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医師が警鐘「梅毒が若い女性で流行中」 知っておきたい検査・診断基準・注意点

 公開日:2024/06/26
20代女性は 特に注意!

昨今、感染者数が急増している「梅毒」は、若い女性を中心に感染拡大しています。梅毒の検査方法や診断基準などについて「シュシュレディースクリニック 戸田公園」の前出先生に解説していただきました。

※この記事はMedical DOCにて【「梅毒」はコンドームをつけてもうつるって本当? 医師が治療法や感染・放置するリスクも解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

前出 喜信

監修医師
前出 喜信(シュシュレディースクリニック 戸田公園)

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日本産科婦人科学会認定専門医、日本性感染症学会認定医、日本周産期・新生児医学会周産期専門医。1997年、島根医科大学医学部(現・島根大学医学部)卒業後、島根大学医学部附属病院 産科婦人科 助教や鹿児島市立病院 総合周産期母子医療センター科長、熊本福田病院地域周産期医療センター 新生児科部長などを経て現職(シュシュレディースクリニック 戸田公園 院長)。「怖くない、痛くない、面倒くさくない」をモットーに、相談して良かったと安心していただけるような診療を日々心がけている。

編集部編集部

それは怖いですね。

前出 喜信先生前出先生

そうですね。特に、妊娠中の梅毒感染は非常に危険です。妊婦さんが梅毒に感染すると胎盤を通って胎児にも感染し、死産や早産になったり、「先天梅毒」といって生まれた赤ちゃんの骨や神経、臓器などに異常をきたしたりすることがあります。

編集部編集部

若くても注意が必要なのですね。

前出 喜信先生前出先生

むしろ若い方にこそ、この病気を知っていただき、十分に注意していただきたいと思います。特に女性は、20代の感染者が突出して多いのです。男性は20〜50代の感染者が多く、決して「若いから大丈夫」ということはありません。

編集部編集部

梅毒の検査は、どのように行われるのですか?

前出 喜信先生前出先生

医療機関で、専門医による診察と血液検査を行います。血液検査で、梅毒の抗体が確認されれば、梅毒と診断されます。一部の保健所でも、検査してくれるところがあるようです。

編集部編集部

検査について、注意点などありますか?

前出 喜信先生前出先生

血液検査の結果から感染の有無を正確に判断できるよう、感染したかもしれない時期や、感染対策の有無(コンドームの使用有無など)について、説明できるように準備しておくと良いでしょう。また、パートナーにも感染の可能性がありますので、検査、そして必要に応じて治療を受けてもらうことが重要です。特定のパートナーがいる方は、当院のように、ご自身とパートナーの同時治療が可能な医療機関で相談するのをお勧めします。

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