うつ病は予防できる? 予防に効果的なリラックス法や日常生活でできる対策を医師に聞く

うつ病は、ストレスや生活習慣、環境の影響を受けやすい病気ですが、適切な対策を取ることで予防することも可能です。では、具体的にどのような方法が予防に効果的なのか、日常生活で実践できるポイントを含めて、種市先生に伺いました。
編集部
うつ病は予防ができる病気ですか?
種市先生
可能です。規則正しい生活や睡眠、食事、運動、社会的なつながりやサポートを持つことなど、適切な予防方法を知っていることで防ぐことができます。
編集部
うつ病は、どのような方法で予防できるのでしょうか?
種市先生
ストレス管理が大切です。長期間にわたる過度のストレスはうつ病になるリスクを高めることが知られているため、ストレスを効果的に軽減するためにリラクゼーション技法(瞑想、ヨガ、ディープブリージングなど)、適切な生活リズムの獲得やポジティブな考え方を身につけることが重要です。また、症状が出てから早いタイミングでカウンセリングやサポートグループなどを用いることで、うつ病の早期回復に繋がります。
編集部
その他、予防方法として有効な方法はありますか? 日常生活でのアドバイスを教えてください。
種市先生
うつ病の予防には健康的なライフスタイルが重要で、バランスの取れた食事、定期的な運動や余暇活動、趣味活動、十分な睡眠が大切です。生活習慣病予防とも共通しており、体と心の両方に良い影響を与え、ストレスを低減させることがわかっています。また、仕事や日々の活動を通して、人との繋がり・成長の実感を持つことも大切です。成長することや何かを愛することは心の健康にとても大切と言えます。

監修医師:
種市 摂子(Dr.Ridente株式会社 代表取締役)
※この記事はメディカルドックにて【「うつ病」のセルフチェックポイント8選! 予防法・注意すべき人について精神科医が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。