「切迫性尿失禁の対策法」はご存じですか?日常の注意点も医師が解説!

切迫性尿失禁は、その名の通り切迫した尿意を感じ、我慢ができずに失禁してしまう病気です。
トイレに間に合わない・我慢できないという恥ずかしさから、症状を隠して過ごしている人も少なくありません。
しかし、適切な処置を施せば、症状の改善が見込めます。本記事では、切迫性尿失禁に関する様々な情報を紹介しています。
それらの情報を活用して、症状の改善や治癒に取り組みましょう。切迫性尿失禁に悩まされたら、ぜひ本記事を参考にしてください。
※この記事はメディカルドックにて『「切迫性尿失禁」の原因や対策法を医師が解説!急な尿意に悩んでいませんか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)
切迫性尿失禁の予防方法と注意点

切迫性尿失禁の対策法は?
治療法として行っている膀胱訓練や骨盤底筋体操は、継続して行うようにしましょう。欠かさず取り組むことで、尿失禁の対策につながります。
日常生活での注意点を教えてください。
また、外出前には必ずトイレを済ませておくことが大切です。外出時に尿意を感じるリスクを下げることにつながります。
切迫性尿失禁を発症した方はいつ尿意を感じてもおかしくないため、日ごろから注意して生活すると良いでしょう。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
切迫性尿失禁は、治療に取り組めば症状の改善や治癒が期待できます。病気になる前と同じような生活をすることも望めるでしょう。
尿失禁に悩まされたら、遠慮せずに医療機関を受診してみてください。適切な治療を受けて、尿失禁による悩みを解消しましょう。
編集部まとめ

切迫性尿失禁は、突然に切迫した尿意を感じ、我慢できずに失禁してしまうことを指します。過活動膀胱とも呼ばれる通り、膀胱が脳の指令に関係なく活動をすることが特徴です。
指令を伝える神経に異常がみられる場合もありますが、はっきりとした原因は不明であることが多いです。ただし、膀胱の老化が進んだ年配の方が発症しやすい病気になります。
切迫性尿失禁と診断されたら、薬物療法で治療を行います。有効な薬を服用することで、膀胱の過活動を抑制することが可能です。
この病気は、いつどのような状況であっても急激な尿意を生じさせるものです。外出時には慌てずトイレに行けるように、トイレの場所を必ずチェックしておきましょう。
しかし、そのような対策をしても、生活上の大きな支障になることは変わりありません。
恥ずかしいと感じるかもしれませんが、尿失禁が続くようであれば医療機関に相談しましょう。