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年末の大掃除で「ぎっくり腰」が再発した…予防法や再発させないための対策を解説!

 公開日:2024/12/29

一度発症すると、その後1年間で約4人に1人が再発されると言われている「ぎっくり腰」。再発を防ぐには筋力や柔軟性を高めて、肥満解消や姿勢改善に取り組むことが大切です。今回は、年末の大掃除で起こりがちなぎっくり腰の予防法について「あおぞら整骨院」の水野先生に解説していただきました。

水野 雄介

監修柔道整復師
水野 雄介(あおぞら整骨院)

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柔道整復師。静岡県浜松市に「あおぞら整骨院」を開院。「心こそ大切なれ」をモットーに患者さんと接して、適切な施術を提供する。

編集部編集部

ぎっくり腰は再発しやすいと聞きました。本当ですか?

水野 雄介先生水野先生

はい。一度ぎっくり腰を発症した人は再発しやすいとされています。ぎっくり腰を発症すると、その後の1年間で約1/4の人が再発するという説もあります。

編集部編集部

なぜ、再発しやすいのですか?

水野 雄介先生水野先生

先述したとおり、ぎっくり腰が発症した原因は「サボっている筋肉」と「頑張りすぎている筋肉」があることです。つまり、サボっている筋肉を働かせない限り、どこかの筋肉がその働きを担わなければなりません。そうなると、頑張りすぎている筋肉に負担がかかって、痛みなどの症状が出てしまいます。「サボっている筋肉」を働かせるための運動療法やリハビリをおこなわない限り、ぎっくり腰は再発を繰り返しやすいのです。

編集部編集部

ぎっくり腰を再発させないためにはどうしたらいいでしょうか?

水野 雄介先生水野先生

まずは適度に筋力や柔軟性を養い、身体機能を回復させることが重要です。ときに、ぎっくり腰を発症した後は「安静にした方がいい」と考え、運動を休んでしまう人が多いのですが、そうすると余計に筋力や柔軟性は衰え、ぎっくり腰の再発リスクが高まります。急性期を超えたらできるだけ早く運動を開始し、筋力や柔軟性の衰えを防ぐことが大切です。

編集部編集部

そのほか、どんなことに気をつければいいでしょうか?

水野 雄介先生水野先生

肥満の人は腰に負担がかかりやすくなるため、減量をおこないましょう。また、前屈みや中腰など、腰に負担となる姿勢や動作を避けることも大切です。

編集部編集部

あらためて、どのようにぎっくり腰と向き合えばいいのですか?

水野 雄介先生水野先生

ぎっくり腰を発症する人や何度も繰り返す人が近年増加しています。ぎっくり腰を繰り返さないためには、「サボっている筋肉」がどこなのかを知ることが大事です。それを知るだけでもトレーニングの方法や日常で気をつけるべきことがわかります。体のケアで何かトラブルがあったら1人で抱えないことが重要です。信頼できる医療機関や治療院で診てもらい、正しいケアの仕方を教えてもらえれば、最終的にセルフケアでも改善できるようになります。ぜひ困ったことがあったら専門家に相談してみてください。

※この記事はMedical DOCにて【「繰り返すぎっくり腰…」その原因や再発を防ぐ方法を整骨院院長が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修柔道整復師