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最悪の場合は手術… 「変形性股関節症」にならないためのストレッチ・生活改善を医師に聞く!

 公開日:2024/12/13

進行すると、最終的に手術が必要になってしまう「変形性股関節症」長く健康に歩けるように予防しておきたいものです。そこで今回は「とだ小林医院」の小林慎一郎先生に、すぐに実践できるストレッチや生活習慣などを伺いました。

小林 慎一郎

監修医師
小林 慎一郎(とだ小林医院)

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昭和大学医学部卒業。その後、慶應義塾大学医学部整形外科学教室入局。複数の病院勤務を経て、「とだ小林医院」の副院長に就任。数多くの手術経験を活かして、より良い医療を提供できるよう心がける。日本整形外科学会専門医。

編集部編集部

変形性股関節症が進行すると、手術をするしかないのですね。

小林慎一郎先生小林先生

そうですね。変形性股関節症の手術は、自分の骨を削って人工の関節に置き換える「人工股関節置換術」という手術が主流です。一般的かつ広くおこなわれている術式で、関節の痛い部分を取り除くので、痛みの改善が期待できます。進行する前であれば、「骨切り術」という術式を選択することで、自分の関節を温存することも可能です。

編集部編集部

変形性股関節症の進行予防などのためにできるセルフケアなどはありますか?

小林慎一郎先生小林先生

私が最初に指導するのは「体重管理」です。肥満気味の人は、普通に生活しているだけで、股関節に負担がかかってしまうので、無理のない範囲で減量を心がけてみましょう。その際、特別なことをする必要はありません。天気の良い日にウォーキングしてみる」「ラジオ体操やストレッチなどを継続する」などを実践していただくだけでも、バランスの取れた筋肉もつきますし、骨粗しょう症の予防にもなります。

編集部編集部

生活面で気をつける点もあれば教えてください。

小林慎一郎先生小林先生

重いものを持つのも股関節の負担になります。買い物などで食材や生活用品をたくさん運ばなければならないことがある場合は、宅配サービスなどを利用するいったように生活習慣を見直してみてください。

編集部編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

小林慎一郎先生小林先生

手術というと怖いイメージがあるかもしれませんが、しっかりと実績のある安全性の高い術式ですので安心してください。人工の関節を入れるのに抵抗があって骨切り術を希望される人は、早めの対応が必要となりますので、早期受診をおすすめします。

※この記事はメディカルドックにて【「変形性股関節症」の初期症状を医師が解説 股関節にどんな痛み・症状が起きる?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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