「うつ病の症状や治療法」はご存知ですか?【医師監修】

うつ病とは、脳の働きの低下や不調が原因で、落ち込みなどうつ症状が目立つ疾患です。症状はさまざまですが、行動の変化の1つとして顔つきや表情にも出ます。
思春期から中高年まで誰でもなりうる病気であるにも関わらず、その症状や対処法はあまりよく知らないという方も少なくありません。
心身の変調を感じて心療内科への受診を検討しているという方、身近な家族や友人にうつ病を疑う症状があるという方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
※この記事はMedical DOCにて『「うつ病」を発症すると「顔の表情」はどのように変化する?うつ病の方が使う言葉も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医
うつ病の症状や治療方法
うつ病で精神面や身体に出る症状を教えてください。
うつ病はどのように診断されますか?
- 集中力と注意力の減退
- 自己評価と自信の低下
- 罪責感と無価値感
- 将来に対する希望のない悲観的な見方
- 自傷あるいは自殺の観念や行為
- 睡眠障害
- 食欲不振
なお、医師によって診断のブレをなくすために、アメリカの精神医学会のDSMとWHOが作成したICDの2つの判断基準があります。
うつ病の治療方法を教えてください。
編集部まとめ
今回は、うつ病の方の顔の表情の特徴・行動やよく使う言葉の特徴などを解説しました。
うつ病は、患者さんが心身の変調を自覚していないこともあり、治療が遅れる傾向があります。
今回お伝えしたようなうつ病の表情や顔つきは本人にはわからないため、心療内科を受診するまでには、相当の時間を要することもあるかもしれません。
表情の変化やうつ病特有の顔つきや言動が現れた場合には、早めに精神科や心療内科を受診することをおすすめします。
受診を焦る必要はありませんが、家族や周りが顔の表情や行動の変化に気付くことで、症状が重くなる前に治療を開始できることも覚えておきましょう。