

ローンもメンテナンス費用もかかる

治療を受けた後のメンテナンス費用も、インプラント治療において重要です。メンテナンスは数ヶ月に1回歯科医院で行いますが、これは3,000~5,000円(税込)が相場です。
また、インプラントの費用を一括で支払えない場合、デンタルローンの利用を検討してみましょう。取り扱っている歯科医院であれば、通常のローンより少ない金利で組めます。
しかし、通常のローンと比較すると金利は低く設定されていますが、一括支払いより最終的な支払金額は増えます。デンタルローンは銀行と提携している歯科医院でのみ利用できるため、あらかじめ歯科医院に確認を取っておきましょう。

インプラントのオールオン4治療なら浜松歯科へ

浜松歯科
インプラント治療オールオン4を検討している方は、浜松歯科がおすすめです。

プライバシーに配慮した半個室の診療室や、お子さんが退屈しないキッズルームなどさまざまな設備を揃えています

また、治療計画はライフスタイルに合わせ、無理がないペースで進めていきます。安心して治療を受けたい方・治療内容について細部まで理解したい方は一度検討してみてください。

研鑽した技術力のある治療が受けられる

浜松歯科医師
インプラントを担当している医師は、6000本以上のインプラント治療を行っているスペシャリストです。

他にも審美・矯正・口腔外科を担当する医師もいるため、さまざまな治療に対応可能です。

インプラント治療の際は、手術で使用する麻酔を担当する麻酔科医もいるため、安心してインプラント治療を受けられます。

整備された設備とインプラント処置を行う専用オペ室を設置

インプラント治療を安全・確実に行うため、浜松歯科では歯科用CTを導入しています。

通常のレントゲンでは確認できなかった骨の内側・神経・血管を確認できるため、精度の高い治療が可能です。

インプラント治療を行うオペ室は完全個室となっており、プライバシーに配慮しながら長時間の治療が受けられる作りとなっています。

体力的な不安がありインプラント治療を悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

患者さんに寄り添った幅広い診療内容の治療法が相談できる

浜松歯科はインプラント治療に注力しており、患者さんに寄り添った治療が提供できるよう尽力しています。

専門知識を持つドクター・歯科衛生士が連携し、インプラント治療だけでなく他の口内環境改善にも取り組んでいます。

インプラント治療を受けたいがどの医院で行えばよいか分からない」という方は、一度浜松歯科で相談してみてはいかがでしょうか。

浜松歯科の基本情報

アクセス・住所・診療時間

東海道本線 浜松駅 車で12分

浜松駅より舞阪駅行きバス「西郵便局」下車徒歩1分

静岡県浜松市中区西伊場町62-6

診療時間
9:00~13:00
14:30~18:00

★:午前10:00~13:00 午後14:00〜17:00

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