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「神経調節性失神の治療法」はご存知ですか?医師が徹底解説!

 公開日:2025/11/27
「神経調節性失神の治療法」はご存知ですか?医師が徹底解説!

神経調節性失神は、脳の酸素不足が原因で失神を引き起こす病気です。日常生活でよくみられる状況や行動が誘因となって発症します。 本記事では、神経調節性失神について症状・原因・基礎知識に加え、予防法や治療法などを紹介しています。 この記事を読むことで、神経調節性失神に関する様々な知識を身につけることが可能です。 神経調節性失神の疑いがある方や、失神に悩まされている方はぜひ本記事をチェックしてください。

※この記事はメディカルドックにて『「神経調節性失神(反射性失神)」の症状・原因・予防法はご存知ですか?』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中路 幸之助

監修医師
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

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1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

神経調節性失神の治療方法

男性医師と女性患者

神経調節性失神の治療法を教えてください。

神経調節性失神の治療は、主に生活改善の指導です。失神の誘因は日常生活にある場合が多いため、誘因を避ければ再発を防げるでしょう。この病気に有効な薬はないため、薬物治療は行われません。
ただし、咳が誘因となって失神が起きている場合は、咳止めを処方することがあります。指導を行っても改善がみられず、発症時に心停止などが起きているのであれば、ペースメーカー治療が行われるケースもあります。

神経調節性失神は何科に行けばいいですか?

失神が起きた際は、救急外来を受診しましょう。失神の症状だけでは何の病気であるか判別がつきにくいため、救急外来で様々な検査を受けることがおすすめです。
検査によって神経調節性失神の可能性が高いと診断された場合、循環器科でさらにくわしく検査を行います。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

神経調節性失神で起きる失神は一過性のもので、再発も予防することが可能です。そのため軽くみられることがありますが、決して軽視して良い病気ではありません。
失神によって日常生活に大きな支障が生じる可能性がありますし、転倒によって酷い外傷を負うリスクもあります。何より、失神には重篤な病気が隠れている可能性もあります。
失神が起きたら、早めに病院を受診するようにしてください。早いうちに受診するほど、失神の原因が特定しやすくなります。病気が発覚した場合にも、早期に治療に取り組むことが大切です。
すぐに意識が戻ったからと放置せず、失神の原因はしっかりと把握するようにしましょう。そして、担当医の指導に従って治療を行い、再発の防止に努めましょう。

編集部まとめ

ファイルを持つ看護師 神経調節性失神は、日常生活における状況や行動によるストレスが誘因となって失神する病気です。 失神は、酸素を含んだ血流が脳に十分に届かないことが原因で生じます。一時的に意識を消失しますが、数分以内に回復することが特徴です。 意識消失の前兆として、冷や汗や気分不良などの症状が現れます。こうした前兆があった際には、その場でしゃがむ体勢をとりましょう。失神・転倒の防止の効果が期待できます。 一過性意識消失が失神かどうかの判別は実際は難しい場合が多く、神経失調性失神と思っても、重症な器質的心疾患・冠動脈不整脈性失神と区別が難しい場合もあり、注意を要します。 また、失神自体を防止するには生活を見直すことが大切です。失神の誘因となる状況や行動を知り、予防を意識して生活しましょう。 睡眠不足や運動不足も失神の原因となるため、生活習慣に気を配ることも重要です。 神経調節性失神は再発が防止できる病気です。病院から指導を受けることで再発を防げることがあるので、早めの受診を心がけましょう。

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