運動後に”腰周り”が痛くなるのは「恥骨結合炎」?症状と原因も医師が解説!
公開日:2026/01/08

恥骨結合炎とは恥骨間円板という部分を酷使することにより炎症が起きてしまう病気です。主に恥骨結合部に痛みを感じることが多い病気といえます。
かつては婦人科や泌尿器科での手術後の合併症として発症することが多かったのですが、近頃では運動のしすぎによる発症が多くなってきています。
スポーツなど運動が原因となる一方でその他の原因によって発症してしまうこともあり、一概に運動だけが原因とはいえない病気です。
恥骨部や歩行時の痛みが気になる方は恥骨結合炎についていっしょに考えてみましょう。
※この記事はメディカルドックにて『「恥骨結合炎」について医師が解説!出産後や運動のしすぎには要注意!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
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大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
恥骨結合炎の症状と原因

恥骨結合炎とはどのような病気ですか?
恥骨結合炎は一般的にスポーツでの反復トレーニングなどによって恥骨間円板という部分が酷使されたことにより炎症を起こして発症する病気です。
主にサッカー・ラグビー・アメリカンフットボール・ホッケー・中距離また長距離ランナーといった活動性の高いスポーツ選手によくみられる病気であり再発率も高いといえるものでもあります。一度恥骨結合炎にかかった場合は再発防止のために注意深く活動を再開する必要があるでしょう。
また婦人科や泌尿器科で受けた手術後の合併症として発症する場合も多い病気です。
主にサッカー・ラグビー・アメリカンフットボール・ホッケー・中距離また長距離ランナーといった活動性の高いスポーツ選手によくみられる病気であり再発率も高いといえるものでもあります。一度恥骨結合炎にかかった場合は再発防止のために注意深く活動を再開する必要があるでしょう。
また婦人科や泌尿器科で受けた手術後の合併症として発症する場合も多い病気です。
恥骨結合炎の症状について教えてください。
一般的に多い症状として、運動後に恥骨結合周辺・股関節・骨盤・鼠蹊部といった部位が炎症によってズキズキと痛むことがあげられます。こうした痛みは出産によって恥骨結合炎を発症した女性も感じることがあるでしょう。
また化膿性恥骨結合炎という稀な恥骨結合炎では、一般的な恥骨結合炎での炎症に加え患部に膿瘍形成がみられます。自覚症状としては下腹部の痛みや鼠蹊部のリンパ節の膨れといったものがあるでしょう。
このような化膿性恥骨結合炎では腹部の痛みを感じることがあるため、虫垂炎や臓器の炎症による痛みと誤診されるケースもあります。
また化膿性恥骨結合炎という稀な恥骨結合炎では、一般的な恥骨結合炎での炎症に加え患部に膿瘍形成がみられます。自覚症状としては下腹部の痛みや鼠蹊部のリンパ節の膨れといったものがあるでしょう。
このような化膿性恥骨結合炎では腹部の痛みを感じることがあるため、虫垂炎や臓器の炎症による痛みと誤診されるケースもあります。
恥骨結合炎の考えられる原因とはなんですか?
スポーツのトレーニングによる恥骨結合部への負担が主な原因となっています。昨今ではスポーツ人口が増加してきているので、さらにこの傾向が強くなってきたといえるでしょう。
スポーツでもランニングやキックなど、足を使った反復的な運動が特に原因として挙げられるでしょう。ランニングやキックのような反復的な運動の繰り返しによって恥骨結合部や恥骨間円板に負担がかかると炎症を起こす確率が高くなります。
またスポーツに関する原因以外のものとして、女性の場合では日常的な生活習慣や出産、他の病気の影響によって恥骨結合炎を発症することがあります。
スポーツでもランニングやキックなど、足を使った反復的な運動が特に原因として挙げられるでしょう。ランニングやキックのような反復的な運動の繰り返しによって恥骨結合部や恥骨間円板に負担がかかると炎症を起こす確率が高くなります。
またスポーツに関する原因以外のものとして、女性の場合では日常的な生活習慣や出産、他の病気の影響によって恥骨結合炎を発症することがあります。
編集部まとめ

アスリートや女性に多く発症する恥骨結合炎は、体に負担がかかった場合に発症してしまう可能性が高くなります。
それを踏まえると過度のトレーニングや無理な姿勢を取らないように普段から注意したいものですが、トレーニングや物事に集中している時はつい忘れがちになってしまいます。
正しい姿勢を忘れてしまっても、痛みというものは忘れ難い記憶として残ります。もし恥骨部分や股関節などに痛みを感じたら整形外科で診察することは怠らないようにしましょう。