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「咽喉頭異常感症」は何科に受診?治療法についても医師が解説!

 公開日:2025/06/21
咽喉頭異常感症の検査方法と治療法

病院に行っても異常はないのに、何となくのどに違和感がある・のどが詰まったようで不快感があるなどの症状は、咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)の可能性があります。

咽喉頭異常感症には他にどのような特徴があるのでしょうか。こちらでは咽喉頭異常感症の特徴とその治療法について解説しています。

何科を受診すべきなのか、検査方法についても紹介しています。

原因不明ののどの違和感に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

※この記事はMedical DOCにて『「咽喉頭異常感症」とは?症状・治し方についても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

武井 智昭

監修医師
武井 智昭(高座渋谷つばさクリニック)

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【経歴】
平成14年慶應義塾大学医学部を卒業。同年4月より慶應義塾大学病院 にて小児科研修。平成16年に立川共済病院、平成17年平塚共済病院(小児科医長)で勤務のかたわら、平成22年北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室にて研究員を兼任。新生児医療・救急医療・障害者医療などの研鑽を積む。平成24年から横浜市内のクリニックの副院長として日々臨床にあたり、内科領域の診療・訪問診療を行う。平成29年2月より横浜市社会事業協会が開設する「なごみクリニック」の院長に就任。令和2年4月より「高座渋谷つばさクリニック」の院長に就任。

日本小児科学会専門医・指導医、日本小児感染症学会認定 インフェクションコントロールドクター(ICD)、臨床研修指導医(日本小児科学会)、抗菌化学療法認定医
医師+(いしぷらす)所属

咽喉頭異常感症の検査方法と治療法

看護師カウンセリング

咽喉頭異常感症が疑われる場合は何科を受診すればよいですか?

  • 咽喉頭異常感症の症状についてお話しましたが、その症状の原因がどこにあるのかははっきりさせたいものです。
  • そのためにはまず耳鼻咽喉科もしくは内科を受診して検査する必要があるでしょう。
  • のどの違和感だけなら基本的には耳鼻咽喉科を受診するとよいのですが、吐き気や胸のつかえなど食道・胃といった箇所に不安がある場合には内科を受診して症状を伝えるようにしてください。

咽喉頭異常感症の検査方法を教えてください。

  • 耳鼻咽喉科でも内科でも、受診すれば問診に沿って検査を行います。主な検査内容は次のようになります。
  • 喉頭内視鏡
  • CT検査(副鼻腔・頸部)
  • 他にも首に腫れが見られる場合は甲状腺ホルモンの検査、全身状態の確認のために血液検査を行う場合もあります。
  • 検査を重ねても特に身体的な異常が見つからない場合には、咽喉頭異常感症の可能性が大きいです。
  • 医師に咽喉頭異常感症の可能性が高いと診断されたなら、まずはその原因となるストレスを取り除く必要があるでしょう。そのために心療内科を受診するのも、少しでも早い咽喉頭異常感症の症状を軽減させるための方法の1つです。

治療法にはどのようなものがありますか?

  • 病院を受診したのだからすぐにでも治ってほしい、1日でも早く元の元気を取り戻したいと思う気持ちはよくわかります。
  • ただ咽喉頭異常感症の場合、何日経てばよくなる、また時間が経てば必ず治るという約束はできないのです。ゆったりとストレスを溜めない生活をしながら、根気よく治るのを待つことが大切です。
  • 特に身体自体に悪い所があるのではなく、不安やストレスで症状が出てしまっているのなら、ストレス源となっていることを取り除く所からはじめてみましょう。そして焦らずに治ると信じて治療を受けてください。

どのくらいの期間で治りますか?

  • 病院を受診したのだからすぐにでも治ってほしい、1日でも早く元の元気を取り戻したいと思う気持ちはよくわかります。ただ咽喉頭異常感症の場合、何日経てばよくなる、また時間が経てば必ず治るという約束はできないのです。
  • ゆったりとストレスを溜めない生活をしながら、根気よく治るのを待つことが大切です。
  • 特に身体自体に悪い所があるのではなく、不安やストレスで症状が出てしまっているのなら、ストレス源となっていることを取り除く所からはじめてみましょう。そして焦らずに治ると信じて治療を受けてください。

編集部まとめ

ポイントを指す若い女性
咽喉頭異常感症はヒステリー球とも呼ばれ、のどの違和感や不快感の症状をいいます。常にのどに何かがつまったような感じなどその症状はさまざまです。

主にストレスが原因で、心と身体のバランスが崩れることによって発症しやすくなるのです。

悩むことでよりストレスが高まり症状を重くする可能性もあるので、病院を受診して不安を取り除くことが大切です。

ストレスを溜めないように、生活のサイクルを整えながらゆったりとした気持で毎日を過ごすようにしてください。

この記事の監修医師

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