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  • 泌尿器科東京都小平市

    白柳 慶之 先生

    佐々木クリニック泌尿器科・小児泌尿器科

    白柳先生

    資格
    ・日本泌尿器科学会専門医・指導医
    ・日本小児泌尿器科学会認定医・評議員
    ・日本夜尿症学会役員


    信州大学医学部卒業。東京女子医科大学病院や同大関連病院にて泌尿器科の臨床経験を積む。カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学、神奈川県立こども医療センター医長を経て2014年、東京都小平市に「佐々木クリニック泌尿器科・小児泌尿器科」を開院。

今回のホームドクター

今回は、「神楽坂泌尿器科クリニック」の室宮泰人先生が推薦する、「佐々木クリニック泌尿器科・小児泌尿器科」の白柳先生にお話を聞いてきました。白柳先生の「人となり」や「治療に対する想い」を深堀りしてきたので、ぜひ医院選びの参考にしてください。

『医師が選ぶホームドクターズ』とは?

宮室先生

推薦ドクター泌尿器科

室宮 泰人 先生

神楽坂泌尿器科クリニック

白柳先生は東京女子医科大学泌尿器科の大先輩にあたり、開業の際にいろいろとご助言いただきました。同じ泌尿器科でも、お子さんの泌尿器疾患を扱っている数少ない開業医だと思います。医局時代から小児泌尿器の臨床に取り組まれていたスペシャルリストです。また、お人柄も優しく、とくにお子さんや保護者の方が頼りにできるドクターなのではないでしょうか。

ホームドクターにインタビュー

子どもの病気を積極的に扱っている泌尿器科クリニックは少数

先生の医院には、どのような患者さんが訪れるのでしょうか?

一般的な泌尿器科クリニックは、15歳以下の患者さんの割合は数%ですが、当院の割合は35%前後です。尿などの悩みにお困りのお年寄りの患者さんも多いですが、総じて、0歳から100歳までの患者さんに、安心で満足できるような医療をご提供できればと考えています。

他院に比べると、子どもの割合が多いのですね。

はい。その理由は、日本小児泌尿器科学会の学会員で“小児泌尿器”を掲げて開業している医師の数が少ないからでしょう。国内でも数院程度だと思います。泌尿器科の病気って、お子さんと大人では病気の種類が全く違うんですよね。

「大人の病気を診る泌尿器科」が大多数だと?

おそらく、「子どもの泌尿器科をきちんとわかっている医者に診てもらいたい」という保護者のニーズが、少なからずあるのではないでしょうか。もし他院で、「子どもの泌尿器科は診たことない」と言われたら、不安すら感じますよね。私が心がけているのは、どのような年代であれ、「満足して帰っていただくこと」です。

子どもと大人の間に線引きをしない

多くの場合、「子どもは小児科、大人は内科」で診てもらいますよね?

生涯わたってケアが必要な小児泌尿器科疾患も少なくありません。本来なら、15歳を過ぎると大人向けの医療機関へ引き継ぐべきなのですが、小児泌尿器疾患ではその特殊性からこうしたバトンタッチがなかなかうまくいかないのです。この時期の医療を「移行期医療」といいます。

一般的な泌尿器科だと、移行期医療は得意ではないのですか?

多くの泌尿器科は、がんや排尿障害など高齢者の医療がメインなので、小児泌尿器の疾患に慣れていません。一方、患者側も小児病院で手厚い医療を受けてきているので、成人泌尿器科を受診すると、何となく投げ出されたような冷たい印象を受けるようです。通常の成人の医療、すなわち自己責任による判断を求められることが、そのように感じる原因でもあります。私はこれまでに小児泌尿器も成人泌尿器も経験しています。それぞれの特徴を理解して、移行期医療をサポートしていることも当院の特徴だと思います。

移行期医療には、どのような観点が必要なのでしょうか?

これまで受けてきた医療をしっかりと理解してあげること」と「これから起こり得るライフイベントにしっかりと対処してあげること」が求められます。これまでは親任せに医療を受けてきた子どもたちが大人への扉を開け、自らの疾患を理解して自分の健康に責任を持つように自立をサポートすることが移行期医療における最も大切なことなのです。

「いつも親切に、丁寧に、元気に!」を掲げる

先生は、ご自身の医院をどのように位置づけていますか?

気軽に相談できるけれども、泌尿器科という専門性の高い知識と技術を提供できるように心がけています。医療機関を受診する患者さんは、必ず何かしらの問題を抱えています。クリニックの門を叩くときには眉間にしわをよせていた患者さんが、帰るときには「今日、ここのクリニックに来てみてよかった」と笑顔で帰してあげたいと思っています。

最後に、この記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします。

私は師匠から、小児泌尿器科の手術は「優しく、正確に、そして大胆に!」と教わりました。手術と外来診療ではツールが違いますが、「患者さんの問題を一緒に解決してあげる」という目的は同じです。当院は「いつも親切に、丁寧に、元気に!」をモットーに、赤ちゃんからお年寄りまで、おねしょからがんまで、みなさんの役に立つ医療を提供していきたいと思っています。

編集部まとめ

どのような年代にも、どのような症例でも、「患者さんに満足を与えたい」。どうやら、そんな思いが白柳先生の根底にはあるようです。小児泌尿器科診療や移行期医療の専門的な話題も、この観点を理解していると染みこんできます。また、泌尿器科というと男性やお年寄りの診療科というイメージが強いですが、白柳先生のクリニックは家族の誰がおしっこのことで悩んでも、気軽に相談できそうな印象を持ちました。

医院情報

佐々木クリニック泌尿器科・小児泌尿器科

佐々木クリニック泌尿器科・小児泌尿器科
所在地 〒187-0002 東京都小平市花小金井8-11-9 
アクセス 西武新宿線花 小金井駅よりバスで5分
西武新宿線 小平駅より徒歩19分
診療科目 泌尿器科、小児泌尿器科、耳鼻咽喉科、アレルギー科

この記事の監修医師