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スポーツ選手の「むし歯」が増えている?「競技とお口トラブル」の関係を歯科医師が解説

 公開日:2025/11/14
スポーツ歯科とは? アスリートに多いお口トラブルとスポーツ歯科の役割

アスリートにとって体のメンテナンスと同じぐらい大切なのが、歯の健康管理です。競技中の転倒・接触によるケガ、スポーツドリンクや補食によるむし歯リスクの上昇など、スポーツ選手は一般の患者さんとは異なる悩みを抱えています。そこで着目したいのが、「スポーツ歯科」という診療科。今回はスポーツ歯科とはどのような診療科なのかや、アスリートに多いお口のトラブルについて、おおしか歯科医院の大鹿先生に解説してもらいました。

大鹿 明完

監修歯科医師
大鹿 明完(おおしか歯科医院)

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日本大学松戸歯学部卒業。同大学付属病院での臨床研修医課程修了後、総合歯科での勤務を経て、おおしか歯科医院院長に就任。「自分たちが受診したいと思う歯科医院」をモットーに、患者さんへの細やかな配慮と通院しやすい環境づくりを重視している。歯科医師・スタッフともに継続的な研修に励み、最新の治療技術の習得に努めている。信州スポーツデンティスト、日本スポーツ協会公認スポーツデンティスト

編集部編集部

スポーツ歯科とは、どのような診療科なのでしょうか?

大鹿 明完先生大鹿先生

スポーツ歯科は、アスリートの口腔や歯の健康を専門的にサポートする診療科です。むし歯や歯周病の予防・治療はもちろん、競技中のケガの防止やパフォーマンス向上を目的としたマウスガードの作製を行っています。近年は、お口の健康が競技に与える影響についての研究も進んでおり、その成果を治療やサポートに取り入れているのが特徴です。選手一人ひとりの競技特性に合わせた取り組みによって、ベストコンディションで競技に臨めるようサポートしています。

編集部編集部

主に、どのスポーツをしている方が受診されるのでしょうか?

大鹿 明完先生大鹿先生

スポーツ歯科は競技スポーツから生涯スポーツまで、幅広いジャンルのスポーツ選手を対象としています。なかでも、ボクシングやラグビー、格闘技などのコンタクトスポーツでは、お口周りのケガの発生率が高いため、受診される方が多くいらっしゃいます。ケガの予防策を立てることや、万が一のケガの際に速やかに治療を行うことも、スポーツ歯科の重要な役割です。

編集部編集部

スポーツ選手にとくに多い歯科疾患やトラブルに、どのようなものがありますか?

大鹿 明完先生大鹿先生

強く噛みしめることによる歯の摩耗(すり減り)や衝突・転倒によるケガにくわえ、近年はとくに若い選手の間でむし歯が増加しています。実際に、オリンピック委員会が行った追跡調査においても、20~30代の現役選手は過去のオリンピック選手に比べて、むし歯が圧倒的に多いことがわかっています。

編集部編集部

なぜ、若い選手のむし歯が増えているのでしょうか?

大鹿 明完先生大鹿先生

主な理由は、スポーツドリンクによる水分補給と、エネルギー補給のための頻繁な補食(間食)です。競技中はエネルギーが減らないように、選手は合間に補食を頻繁に食べるのですが、これがむし歯リスクを高める要因となっています。この問題は近年、スポーツ歯科でとくに注目されている課題の1つです。

※この記事はMedical DOCにて<スポーツ歯科の存在をご存じですか? お口の健康がパフォーマンスに与える影響を解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修歯科医師

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