手足や関節の違和感は「リウマチ」の前兆かも? 初期症状や特徴について医師が解説!
リウマチは放置すると関節のこわばりや変形が進行してしまう病気です。早期発見と治療が重要で、症状が進行する前に適切な対応をすることが求められますが、どのような初期症状があるのでしょうか? 今回はみかわ整形外科クリニックの三河先生に、リウマチの初期症状や進行について伺いました。
監修医師:
三河 聡志(みかわ整形外科クリニック)
編集部
リウマチについて教えてください。
三河先生
簡単に言えば、全身の関節が腫れ、そのまま放置すると関節がこわばったり変形したりしてしまう病気です。自己免疫疾患の1つとされています。
編集部
全身の関節とは、具体的にどの部分に生じることが多いのですか?
三河先生
特に多いのは指、手首、足、膝などです。
編集部
リウマチの初期には、どのような症状が出るのですか?
三河先生
リウマチの初期症状は関節の炎症と、それに伴う関節のこわばり、腫れ、痛み、熱などです。こわばりは「関節が硬くなって動かしにくい」といった症状を指します。
編集部
それらの症状が1日中続くのですか?
三河先生
いいえ。リウマチには症状が出やすい時間帯に特徴があります。例えば、初期症状の関節痛やこわばりは朝起きたときに感じることが多く、「朝のこわばり」とも呼ばれています。また、初期には手指の小さい関節に症状が出ていたのが、病期が進むにつれて肘や膝など大きな関節に症状が出現することもあります。加えて、症状が左右対称に表れるのも特徴の1つです。ただし、これらはあくまでも典型的な例であり、実際は患者さんによって異なります。
※この記事はメディカルドックにて【リウマチの初期症状・前兆を医師が解説 関節・手足の違和感はすぐ受診を 早期発見が治療に効果的】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。