目次 -INDEX-

  1. Medical DOCTOP
  2. 配信コンテンツ
  3. 「男性の更年期障害」とは? 40代から始まる体と心の変化と症状を医師が解説

「男性の更年期障害」とは? 40代から始まる体と心の変化と症状を医師が解説

 公開日:2025/06/30
男性の更年期障害とは?

更年期障害というと、女性が患うものというイメージが強いですが、実は、男性も更年期障害を発症することがあります。しかも、女性と違って期限がなく、長引くのが特徴なのだそう。そこで男性の更年期障害にはどのような症状があるのかなどを、みらいメディカルクリニックの松本先生に教えてもらいました。

松本 昌和

監修医師
松本 昌和(みらいメディカルクリニックグループ)

プロフィールをもっと見る
東海大学医学部医学科卒業、順天堂大学大学院医学研究科腎臓内科学講座修了。順天堂大学医学部腎臓内科学講座非常勤助教、医学博士。現在、みらいメディカルクリニックグループ代表。「内科らしい内科」を目指し、順天堂大学医学部附属順天堂医院にて研修後、同院の腎・高血圧内科に入局、腎疾患と透析医療に当たる。その後、有隣厚生会 富士病院、御徒町腎クリニックなどを経て現職。大学付属病院で勤務していた経験を生かし、大病院と町医者がそれぞれの立場や役割を担うことを重んじ、常に患者の側にたった高品質の診療を心がける。

編集部編集部

男性にも更年期障害があるのですか?

松本 昌和先生松本先生

はい、あります。更年期障害というと女性のイメージが強いと思いますが、実は、男性でも更年期にさまざまな不調を訴えることがあります。男性の更年期障害は、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)とよばれています。

編集部編集部

男性の更年期障害の原因はなんですか?

松本 昌和先生松本先生

男性の更年期障害は、主に精巣で分泌される男性ホルモン「テストステロン」が減少するために起こります。テストステロンには筋肉や骨を強くしたり、性機能を正常に維持したりするほか、認知機能や血管の健康にも関係しています。しかし、加齢とともにこの分泌量が減少するため、さまざまな症状が起きるのです。

編集部編集部

加齢のほかに原因はありますか?

松本 昌和先生松本先生

そのほか、ストレスや睡眠不足など生活習慣の乱れによってもテストステロンが減少します。

編集部編集部

何歳ごろから症状が見られ始めるのですか?

松本 昌和先生松本先生

テストステロンは20代が分泌のピークとされています。その後、徐々に分泌量が減少していき、40代くらいになると更年期障害が見られ始めるといわれています。

※この記事はMedical DOCにて<「男性更年期障害」の症状チェックリスト 当てはまる人にはどんな治療法があるの?>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修医師

注目記事