目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 小児在宅医療をご存知ですか? 対象になる子どもと支援のかたちを医師が解説

小児在宅医療をご存知ですか? 対象になる子どもと支援のかたちを医師が解説

 公開日:2025/07/03
小児在宅医療の訪問診療とは?

自宅にいながら医師の診察や治療を受けられる在宅医療。高齢者に対するものを思い浮かべる人も多いと思いますが、実は小児に対するものもあります。一体どのようなことをお願いできるのか、みしま小児科クリニック青葉台の三島先生に教えてもらいました。

三島 芳紀

監修医師
三島 芳紀(みしま小児科クリニック青葉台)

プロフィールをもっと見る
2009年東京医科大学卒業後、東京医療センターなど、東京都および埼玉県内のクリニックにて勤務。2014〜2022年、国立埼玉病院(現・国立病院機構埼玉病院)で小児科医をしながら、朝霞中央クリニックにて小児在宅医を兼務。2023年4月、青葉台に「みしま小児科クリニック青葉台」を開業。日本小児科学会小児科専門医、PALSプロバイダー。日本小児科学会、日本小児腎臓病学会、日本小児皮膚科学会、日本小児救急医学会。

編集部編集部

小児在宅医療の訪問診療とはなんですか?

三島 芳紀先生三島先生

何らかの理由で医療機関に通院するのが難しい子どもに対し、住み慣れた自宅や入所施設へ医療スタッフが出向き、診療を行うことを言います。

編集部編集部

どのような人が小児在宅医療を受けることが多いのですか?

三島 芳紀先生三島先生

たとえば医療依存度が高く、さまざまな医療デバイスを使用しているなどの理由で通院が難しいような子どもが対象になります。呼吸器疾患があれば人工呼吸器や気管切開チューブなどの医療デバイスが必要になりますし、経管栄養や胃ろうを必要としている子どももいます。訪問医療では、そうした方に自宅や施設などで医療を提供します。

編集部編集部

そのほか、どのような疾患が対象になりますか?

三島 芳紀先生三島先生

それから、染色体異常を含む先天性疾患や小児がん、重症てんかんのある子どもや、重度心身障がい児なども対象になります。

※この記事はMedical DOCにて<自宅で受けられる医療サービス「小児在宅医療」の全貌 訪問診療でできることとは?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

注目記事