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「心臓神経症」を疑ったら何科に受診?検査について医師が解説!

 公開日:2025/06/17
「心臓神経症」とは?治療方法・症状・セルフチェック法についても解説!

胸の痛みや動悸などの症状がみられる場合、多くの人は心臓の病気を疑うのではないでしょうか。

しかし、心臓には何も問題がない場合でもこうした痛みが現れる場合があります。

今回は心臓に異常がないにも関わらず心臓病のような症状が起こる「心臓神経症」の病気について解説していきます。

症状の診断や検査についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事はMedical DOCにて『「心臓神経症」とは?治療方法・症状・セルフチェック法についても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

武井 智昭

監修医師
武井 智昭(高座渋谷つばさクリニック)

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【経歴】
平成14年慶應義塾大学医学部を卒業。同年4月より慶應義塾大学病院 にて小児科研修。平成16年に立川共済病院、平成17年平塚共済病院(小児科医長)で勤務のかたわら、平成22年北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室にて研究員を兼任。新生児医療・救急医療・障害者医療などの研鑽を積む。平成24年から横浜市内のクリニックの副院長として日々臨床にあたり、内科領域の診療・訪問診療を行う。平成29年2月より横浜市社会事業協会が開設する「なごみクリニック」の院長に就任。令和2年4月より「高座渋谷つばさクリニック」の院長に就任。

日本小児科学会専門医・指導医、日本小児感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)、臨床研修指導医(日本小児科学会)、抗菌化学療法認定医
医師+(いしぷらす)所属

心臓神経症の診断や検査方法とは?

心臓神経症の診断や検査方法とは?

心臓神経症を疑う場合は何科を受診したら良いですか?

  • 心臓神経症の自覚症状がある場合には、まずは症状の原因を調べるために内科や循環器内科の受診をおすすめします。
  • 自律神経失調症の一種であるため、精神科での治療範囲となる場合もありますが正確な診断を行うために心臓の検査が必要です。検査を行った上で心臓に異常がないと診断され、それでも症状が続くようであれば心臓神経症であると判断されます。症状を引き起こす原因はさまざまであり、どこに問題があるかによってその後の治療を行う受診科が変わります。
  • 検査を行った内科や循環器内科でそのまま治療を行うこともあれば、心の病気が原因である場合には精神科での治療が必要です。

心臓神経症の検査内容を教えてください。

  • 心臓神経症の診断にはさまざまな検査を行うことが重要です。主な検査は以下の通りです。
  • 胸部レントゲン
  • 心電図検査
  • 心臓超音波検査
  • 血液検査
  • 心臓神経症を診断するための検査というものはなく、心臓を中心とした臓器の機能が正常に働いているか検査を行います。すべての検査で異常が認められない場合は心臓神経症であるという診断になります。

編集部まとめ

編集部まとめ
心臓神経症は自律神経失調症の一種であり、検査をしても心臓に異常がみられないのに胸の痛みや動悸などを引き起こす病気です。

ストレスや不安などが蓄積され、自律神経のバランスを崩すことで発症します。

心の病気ではありますが、発症する痛みは心臓などに起こるため重大な心臓疾患があると思いこんでしまう方も少なくありません。

少しでも不調を感じたら、内科や循環器内科で詳しく検査を行うことが重要です。

検査を受け心臓に異常がみられない場合には、心臓神経症に合わせた治療を専門医の指導のもと進めていき不安を取り除いていきましょう。

この記事の監修医師

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