往診と何が違う? 「訪問診療」でできる検査や治療、薬の処方を医師が解説
公開日:2025/07/04

自宅にいながら医師の診察や治療を受けられる訪問診療。近年では高齢化に伴い、訪問診療の利用を勧められる人が増えています。一体訪問診療とはどのようなことがお願いできるのでしょうか? ねりま西クリニックの大城先生に教えてもらいました。

監修医師:
大城 堅一(ねりま西クリニック)
プロフィールをもっと見る
平成3年浜松医科大学卒業、平成9年7月東京警察病院勤務。平成19年9月おおしろクリニック開設、在宅療養支援診療所届出。日本整形外科学会 認定専門医、日本整形外科学会 認定リウマチ医、日本整形外科学会 認定スポーツ医。
編集部
訪問診療とはなんですか?
大城先生
患者さんの自宅へ定期的に医師が訪れ、医療行為を行うことをいいます。在宅医療の一環として行われています。
編集部
往診とどう違うのですか?
大城先生
往診は通院することができない患者さんの急な体調不良に対して行われる医療サービスで、その都度、医師が患者さんのもとを訪ねて診察します。一方、訪問診療は計画的な医療サービスを提供するのが目的で、たとえば「毎月、第一と第三月曜日の午前中に訪問する」など医師とあらかじめ約束し、その時間に診察を受けます。
編集部
訪問診療ではどのようなことがお願いできるのですか?
大城先生
訪問し、検査したり、治療をしたり、薬を処方したりするほか、自宅で療養する上での相談があればアドバイスをすることもあります。また、看護をするご家族に看護指導を行うこともあります。
※この記事はMedical DOCにて<「訪問診療」の実態をご存じですか? 対象者やメリット・デメリットも医師が説明>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。