「紫斑病」を放置するとどんな症状が現れる?【医師監修】
公開日:2025/03/13

紫斑病とは皮下出血による紫色のあざ(紫斑)ができやすくなる病気の総称をいい、その中には複数の疾患が含まれます。
皮下出血による紫斑は、一時的なものなら誰にでもあるものなので心配はありません。
しかし、複数の紫斑が現れる・点状の紫斑が広範囲に現れる・紫斑を繰り返しているなどの場合は注意が必要です。
今回は紫斑病の症状・検査内容・放ったときのリスクなどを紹介していきます。

監修医師:
竹内 想(名古屋大学医学部附属病院)
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名古屋大学医学部附属病院にて勤務。国立大学医学部を卒業後、市中病院にて内科・救急・在宅診療など含めた診療経験を積む。専門領域は専門は皮膚・美容皮膚、一般内科・形成外科・美容外科にも知見。
※この記事はMedical DOCにて『「紫斑病」とは?症状・原因・治療法について詳しく解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。
目次 -INDEX-
紫斑病の診断・検査方法とは
紫斑病の検査内容を教えてください。
- 紫斑病が疑われる場合、血液検査が主に行われます。
- 血小板や凝固因子の数を検査し、これらが減少しているかどうかを調べます。
- また、アレルギー性紫斑病が疑われる場合には尿検査をすることもあり、紫斑以外に腹痛などの症状がある場合はレントゲンや腹部CTなどで臓器に異常がないかを調べることも必要です。
検査にはどのくらいの時間が掛かりますか?
- 検査自体は診察日に終わることが多く、尿検査やレントゲンなどの画像診断の結果はその日のうちに聞くことができる病院もあります。
- 血液検査は調べる項目によって検査にかかる日数が異なるため、結果が出るまでに数日かかることが多いです。
紫斑病を疑う場合、何科を受診するのがベストですか?
- 小児の場合は小児科を受診するのがよいです。
- かかりつけの病院がある方はそちらで相談してみるのが一番ですが、かかりつけ医がない方は、まずは皮膚科の受診をおすすめします。
紫斑病を放っておくことのリスクを教えてください。
- 紫斑ができても一時的なものですぐに消えてしまう場合は、そこまで心配はありません。しかし、紫斑が繰り返しできたり、範囲が広い場合は一度病院を受診してみましょう。
- 紫斑病はその原因により厚生労働省が認定する指定難病の場合があります。また、紫斑病の裏に急性白血病や再生不良性貧血などの重大な病気が隠れていることもあり、放置するのは大変危険です。
- 放置すると、場合によっては脳や消化管などの重要な臓器から出血するケースもあり、命に関わる危険もあります。
編集部まとめ
紫斑病にかかってしまった場合、まずは安静にしストレスをためないようにすることが大切です。
症状が重度のときは免疫抑制剤の使用や入院して治療をすることもありますが、治療後の予後に問題はなく、ほとんどの方が完治します。
あざができやすい・内出血がなかなか消えない・細かい点状の内出血が広がっているなどの症状がある場合は早めに病院を受診し、検査してもらうのが一番です。
紫斑病は放っておくと脳などの臓器から出血することが多く、放置しておくのは大変危険です。
参考文献